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池袋の永井格税理士事務所  ながい いたる の心の通うブログです             

 池袋で事務所を開いて25年。経営者の皆様と心の通ったおつきあい。

整理整頓!大の苦手!

2008年03月22日 13時56分04秒 | 仕事のこと
 整理整頓-子供の頃から大の苦手でした。
 本やノートはいつでもバラバラ。少し使ったノートがこかへ行ってしまうから、新しいノートをおろします。しばらくすると前のノートが出てきてまた書き直し。
 ノートがもったいない。そんなことの繰り返し。
 登校前にその日の教科書をそろえます。でも、どこにあるかわからない。さがしさがして、朝食なしの遅刻常習犯。 
 会社に入っても同じこと。独身寮の中はいつもめちゃくちゃ。寮に帰れば万年床がお出迎え。上司とまずい酒を飲み、いっそベンチで眠ろうか。



 あれから20年、今事務所の中を見渡すと何と良く整理されていることか。多少の自己満足を覚えます。人は環境によって変わるもの。でも、油断大敵、ちょっと気を許すとすぐに「ものぐさ太郎」が頭をもたげます。
 「ものぐさ太郎」から整理整頓について4つの提案です。

1.整理にかかる前に部屋全体を俯瞰(ふかん)すること。木よりまず森を見る。
2.捨てるものと残すものを峻別すること。捨てるときは勇気を持って!
3.優先順位をつける。使用頻度の高い物を手前に。
4.書類は立てる。ねかさないこと。

                どうでしょうか?

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ひさびさのブログ

2008年01月14日 14時32分42秒 | 仕事のこと
 最後にブログを書いたのはいつの日のことだったか・・・。
 はるか昔日のことのような気がします。
 仕事はまさに繁忙期に突入しようとしています。「忙中閑あり」と申します。
こんな時だからこそ、ブログを再開します。

 「忙」とは「心」を「亡」くすこと。仕事は常に追い求めるもの。仕事に追われていては良い結果は出せません。

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初めての転職

2007年11月05日 08時34分26秒 | 仕事のこと
 私事ですが、大手製粉会社を辞めて会計事務所に転職した日から今月で丁度20年になります。
 会社の外の電話ボックスから人材銀行に電話を入れたのが私の転職活動のはじまりでした。人材銀行といっても、社長一人で経営している会社です。きっと事務所もないのでしょう、確か茅場町の喫茶店のようなところで社長と会って新しい職場探しをたのんだ日のことを思い出します。

 当時と比べると、労働市場はだいぶ広くなったようです。求職者と募集者とをマッチングさせる会社や団体も多く、双方にとってマッチングの機会は相当増えているように思われます。

 でも、求職者と募集者の双方にとって転職が満足できる結果となる割合はさほど多くはないような気がします。
 転職率の増加や就業年数の短縮が、「マッチング業者」に躍らされた結果でなければ幸いです。
      
     「転職で天職を!」 そして「転職は慎重に!」 です。

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安倍さんて、いい人?悪い人?

2007年09月13日 13時23分08秒 | 仕事のこと
子  供: 安倍さん首相辞めたの?安倍さんていい人?悪い人?

お父さん: 安倍さんはいい人だよ。やさしいし、闘わないからね。

子  供: それなら何でみんな安倍さんのことを悪く言うの?

お父さん: 大事な仕事を放擲したからだよ。

子  供: ホウテキって?

お父さん: 放り出すことだよ。

子  供: 放り出すと何で悪いの?

お父さん: お前の学校の前の校長先生と同じだよ。勝手に辞めてみんなに
     迷惑をかけたからね。無責任だってみんな怒っているんだ。

子  供: でも辞めたら他の人が首相になるんでしょう?

お父さん: そうだよ。でも、もしお父さんが仕事でつらいことがあって
     社長を辞めたらどうなると思う。

子  供: どうなるの?

お父さん: 会社はつぶれて、後には借金だけが残るよ。
     この家も売らなければならないし、お母さんも働かなくては
     食べていけなくなる。

子  供: 安倍さんもそうなるの?

お父さん: 安倍さんはそうはならないよ。「ごめんなさい」って言えば
     いいんだ。

子  供: お父さんは「ごめんなさい」ではだめなの?

お父さん: だめだよ。お父さんは生活のすべてをかけて社長をしているからね。
     お父さんが辞めたら、お父さんもお母さんも、子供たちもみんな
     食べていけなくなる。
     「ごめんなさい」って言って病院に入っても、だれも助けてなんて
     くれないよ。来るのは債権者だけだよ。

子  供: 「サイケンシャ」って?

お父さん: 借金取りのことさ。

子  供: 結局、安倍さんはいい人;悪い人?

お父さん: いい人だよ。これはまちがいない。でも、経営者には向かない。
     だから国の経営もできなかった。
      いい人が全て経営者に向いているとは限らないんだ。これは大事な
     ことだよ。経営者に向かない人が経営をしている例は世の中に
     たくさんある。社員にとっても経営者自身にとっても、
     これはとても不幸なことだよ。

      安倍さんは、お坊さんになれば良いと思う。お父さんはきっと毎日
     会社の帰りに安倍さんのお説教を聞きにいくだろうね。
     

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台風は大気の安全弁?

