カーター米国防長官は2月29日、国防総省での記者会見で、イスラム過激派組織「イスラム国」に対し、サイバー攻撃を行っていることを初めて明らかにした。カーター氏は「『イスラム国』の指揮命令系統を分断、崩壊させるため、ネットワークに過剰な負荷をかけている。(広報活動などに)インターネットを悪用するのを阻止する狙いもある」と説明した。同席したダンフォード米統合参謀本部議長は「仮想空間でも『イスラム国』を孤立させる」と強調した。米軍はイラク軍に対する支援を強化し、「イスラム国」が拠点とするイラク北部モスルの奪回作戦の準備を進めており、サイバー攻撃もその一環とみられる。
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