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ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

タウポ5回目行:アラティアティア水力発電所

2023年02月12日 | 北島:タウポ

2022年2月の還暦最初の旅行


2日目は友人の別荘訪問後、
彼女に勧められたココ



水門の向こうにはアラティア
ティア湖があり、小さなダム
になっているんだそうです。


ここで「観光目的に特定の時
間放流している」と友人が教
えてくれ、ググってみたら2時
の回に間に合うことがわかり
遊歩道を下りて専用見晴台へ



着いて早々に始まりました

開始前にサイレンが鳴ります。


水門の下が少し開いている



一気にガっと開く訳ではない



なので水量は「こんなもの?」



すぐに水位が上がってきて、



岩だらけだった谷がみるみる
ソーダ色の急流に早変わり



この頃には相当水門が開き



水量がぐっと増しています。



上流のフカ滝と同じ、独特の
アイスブルースノーホワイト

流れ落ちる過程で空気を取り
込み、それが独特な色と泡の
ような形状を生むのだそう。


納涼というべき清涼な眺め

これはいい場所を知りました。


川下は緩やかになり、水中の
空気が抜けるのか、濃い色に



放流が止めば水の色も変わり
アイスブルースノーホワイト
ではなくなるのが一目瞭然



上から
放流していないとき
観光放流

(10時、12時、2時。
夏場のみ4時も)
計画放流
(随時)



ここはワイカト川流域で発電
を行う政府系電力会社マーキ
ュリーの9ヵ所の水力発電所
の1つ。水源のNZ最大の湖タ
ウポ湖からわずか13kmとい
う近さで最初の発電所であり
ながら、建設は1959年と9ヵ
所のうち7番目の新しいもの

アラティアティア水力発電所
(最大出力78メガワット)


これがアラティアティア湖全
容。タウポ湖から流れ出るワ
イカト川の一部をなす小さな
湖。すぐいっぱいになるため



年間1,200回も放流して
量を調節しているのだとか。

(※観光放流にも重要な役割が)


一方で水力発電に必要な水は
トンネルを通じて1万8,000ト
ンの専用タンクに送られてタ
ービンへ。1メガワット(=100
万ワット)の発電には毎秒3.7
トンの水が必要だそうですが
放流で捨てているぐらいだか
ら水量は十分。ダダ漏れ分は
下流の8ヵ所での発電に活用


マーキュリーは水力、地熱、
風力と100%再生可能なクリ
ーンエネルギー発電を行って
います。政府出資率は51%



それ自体は素晴らしいのです
が、ここまでタウポ湖、元を
たどればトンガリロ山系の雪
解け水に頼っていると、万が
一トンガリロのどこかで大き
な火山爆発が起きたらどうな
るのかと考えても仕方ないこ
とをつい考えたくなります


それでも何かあれば制御不能
に陥り、生態系に壊滅的破壊
をもたらす原子力発電とは比
較にならないほどまし。壊れ
たら造り直せばいい。自然の
恵みとともに生きていこう



タウポ5回目行:別荘訪問

2023年02月11日 | 北島:タウポ

2022年2月の還暦最初の旅行


2日目の朝ごはんはコロナの
関係でビュッフェではなく
お弁当スタイルの部屋食で。

1年前はまだこんなでした


ベランダで食事をしていると
スズメの父子がやって来た

育メンだねぇ



「誕生日でタウポに行くの
と数日前の女子会で話してい
たら最高齢の御年84歳(多分)
の友人に「いつ行くの?」聞
かれ別荘に招待されました。


タウポ湖に面した一等地🏡



約50年前に土地を購入して、



一から設計して建てた理想の
バッチ(ビーチハウスの略語。
簡素なホリデーハウスのこと
でしたが、今は豪華別荘多数)



当時ならではの良質の木材が
ホリデー気分を盛り上げる



彼女夫婦がスゴかったのは2
軒同時に建てて1軒を売却し
費用を捻出した財テク手腕



「今は静かでも午後になると
波が立つのよ。毎日そうよ」


と彼女は言い、ここで過ごし
た時間の長さが偲ばれます。


30年前にご主人を亡くし、2
人で取り組んだ慈善活動を、
1人になっても熱心に続け、
数年前には日本の勲章に相当
するものをもらったのですが
本人は非常に謙虚な人です。