2007年09月11日 14時17分16秒 | 仕事のこと
 毎年わが国に大きな爪痕を残して去ってゆく台風。
 被災地の方には申し訳ありませんが、子供の頃は、台風という非日常的な現象を胸躍る思いで心待ちにしていたものでした。 
 窓ガラスをたたく大粒の雨、父親が閉める雨戸の音、ろうそく、トランジスタラジオ・・・。 

 ************

 台風発生のメカニズムには諸説あって、必ずしも定説はありません。古くは台風は赤道前線上で発生すると言われていましたが、近年この説はあまり語られないようです。
 いずれにしても、台風は南洋の大気が含んでいる膨大な潜熱エネルギ-が、激しい対流不安定を引き起こすことによって発生することは間違いないようです。

 

 ところで、もしこの世に台風がなかったらどうでしょうか?原子爆弾の数万倍といわれる大気のエネルギ-は行き場を失い、とてつもなく膨張し、想像もつかない大災害をもたらすと言われています。
 台風が「大気の安全弁」と言われる所以です。

 安全弁が必要なのは大気ばかりではありません。原子力から家庭で使う圧力釜まで、そして私たち人間に対しても、安全弁は至る所で機能しています。

 苦しみや悲しみを心のせせらぎに流してしまう人がいるかと思えば、憎しみや怒りをを膨張させてついには刃傷沙汰をおこす人まで、人は実に様々です。

 家族への愛、奉仕、美しい風景・・・これらは私たちにとって、あるいは心の安全弁なのかも知れません。 
  
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人材は「人財」?それとも「消耗品」?

2007年08月06日 13時17分07秒 | 仕事のこと
  あまり好きな言葉ではありませんが、会社経営に不可欠の要素は、「人」「もの」「かね」だと言われます。ビジネス本などにはよくそんな風に書かれています。
 ところで、この3つの要素のうちで一番やっかいなのが「人」。「人」は経営者の対応の仕方ひとつで貴重な「財産」にもなれば役に立たない「消耗品」にもなります。財産になれば、高価な工作機械と同じように、会社の売上に大きく貢献することになるでしょう。友人の社会保険労務士によれば、これを「人財」と言うのだそうです。


 でも、経営者の対応が良くないと「人」は単なる「消耗品」に成り下がります。売上には貢献せず、収益を生まない無駄なコストになってしまいます。
 更に悪いことは、消耗品に成り下がった「人」は、逆に会社を「消耗品」と見るようになることです。こうなったらもう最悪!会社も社員もともに消耗品ですから、そんな会社が成長するはずがありません。

 では、社員を消耗品としないために、そして会社が消耗品となられないために、私たち経営者にとって大切なことは?

1.社員をネガティブに見ないこと。「あいつはダメだ」は禁物。
2.社員の話をよく聞くこと。経営方針の一方的な押しつけは社員のモチベ-ショ
 ンを下げるだけ。
3.社員への説得は理詰めで。精神論や経営者の体験談(自慢話)だけでは人は
 だれもついてこない。

「それならお前は?」と言われそうです。でも、私も神ならぬ身、自戒の気持ちを込めて書いているのです。

お店で払う消費税って、本当に税金?

2007年08月01日 10時18分47秒 | 仕事のこと
 参議院選挙で自民党が大敗して、消費税の増税論議はひとまずなりを潜めそうです。ここで、ちょっと落ち着いて消費税の基本的な構造を考えてみましょう。  


1000円の焼肉定食を食べても、レジで支払うのは1050円。
「余計に支払う50円は消費税だからしょうがない。」
 なんとなく納得して支払っている私たち消費者ですが、どこか変な感じがしませんか?

 50円は本当に税金でしょうか。定食屋さんは本当に50円を国に納税しているのでしょうか。
 

 消費税の世界では納税者は常に事業者。消費者は消費税を負担はしても決して納税者ではないのです。
 一方、定食屋さん(事業者)は50円を上乗せしてもしなくても、納税者として50円分の消費税を国に納税しなければなりません。
 言い方を変えれば、消費者が負担する50円と事業者が納税する50円とは直接の関係はないということになります。

 ということは、私たち消費者がお店で支払っている「消費税のようなもの」は結局税金ではなく、単なる値上げ部分ということになるでしょう。

 

サラリ-マンって本当に「納税者」?

2007年07月28日 14時36分37秒 | 仕事のこと
 サラリ-マンの給料はガラス張り。毎月源泉所得税をきちっと引かれます。これだけ納税している僕たちサラリ-マンは、経済社会の縁の下の力持ち。サラリ-マンだって「納税者」としての権利を大いに主張しよう。
      

 でも、ちょっと待って。サラリ-マンって本当に「納税者」?

 政治家がこんなことを言ったら、明日の選挙では落選間違いなし。全国のサラリ-マンから総スカンをくらうでしょう。
 でも、法律はとても冷酷。サラリ-マンは源泉所得税を天引きされているから税金を負担していることは間違いないけれど、法律にはどこにもサラリ-マンが「納税者」だとは書いてないのです。

 では、天引きされた税金の納税者っていったいだれなの?

