ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

アデレード行:19世紀の幻クラレンドン

2020年04月10日 | オーストラリア:アデレード

2018年5月の初アデレード
旅行記も4日目に入りました。


どうやって検索したのか今や
思い出す術もないのですが、
「このパン屋に行きたい
と私が言い出し、4日目は
村のパン屋からスタート


市内から南下して30分ほど。
何もない通りのパン屋



周囲にカフェの1軒もなく

店は雑貨屋が1軒のみ。


1840年ときたもんだ

NZだったらワイタンギ条約
締結の年で、事実上植民地化
が始まった180年前です


パン屋にはコーヒーもあり
外にテーブルもあって完璧。

こんな朝ごはんになりました。


せっかく来たので散策へ

教会か、消防署か、幼稚園か。
究極の選択肢(笑)💦


ウィキ先生によれば、一帯の
開発は1840年から始まり、
1846年にウィリアム・リー
という実業家が購入した土地
にワイナリーが作られたそう。


このリーさん、市内にも広大
な土地を購入し、あの裏路地
のリーストリート
に今も名を
残していたというプチ発見



撮影年不詳のワイナリーの写真

(※ウィキペディアより)


スゴいのは写真にある右の2軒が

そのまま残っています


これは1853年に建てられた
聖書キリスト教会

入植初期の小さくて簡単な
石造りの建物の典型だそう。
1900年に売却され市役所に。


今も村で一番大きい隣の建物

1868年に建設された
クラレンドン警察署兼裁判所


屋根にたくさん十字架があり
教会だったのかと思いました。



建物は使われていないようで

庭は非常に丹精されていました。


開拓当初からある雑貨屋は
まさに村の生き証人で、
立派な歴史的建造物指定。

今でも現役なのがスゴい


ここはレストランでしたが

営業しているのかどうか?


他にも古き良き時代を伝える

美しい建物や


美しい家がいくつもあり



どこも庭が素晴らしい



21世紀どころか20世紀にも
取り残され、19世紀を今に
伝える博物館のような村。

片付けられた公衆電話


パン屋には何台か業務車が
停まり他には何もないので
貴重な立ち寄り場所のよう。

この運転手はウインクして
乗り込んでいきました。


偶然見つけた店のおかげで
ひと時の19世紀散策でした。



今思い返すと幻のようです。