訪ねた当日も朝7:30からズ
ーム会議。私たちを招いた後
は3時間以上かけてオークラ
ンドまで運転して帰り、夜は
会食というハードスケジュー
ルを今でもこなしています。


その忙しさと責任感、そして
ここでの安らぎが彼女を支え
ているのかなと思いました。



彼女に勧められて来たのが、

スリーマイルベイ


静かで穏やかな入り江です。



湖の向こうにはタウポの街



街中を外れれば静かな場所が
たくさんあり、地元民や別荘
がある人のお愉しみなのか。



友人も別荘を持つ前に家族で
何度も何度も来ていたそう。



ここもまた彼女に勧められた
場所です。間に合ったかも




タウポ5回目行:タウポのソウルフード

2023年02月10日 | 北島:タウポ

2022年2月の還暦最初の旅


1ヵ月ぶりに舞い戻ったタウポ
私たちにとりタウポのソウル
フードと化しているビストロ


今回は初めて6コースのデギュ
スタシオンにしてみました



夫はタウポの地ビール🍻レイ
クマン
。湖が有名な地だけど
まんまのネーミングがウケる



アミューズブーシュ



自家製パンとオリーブオイル
.


ベイクしたパリパリの野菜と
柔らかい生野菜の絶妙な食感



まだ冷製が口当たりのいい頃




グリーンが効いていたコース



ソルベもグリーン



メインは夫がビーフ



赤身がダメで替えてもらった
私の方がお得感あるこの野菜




デザート



バースデープレートも

いい誕生日ディナーでした。
もう61歳になりましたが(笑)



タウポ5回目行:還暦最初の旅

2023年02月09日 | 北島:タウポ

万年遅れのこのブログもとう
とう1年遅れまで追いついて
きました。今回は2022年2月


7日の誕生日で還暦を迎えて
いました。60年も生きたのか
と思うと感無量であり、人生
が一巡したのを感じました。

(※赤いTシャツでお祝い)


友人からプレゼントされた



巣鴨マルジの赤パンツ🙏🙏

元気はつらつ若ガエルそう🐸


次男のガールフレンドからは

手作りキャロットケーキ🥕


思い出深い60歳の始まりとな
り一昨日にはちょうど61歳に
60代はどうなっていくのか


=============


今や信じがたいですが、1年
前はまだまだコロナで慎重に
行動し閉塞感も強かった頃。


海外から戻ったら隔離もあり
国内の近場で束の間の非日常
を超時短で実現していた頃。


誕生日旅行で向かったのは
1月に行ったばかりのタウポ


近くて、行きやすく(つまり
何かあったら帰りやすく)、
テスラの充電に困らない場所
ということでタウポが急浮上

(※定宿の無料充電設備)


目的が息抜きなので、夫婦と
も同じ場所でも一向に構わず
気に入ったら何度も訪ねたい
方でもあり、再訪上等です


南ならいつもここから始まる

ハミルトン


ビクトリア通りの神カフェ
スコッツ・エピキュリアン



省略してもいいぐらい同じ(笑)



でも省略できないほど好き



前回の経験からタウポまでな
ら途中の充電は不要なので、

5回目のワイラケイリゾート


前回、ヒルトンホテルのチラ
下見にも行ってみたのですが
街中でなくても緑豊かなここ
が断然いいということになり



今回もプールビューの同じブ
ロックの同じ2階の滞在に。



還暦最初の旅の始まりです



夢見:高校受験

2023年02月08日 | 浅き夢見し

起きてから覚えている夢は長
いストーリーのほんの一部分


夢日記をつける中で、夢の中
で衝撃を受けたり、感動した
りして印象に残った部分こそ
その夢の核心なのではないか
と感じ始め、全体を追うこと
には執着しなくなりました。