 答えは簡単。「会社」が納税者です。サラリ-マンは、税金を負担する人(担税者)ではあっても、決して税金を納める人(納税者)ではありません。税金を負担だけさせられて「納税者」としての地位を与えられていないのが日本のサラリ-マンと言えるでしょう。--国税通則法第2条第5号参照   

 

A君はなぜ会社を辞めた?何が不満で?

2007年07月23日 19時55分56秒 | 仕事のこと
社長: 今回のA君の退職には正直驚いた。会社のナンバ-2として私の経営方針
   を理解してくれていたはずなのに。A君とは共通の目標を持って経営に当た
   ってきたつもりだ。給与も同業者に負けないくらい出してきた。一体何が不
   満で辞めたのか・・・。

税理士:お気持ちはよくわかる。だが、「共通の目標」って一体何なのか。
   給与を支払う者と支払われる者との間に、共通の目標があると考える
   こと自体が幻想ではないか。

社長:それはわかっている。だが、会社が利益を出すことは社員の利益にもなるは
   ずだ。会社の利益こそが共通の目標だと思うが。

税理士:そうとばかりも言えない。経営者は会社の利益を喜ぶが、
   社員は同じ利益を見ても、「これだけ利益が出ていればもっと給与を
   支払えるはずだ」と思うものだ。これは善悪の問題ではない。
   双方の立場の違いだ。

社長: 先生の言うことはよくわかる。だが、これから社員との信頼関係をどうや
   って築いていけば良いのか。今回のA君の退職では本当にまいった。先生の
   ような考え方では社員からの信頼は得られないだろう。
    私はいつも孤独だ・・・。

税理士:社員の信頼を得ることはできる。そのためには、
   まず、経営者と社員の立場が根本的に違うということを認識すべき
   だ。敢えて言うが、「社員が自分と同じ考えを持っている」
   などいう幻想はすぐにでも捨てた方が良い。
    その上で、経営者は社員との共通項を探していくことが大切だ。
   立場の違いがわからなければ共通項を見つけることはできないからだ。

社長: それは観念論ではないか。では敢えて聞くが、先生はご自分の会社(事務
   所)でその「共通項」を見つけることができたのか。

税理士:できている。私の事務所では、社員は資格を取り開業することが
   目標だから、その目標を事務所の業務水準の上昇につなげていけばよい。
   社員は実務経験を積むことができ、事務所は業務水準が上がる。
    残業を極力減らすためのシステムも考えた。残業がなければ
   社員は資格取得のための勉強時間を確保でき、事務所は残業代を負担しなく
   てすむ。
    これらは共通項になる。言い方を代えれば、利害が一致すると
   いうことだ。だからこれは観念論ではない。労使が「共通の目標」を
   持っているなどという考えの方がよっぽど観念論だ。

社長: うちは会計事務所ではない。うちの会社の「共通項」をどうやって探せ
   ばよいか?

税理士:社長は業務経験30年の業界人だ。社長が駆け出しの頃、
   何を考えていたかを思い出してみることがヒントになるのではないか。
    私の「残業を減らすシステム」も私自身の駆け出しの頃の経験から
   考えたものだ。
    また、社員の話を定期的に聞く場を持つのも良いと思う。とにかく社員と
   のコミュニケ-ションが大事だ。話をよく聞くことだ。
    
社長: わかったような気がする。「気がする」だけかもしれないが・・・。
   A君は退職前の約半年間、私にほとんど話をしてこなくなった。
   一方で、私は自分の経営理念をふりかざして、会社の利益目標を
   論じるばかりだった。A君は聞いているだけだった。
    たしかに、会社の利益というのは労使の共通項にはならないのかも
   しれない。A君は個人的な問題を抱えていたから、
   彼に必要だったものは経営理念でも会社の利益でもなかったのかも
   しれない。
    A君はいったい何を求めていたのか。辞めてしまった今、
   もう知る術もないが・・・。 
   

偏差値は無意味?

2007年07月14日 12時50分42秒 | 仕事のこと
子供:お父さんは偏差値人間だね。学校を偏差値だけでしか判断しないでしょう。

父親:そうかなあ。じゃあ、お前は何を基準に学校を判断しているんだい。

子供:「夢」だよ。自分の夢の実現のために一番適した学校が最高の学校だよ。

父親:その夢って?

子供:ミュ-ジシャンになるんだ。ミュ-ジシャンには偏差値なんて関係ない。学
   校だって本当は必要ないんだ。

父親:でも偏差値にも何か意味があると思うけど。

子供:ないよ。何もないよ。

父親:じゃあ、ネットオ-クションには意味がないと思うかい?

子供:あるよ。一番高い値段を付けた人が買うんだから。でも、偏差値と何の関係
   があるの。

父親:偏差値って結局ネットオ-クションと同じじゃないのかな。
  一番多くの人が投票した学校の偏差値が一番高いんだから。
  偏差値自体には価値がないと思うよ。でも、実績がある学校には
  みんなが投票するんだよ。だから、結果として偏差値が高くなるんだ。

子供:「・・・」