ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

修行中

2012-05-16 | 移住生活
朝からウォーキングへ。


「最近の雨で紅葉したサクラの葉が散ってしまう前に・・・・」

と写真を撮っていたら、お隣さんに声をかけられました。
シロちゃんとグレちゃんの飼い主ではなく、トラブル続きの方です。 


「お宅とうちの間のカーブの境界線にサクラの木を植えようと思うんだ。」
━━━(゜∀゜)━━━キター
この一言で、ガッカリな朝100%確定





NZの住宅地の歩道と車道の間にはカーブと呼ばれる緑地があり、これは市のものです。それが自分の家の目の前にあり、自分の庭同様に芝刈りをしても、私有地ではありません。


なので彼の発言は、
「市の公園に一緒にサクラを植えようぜ!」
と言っているのも同じ



普通のカーブ。街路樹があったりなかったりするのは市次第。

そのため、そこに市が植えた木を勝手に切ったりはできず、市も業者を派遣して木の剪定をしたり(コレなどそうです)、除草剤らしきものを撒いたり、忘れた頃に芝刈りもしています。


そこに勝手に木を植える?
しかも、なぜか両家の境界線に?
(お願いだから問題に巻き込まないで~



「カーブは市のものだから木は植えられないでしょ?」
「まぁ、そうだが、みんなやってる。」
「それは植えている人の問題でしょう。うちには関係のないことで。境界線ではなく、お宅の庭かカーブに植えたら?長いカーブがあるんだから。うちとの境界線は止めてほしいわ。規則に反することはしたくないので。」


確かにカーブに花を植えている家はごくたまにありますが、花ならいつでも撤去できるでしょうし、「他の家もやってるから」という理由で、なぜ規則違反なことに付き合わなくてはいけないのでしょう?


しかも両家が境を接するカーブは1.5m×4mほどしかなく、そのうち3m近くがうちに属しているので、芝刈りもしていまます。


ということはお隣さんの分の敷地はせいぜい、
1.5m×1.5m
そこに大きくなれば軽く6、7m四方に広がるサクラを植えるって


近所の通りのと同じ種類を植えたいそうで、かなり枝が広がる種です。

クルマの大きさと比較しても枝ぶりがわかります。


さ・ら・に、
そのたった1.5m四方のお隣さんのカーブの下にはパイプが埋まっていて、

ほとんど何も植えられないという
つまり、うちの敷地の前に植えるも同然なのですよ。
(おいおい



その狭い敷地の両側は両家のドライブウェイで、お互い毎日クルマを出し入れして通過する場所ときています。


「絶対植えるからな。」
私のNOに逆ギレしたのか、すごんできました。なんでぇ~
「カウンシル(市)に連絡するわ。」
なんたって市の土地ですから、まずは市に言うしかないでしょう。


会話はそれで終わり、歩き始めると、一瞬間があって、突然、静かな住宅街の朝の歩道で怒鳴り出すお隣さん

「市と問題を起こすのはお前だぁ!」
「○×□%&*@#$+*αΓ▽!!!!!」
(あとは不明)




移住して8年、たいがいのことはなんとか乗り越え、ここまで来ましたが、この隣人だけは本当に次から次へと、目が点になるようないろいろな問題を持ち込んできてくれて、塀を建てたり、市からOKをもらった下水をさらに直したり、かなりお金も使ってきました。
(ブログに書いてないことも、たくさ~~んありますが、真面目に取り合うのが虚しくなるようなことばかり
「これは天の思し召しなんだろうか?」
と、つい買いかぶってしまうほどです。まるで修行の身


今までの人生で、大声で怒鳴られたのもこのお隣さんが初めてです。
今日は2回目。親にも上司にも怒鳴られたことなんかないのに
一方的な怒声に、まるで自分が野良犬にでもなったようで、
「イッタイ、コノ人ハナニヲ根拠ニ怒鳴レルンダロウ?」
と、つい分析癖が出てきてしまいます。


自分が絶対に正しい
という激しい思い込み(それが市の条例に違反することであっても。今回の件もですが先の問題の下水の件もそうです)がそうさせるんでしょうね。



修行中ですから有言実行です。
ウォーキングの後、さっそく市に手紙を書きました。

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