今回もほんの一瞬ながら、起
きてから考えさせられた夢


=============


「高校の滑り止めはどこだっ
ったかな?横浜女子だったか
そんな名前の高校だったわ」


「私」は横浜出身の誰かと話
しています。夢の中でさえ受
験した高校の名前が思い出せ
ず、やや動揺していました。


「どうせ行く気もなかったし
私立の女子高🏫のどこか」
と内心思いつつも、校名を思
い出せず学校の印象がまるで
ないのがやはり解せません。


=============


目覚めた瞬間も「横浜なんだ
っけ?」と、ぼんやり校名を
思い浮かべていたようです。


しかし、すぐに気がついた、
「公立単願だったから滑り止
めは受けていなかったんだ」

という事実は、さらに私を動
揺させました。校名を思い出
せないのも、むべなるかな。


しかし、夢の中の「私」は限
りなく私自身でありながら併
願したことを微塵も疑ってい
ません。些細な事ですが自分
が過去を「書き換えようとし
ていた」ことは驚きでした。


このことに意味があるのかな
いのかは今の時点では判りま
せん。ただ、こうして書き残
しておくことで、後から気づ
を得るかもしれません。


夢日記をつけ、夢を探求して
いくと過去に戻れたり、過去
世にまで遡れたりするように
なるらしく、これは夢日記を
つけ始めた理由の1つです。


61歳の誕生日に見た、高校受
験というリアルな過去にまつ
わる記念碑的な夢になるの
か、ただの泡沫の夢なのか。



夢での見守り

2023年02月07日 | 夢の周辺

昨日の夢日記の解釈です。
やげ屋の店主
は実在します。


みやげ店ではありませんが
若き企業経営者で、昨年見た
膝枕に登場した人と同一人
物です。後日、彼の奥さんの
社員寮も見ており、私はど
うやら自分が思う以上に、ご
夫婦を案じているようです。


リアルの知り合いとはいえ、
立て続けに3回も夢を見てい
たというのは、夢日記をつけ
ていたからこそ気づけた点。


記憶だけに頼っていたら思い
出せなかったことでしょう。


昨年11月の膝枕では不遇をか
こっていた彼も、今は別の道
で「なんとかやっている」の
をこの目で見た「私」もリ
アルな私もホッとしました。

(※何であっても商売繁盛)


実際の彼の事業の経営状態は
いざ知らず、こうして誰かが
誰かを夢の中でも思いやって
いるということに気づけた
のには、感動を覚えました。


覚えていない泡沫の夢の中に
は、さらに多くの知り合いが
登場し、私自身も誰かの夢に
出てきているのかもしれない
と思うと、奥深く感じます。


まるで守護霊、ガーディアン
エンジェル、ご先祖など(私は
同じものだと思っています)
目には見えない誰かが見守っ
てくれていると言われるよう
に、想いは夢の中にまで通じ
見守っているかのようです。


膝枕や社員寮の夢の中では、
「私」は彼らには見えない存
在でただその場に居合わせ状
況を把握しているだけです。


しかし、見えない存在ながら
状況にかかわる場合もあり、
それに気づいた最初の夢が、
東日本大震災の直後に見た赤
いリュックを背負ったアジア
系男性を助ける夢でした。見
えない存在でも彼を安全な場
所へと誘導していたのです。
(※この夢に関してはコチラで)


