元マラソン選手や力士、Jリーガーなど、各地の県議選や政令市議選では、様々な人材が当選を果たした。熊本県議選・熊本市第1区(定数12)では、1988年のソウル五輪1万メートルに出場した元マラソンランナーでタレントの松野明美さん(46)がトップで初当選した。青森県議選・北津軽郡区(定数1)では、大相撲の元関脇・追風海の斉藤直飛人さん(39)が、昨年9月の補選に続き、再選を決めた。さいたま市議選・緑区(定数5)では、元サッカー日本代表GKで、J1浦和レッズ選手だった都築龍太さん(36)が初当選した。
大阪市を5つの特別区に分割して大阪府と再編する「大阪都構想」が最大の争点となった大阪府議選(定数88)と大阪市議選(同86)は12日投開票され、都構想実現を目指す大阪維新の会(代表、橋下徹大阪市長)が府市両議会で第一党を維持した。目標としていた府議会での単独過半数には届かなかったものの、都構想の賛否を問う住民投票(5月17日)の対象となる大阪市内で存在感を発揮。最終決戦に向け、賛成、反対両派の攻防はさらに激しさを増しそうだ。