ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

速い強いうまい五月蝿い

2013-08-06 | ラグビー・ヨガ・スポーツ
先日、夫がレフリーをするラグビーの試合を見に行きました。

今シーズン2回めの観戦、本人は週1以上のペースで吹いていて、
47歳、がんばってます


スクラムを上手に組ますのもレフリーの大事な仕事

少しでも有利に組みたい選手たちを上手くコントロールします。
これが上手くいかないと、両チーム、レフ、観客ともイライラし、
イエローカードが出たりして試合がぶち壊しになることも。
(スクラムが崩れると危険でもあります)


観戦したのは「体重85kg以下」というカテゴリーで、

平均体重が限りなく100kgに近い無差別カテゴリーに比べると、


みんなスリム




こういう人はいません

私のアイドル、オタラのビッケ
(彼の話はコチラで)


レフの間では

「85kg以下」はキツい
というのが定説。


ナゼ、キツいかというと、



速いっ

体重が軽いので速いし、全員が走ります


強いっ
 
体重の割には当たりも強く、


うまいっ

ルールを良く知っていて、ゲームプランもきちんとできている


「みんなしっかりした仕事がありそうで、よくラグビーを知ってる
というのが夫の感想で、さらに


五月蝿いっ

ばんばん文句を言って、レフにプレッシャーをかけてくるんだそう


ビッケたちなんて言いなりですから~

逆にレフにけしかけられて、トライしちゃう、
やればれきるコ
(この話はコチラで)


ラグビーは不思議にして複雑なルールのスポーツで

レフリーの解釈次第では反則になったりならなかったりする部分が
けっこうあります


スクラム周りやモール、ラックといった、



人が山積みになるようなシーンは

特に解釈が難しく、もめます。
こういうところでチームとレフの精神的駆け引きがあるわけです。


そのプレッシャーがめちゃくちゃキツいのが85kg以下。

ルールをよく勉強している
体力がある
気が強い白人が多い
のがその理由みたいです


夫は一言

「オレは負けねぇ



プレッシャーをかわし、冷静に判断し、試合の流れを止めないこと
キツい試合がレフを成長させる

試合は接戦だったにもかかわらず、もめ事もなくいい試合でした。



「あと、85kg以下は見に来ている人に親とガールフレンドが多い



なーるーほーどー



ビッケに彼女は来ないのか?

子どもたちから
「パパがんばれ~
だろうな


ビッケたちの試合に来ていた数少ない女性陣

濃ゆいです。


「あと、85kg以下は見に来ている人の身なりがいいんだ。」

なっとく
(※この人なんて黒の革靴でした)


連れてるイヌまで高そう



雑種ネコの出る幕なし

(※モデル:クロコロ)


NZラグビーは選手の大型化、ポリネシアン化が著しいので、

こういうプレーヤーにもがんばってほしいな~
(※体重85kg以下でもさらにうまい人は無差別でプレーしてます)


「日本のチームはこういうチームの試合を観るとためになると思うよ。」
というのも夫の持論。
身長193cm体重108kg(=ジュリアン・サベア:オールブラックのウィング)が
弾丸のように突っ込んでくる
というシチュエーションよりも、確かに参考になりそう
(※おまけにうまいしね~)



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