今回の夢では肉体を持った見
える存在として登場し、店主
と話し買い物もし、見守る以
上にしゃしゃり出ています


夢見ストとしての進化なのか
夢でもオバサン化してるのか



夢見:みやげ屋の店主

2023年02月06日 | 浅き夢見し

「私」は珍しく日本にいまし
た。どこかの地方の食堂とい
う風情の場所にいて、4人掛
けの木のテーブルの1つに1
人で座り食事をしています。


周囲のテーブルにも三々五々
人がいて、食堂らしくみな気
兼ねなく食事をしています。


1人だけだったのは「私」だ
けで、こぢんまりとした場所
でお互いの距離は近く、NZ
のノリで周りの人たちに声を
かけ、会話が始まりました。


みな食事に満足そうでしたが
『今日のお勧め』がいつもす
ぐなくなってしまうというの
が共通の不満のようでした。


「頼もうと思っても、もう終
わりましたって言われたり」
と地元の年配者が言えば、


「そうそう。私たちもそれが
楽しみで来てるのに、売切れ
ていることが多いのが残念」
と観光客の女性も言います。


「私」も頼もうとしたお勧め
のいくつかは売切れでした。


=============


場面は変わって、「私」は所
狭しと商品が陳列された、典
型的なみやげ屋にいました。


通路には支払いをしようとす
る客の列ができ、その先には
風呂屋の番台よろしく店内が
見渡せる一段高い場所に男性
が座りレジを打っています。


「私」の番になって彼は初め
て「私」に気づき、驚き照れ
つつも歓迎してくれました。


=============


「なんとかやってますよ。」
混み合う店内を「私」に案内
しながら男性は言いました。


店ははやり、彼の本業とは関
係ない仕事でしたが、本人も
まんざらではなさそうな反面
いずれは本業に戻りたいとい
う、強い意思も感じました。


店は大きな川の淵に立ち店内
に涼しい風が吹いています。


「これは茨木物産展のものな
んですよ」と男性が指差した
ものは、全開の窓の下の棚に
いくつも並べられた竹籠の中
に入ったお洒落雑貨でした。


「茨木?」
と聞き返すと、苦笑いしつつ
「なんでも売らないとね~」
と男性の横顔が呟きました。


茨木はその場所とも男性の出
身とも無関係の場所でしたが
買い物客はお洒落な雑貨を盛
んに見ており、「私」も1本1
本が違う端切れでできた素朴
な木綿のバナナの房を気に
入って買うことにしました。

(※リアルでも大のバナナ好き)


さっきの食堂はみやげ屋に併
設されていた店のようです。


人気の『今日のお勧め』をも
っと増やしては?と男性に告
げかったものの、本人がずっ
と話し続けていたので口を挟
めずにいました。それでも、
男性がみやげ屋の店主として
しっかりやっているのを見届
けられホッとしていました。



トンガリロ11回目+タウポ4回目行備忘録:2022年1月

2023年02月05日 | 国内:北島備忘録

2022年最初の旅行は夏休み
を兼ねて1月のトンガリロと
タウポに行ってきました


備忘録を書いている1年後の
今日、宿泊した築100年近い
クラシックホテル🏰が廃業

(※ルアぺフ山ろくのシャトー)


シャトートンガリロが100年の歴史に幕

残念ですが一帯の火山リスク
を改めて実感する決定です。


では3泊4日6本の備忘録です。


=============


充電スタンド探し

テスラでの2回目の遠乗り


世界遺産で夕食を

懐かしの場所で懐かしの食事


山中のサファイア、ロトアイラ湖

静かさの中、輝くような碧


ルアぺフでスカイワカ

ロープウェイでルアぺフ山へ
このスキー場も無期休業決定


錆びる岩

火山地帯🌋ならではの不思議


ほとんど食べログ

何度も訪ねて探し当てた名店


まだまだシャトーロス中です




トンガリロ11回目+タウポ4回目行:ほとんど食べログ

2023年02月04日 | 北島:タウポ

2022年1月のトンガリロ3日目


奇しくも1年後の今日廃業した
シャトートンガリロ・ホテル
を出てタウポに向かいました。

もう2度と行かれないとは(涙)


途中のツランギで前回知って
気に入ったクリールタックル
ハウス&カフェ
という釣り具
屋の奥に併設されたカフェへ



なので釣り竿のインテリア🎣



ツランギは鱒釣りのメッカで

清流が流れる緑濃い所です。


外の眺めのせいか狭さを感じ
ない不思議な空間でコーヒー



そして私はトースティー🥪



夫はパイで朝ごはん

手作りの素朴な美味しさ


隣は釣客向けの宿泊施設で、
丹精されたガーデンが素敵。



タウポの定宿ワイラケイリゾ
ートに到着。1年前の前回
様にトンガリロとの2ヵ所泊



今回で4回目の宿泊。ここに
はテスラの無料専用充電設備
が2ヵ所あって大助かり~



プールサイドでハッピーアワー



その後はクルマで街に出て

タウポのソウルフードになり
つつある3日目のビストロ


アミューズブーシュ



夏らしくトマトスープ



イカ男🦑の夫はイカで



ここのポークベリーは絶品



私は『今日のお魚』ここのは
ホークスベイから届きます。



ドンときたクレームブリュレ

器の深さがスゴい。夫はっぴぃ


私はチョコレートムースで

年々チョコ好きになってる


ホテルの温泉に入る以外は
特になにもしなかったらしく
写真は4日目最終日の朝食

フルビュッフェに戻っていて


炭水化物抜きの朝食が可能に

個人的にこれは大いに助かる


ナゼなら昼にハミルトンの神
カフェ、スコッツでランチ

炭水化物が控えていたので(笑)


