南海難波駅に程近い大阪市浪速区のマンション建設現場で見つかった不発弾の撤去作業が9日朝、行われた。作業は無事終了したが、この間、同駅を含む現場の半径300メートル内が約2時間半にわたって立ち入り禁止となり、区域内の住民が避難。同駅を発着する電車が運転を見合わせ、大型商業施設も午前の営業を休止するなど、全国有数の繁華街は一時、機能停止に陥った。不発弾は重さ約1トン。太平洋戦争末期の空襲で米軍機が投下したものらしく、浪速区日本橋西の建設現場の地中約2メートルで3月、工事関係者が発見した。撤去作業は9日午前7時55分に開始。起爆装置となる信管を陸上自衛隊員が除去し、同9時36分に爆発の危険がなくなったことを確認、クレーンで搬出した。
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