ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

花冷えの日に

2015-09-21 | 海外子育て
3年前の今日、温(21歳)が名古屋に旅立っていきました。
今日は花冷えがし、

庭のサクラもなかなか花が増えません。


3年前はこんなに葉も出ていたんですね。



「毎年この花を見るたび、今日のことを思い出すことでしょう」

と言っていましたが、本当にその通りになりました。


来年の今頃は社会人として新たな一歩を踏み出しているはず。

どんな展開になっているのか


どういう展開であってもこの花を見ながら

長い長い学業の終了に自分の時の感慨とダブらせながら
感無量になっていることでしょう。その時は
「ご苦労さまでした」
と心から労いたいと思います。



今回の里帰りで、会う人会う人
受験だの
留学だの
進学だの
就職だの
お互いの子どもたちの成長ぶりにただただ驚くばかり。


友人の受験生のお子さんに、
「第一志望校は?」
と聞いたら、
「京都大学です
という歯切れのいい爽やかな返事が返ってきたのが忘れられません。


すべての青年よ、大志をいだけ
夢は見るものではなく、叶えるもの。


叶える気もない夢を語ってその気になるのは自分への欺瞞。
他人はそんなものでは騙されはしない。
そして、自分もそんな「夢」が叶わないのは百も承知のはず。


だったら、つべこべ御託を並べる代わりに、
とっとと黙って何かに取りかかろう。
やるべきことは、いつでもごまんとあるはず。


どんなことでも、やったことはムダにはならないのだから、
部屋の大掃除でも
気になっていることを調べるのでも
本気で勉強を始めるのでも
必要な誰かと連絡を取るのでも
行きたかった場所に行ってみるのでも
気乗りのしない誘いを断るのでも
誰かと仲直りしてみるのでも
テレビやパソコンのスイッチを切るのでも
今も1年後も必要ないものを処分するのでも
10年後のなりたい自分を思い描いてみるのでも
なんでもやってみたらいい


「10年後のなりたい自分」なんて、10年後にならないと答えが出ない。
だから結果をあせらず、やったことの損得を考えず、もっと大局的に
方向性を見出そう
10年かけて辿りつく大事な大事なゴールを見つけよう。


ちなみに私の場合、20歳のときは
卒業後の台湾留学を目指して、一生懸命中国語を学んでいたのに
「30歳になったら、どこかの国で英語で仕事をしていたい」
と心に描いていました。


台湾に猛烈に心惹かれて中国語を学んでいたものの、
将来の仕事を中国関連に限定したくないと思っていました。


30歳の私はシンガポールで投資銀行におり、基本は英語、
クライアントによっては中国語や日本語で仕事をしていました。


「40歳になったら、家で書く仕事をしていたい」
と漠然と思っていたのは41歳でサラリーママを退職して
フリーランスになることで実現しました。


「50歳になったら、仕事は引退したい」
と思っていたのは、リーマンショックとその後のソブリン危機で
仕事が減るのに任せ、新規の仕事を断ることでほぼ実現
今は仕事というよりも自分のためのライフワークに限って稼働中。


どんなことでもムダにはならないと信じて、
なりたい自分、進みたい方向を心を研ぎ澄ませて見いだし
あとはそれに向かってコツコツやっていくだけ。


方向性が間違っていない限り、いつかは階段を上り切るように
そこにたどり着くことでしょう。


受験も
留学も
進学も
就職も
自分のために(←これ重要
がんばって


今思うのは、
「60歳になったら、善きキウイとして人や動物のために役立っていたい」
ということ。
その答えは7年後のお楽しみ


「どうぶつのためって、なんだニャン

「今はママもわかんないのよー


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