パン好き夫はやっぱりバンズ



1週間に2回登場。新しいスタ
ッフに聞かれることもある、
「ハミルトンに住んでるの?」




前々回2021年8月にあった、
マオリワヒネの絵がまたあり

常設になったのかしらん


トンガリロ11回目+タウポ4
回目行旅行記、終了です



シャトートンガリロが100年の歴史に幕

2023年02月03日 | 北島:トンガリロ

今回のトンガリロ11回目旅行
を始めるや飛び込んで来た


シャトートンガリロ廃業か

という驚きのニュース。1月
31日にはとうとう廃業決定


1929年に完成したNZを代表
するホテルのひとつ。ただシ
ャトーと呼ばれて親しまれて
きた城は100年近い歴史に幕
を下ろすことになりました。

(※2月5日以降開かずのドアに)


シャトーは1929年のバブル
の絶頂期に完成し、その後の
世界恐慌で政府の管理下に置
かれ、宿泊施設から一時的に
療養施設になったりしつつ、



1990年にマレーシア系資本
のホテル管理会社ベイビュー
が政府から30年間のリース
契約を得て、高級ホテル経営
に乗り出し、再び民間の手に

(※完成当時の雰囲気の内装)


NZ旗を挟んで左がマレーシア
旗。右がベイビューが主に事
業展開するシンガポールの旗



リース契約が切れたのはまさ
にコロナのただ中の2020年。



厳しい経営環境の中、ホテル
と政府は交渉を続けていたそ
うですが、事態は急に暗転

(※外国人観光客がいない中、
期間限定でときどき出ていた
99ドル(1泊8500円) セール)


2022年暮れにファカパパな
どルアぺフ山ろくの2ヵ所の
スキー場の経営母体が4,500
万ドルの負債を抱え自主精算

(※ファカパパスキー場)


経営悪化の理由はコロナと昨
シーズンの深刻な雪不足とか



夏よりも冬のスキーシーズン
の方が混み合う場所なので、
裏手のスキー場の廃業はシャ
トーにとっても痛手でした。

(※ホテルの後ろにそびえる
ルアぺフ山。スキー場から最
寄りのホテルでもあります)


コロナ前の2018年は雪に恵
まれ学校の冬休みの間に2週
間で10万人
が訪れるという
記録を打ち立てていたのに

(※夏は閑散としている場所)


30年間の契約更新を目指し
ていたホテルにとってさらに
致命的となったのが、建物の
耐震性でした。1世紀近い間
の地盤の移動などで営業を続
けるには抜本的な対策が必要
であることが調査結果で判明
し、ホテルが契約更新を断念

(※白黒になった現在のHP)


新たに大枚を払う用意のある
企業が現れない限り、ホテル
としてのシャトーの役割はこ
こで終わる可能性が高そう。

今後は再び政府の管理下に


ナウルホエウィンドーの大窓



富士山のようなナウルホエ山

火山地帯ゆえの魅力と対価



私たちの宿泊は2012年以来



長男が巣立った直後の1回目



2回目はコロナ禍2020年11月

非常に明るく広い部屋でホテ
ルを見直す契機になった滞在
90部屋を64部屋にまで減ら
し高級化を進めていたそう。


3回目は1ヵ月後2020年12月



4回目の今回2022年1月



そしてこれが最後の滞在に

写真を撮っていた部屋番号


駐車場もかなりいっぱいで、
混み合うように見えたのに。



残念ながらこれで最後に。

『思い出をありがとう』
ホテルの廃業の案内


蘇る日が来ることを祈りつつ

ありがとう、シャトー🏰



トンガリロ11回目+タウポ4回目行:錆びる岩

2023年02月02日 | 北島:トンガリロ

2022年1月のトンガリロ2日目


ルアぺフ山ろくのファカパパ
スキー場
からホテルに戻り、



トレッキングシューズに履き
替えて周辺の短いコースへ。



いくつもコースがあり、さす
が世界遺産。手つかずの自然
を邪魔しない素朴な遊歩道。



トンガリロクロッシングに人
が流れるせいか誰もいない(笑)



