ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

よくも坊主とわかる坊主

2008-01-18 | 海外子育て
この年末年始、来客続きだった西蘭家。
海外から遠路はるばるやってきてくれた友人もいたわけですが、彼らが家に入るやいなや、善(10歳)が一言。

善:「よくも来たね!」
ゲスト&親:  ̄▽ ̄;& ̄▽ ̄; ̄▽ ̄;

善は10歳には見えないチビなので、この手の「失言」は、言い間違いかジョークか、いずれにせよ聞き流されて終わるのですが、彼の顔はニコニコ顔。言い間違いでもジョークでもないんです。本人は遠方からの客人を心から労っているつもり。でも、口から出るのは、
「よくも来たね!」 

「よく来たね!」
と、言うところを(これ自体、タメ口という問題はあるもののTT)、
「こんな遠くまで来てくれてウレしい♪」
というのをもっと強調したくて、付いたのが、
@@;

そうなんです、このたった一語で日本語ってガラリとニュアンスが変っちゃうんですよね~┐(  ̄ー ̄)┌

あえて言えば、
「よくぞ」
なんでしょうが、10歳の日本語のアヤしい少年が、
「よくぞ来たね!」
なんて言ったら、もっとアヤしいし~´。`A

持ち寄りパーティーでおいしそうな差し入れを見ては、
「よくも作ったね!」
初めて訪ねて来る人が、電車に乗って来たと知って、
「よくもわかったね!」

万事この調子。
注意はしたんですが、「も=強調」の刷り込みが激しいのと、聞いててかなり笑えるので、親もしばし放置プレイ。なのでリアル善に会うことがある方々、お気をつけ下さい。ヤラれますよ!

(「よくも坊主」近影→

例のピンクビンに廃材を入れる仕事でサリーから“雇われ”、自分からヘルメット(自転車用でベルトまでしっかり止めてます!)まで被ってがんばる、カタチから入るヤツ。誰に似たんでしょう ̄へ ̄;?

水を飲みながら休憩する姿は、かなり「おっさん」?大人になったらこれがワンカップ大関?)

一方の温(13歳)。
すっかり声変わりして、はっきりしゃべってくれないと、何を言っているのかわからないほど低音。自分の耳が遠くなったのかと焦りそうですが、善の声は2軒先でも聞こえるので私の耳はOKよん♪

「○○だと△△になって◎◎が迷惑するでしょう?だから自分で□□して△△にしないで、◎◎に迷惑かけないようにしてね。」
うんぬんくんぬん状況を細かに説明し、何がいけなくてそれによって誰がどうなって、という因果関係を説きながら長々と注意すると、

温:「うん、わかる。」
親:  ̄▽ ̄;& ̄▽ ̄;

「わかった」でも「わかってた」でもなく、現在形と思われがちながら、実は近未来を指す、五段活用のど真ん中、
「わかる」@@;

これから、わかると*▽*?
今はわからないと*▽*?


どーも、英語の“I know”を日本語にしてるようなんですが、それだって時としては、
「ふ~ん。」
という相づちだったりするわけで、彼の理解度はナゾー。ー;

「わかる」と言った後、2度としない時もあれば、
「どこがわかったのよぉぉぉぉ!」
とねじ込みたくなるくらい、何度もすることも。真意がわからない、
「うん、わかる。」

というわけで、我が家の「よくも坊主」と「わかる坊主」。
夏休み中は同じことが何度も起きそうです><;
2人とも、よくも、わかんないわねぇ~`へ´#!

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