「雨の後?水が濁り始めた

と思ったら茶色いのは岩で、


水ではありませんでした



ここはゴールデンラピッズと
いう早瀬。岩の色はなんと錆

錆びる岩


トンガリロ一帯はルアぺフ山
など火山活動が盛んなエリア


火山灰や火砕流には鉄分が含
まれており、それが酸素の少
ない沼地から川に流れ込む中
で酸素と接触し錆が生じ、粘
着力の強い粘土質と混ざって
岩や川底に付着することで、
黄金色の川となるそうです


黄金色でも『鉄はたんまりあ
るけど、黄金はない』そう
(👆案内板にそうありました)


さらに行くと、ルアぺフが



誰もいないのがもったいない
ほどよく整備された道です。

この辺も世界遺産基準なのか


地表に出て空気に晒されると
一段と錆が鮮やかになるよう



至るところで錆びた岩の河底



これでも濁流ではなく清流



この辺の岩は水から露出して
いる上、周辺の植物が酸素を
出すため錆びついています。



ここはシリカラピッズといい
アルミを含んだシリカが固ま
って川底が乳白色のガラスの
ようにツルツルになった場所

鉄の次はアルミだった


ここもまた水は清流です。



さんざん歩いて気づいたのが

標示時間が片道のみなこと


以前歩いたのは周遊コースだ
ったのでついうっかりしてい
ました。ホテルに戻るのに1
時間15分。この先は今回断念


というか、ホテルでのディナ
ーの予約に間に合わな~い💦


早歩きで戻りシャワーを浴び



ちょっと遅れつつ夕食開始



思ったほど混んでおらず、遅
れた私たちへのホテルの対応
も素晴らしくいいディナーに



この時は知りようがなくとも
残念ながらこれがシャトーで
の最後の晩餐になりました。



トンガリロ11回目+タウポ4回目行:ルアぺフでスカイワカ

2023年02月01日 | 北島:トンガリロ

快晴だった2022年1月の夏休
み旅行のトンガリロ2日目。


ステーションカフェから戻り
国道47号線を右に折れると、
遠くに見えてくる青い屋根。



世界遺産の大自然の中の数少
ない建造物。100年近い時を
経ているせいか突拍子もない
お城の出現が周囲に馴染む

宿泊するシャトートンガリロ


ホテルを通過してやって来た

ルアぺフ山ろくのファカパパ
スキー場として有名な場所🎿


夏でも運行しているゴンドラ
スカイワカ
(※ワカはマオリ語でカヌー)


ここには無料の充電スタンド
もあり、クルマを充電しつつ



さっそく乗ってみました



歩いて登れる道もあります。

そんなに難しそうではなく
登ってみたくなりました


ごつごつの山肌に点在するス
キーロッジと岩で尖がるルア
ぺフ山(標高2,797 m)の山頂



雪がないと不思議な光景



展望台兼レストランに到着

中も


外も



素晴らしい眺望です。



標高差は390ⅿ、1.8kmで
徒歩なら往復で2時間ぐらい



雪で真っ白になったら、さぞ
や幻想的な眺めでしょうが、



盛夏の残雪はこれぐらい。そ
れでも雪解け水が流れ続け、
北島の水力発電を支えます。



周囲が散策できるので歩いて
みましたが「火口湖に近づく
な」という警告も。ルアぺフ
は活火山で1940年以降頂上付
近で145回も噴火(多くが水蒸
気爆発)が起きているそう🌋



自然の美しさと恐ろしさを合
わせ持つ場所。でも人は惹き
つけられ必要としています。



天気のいい日でよかった



ナウルホエと奥のトンガリロ



降りて来たらスキーリフトが
ぽつんと置いてありました。

移住前の2001年にはスカイワ
カはなくこれに乗りました。


オークランド大学のスノース
ポーツクラブの合宿所🏂🎿

他にも自治体などいろいろな
団体の施設があってビックリ


ルアぺフがいつまでもこのま
まであることを祈るばかり
🙏