池袋の永井格税理士事務所      ながい いたる の心の通う ブログです             

 池袋で事務所を開いて18年。経営者の皆様と心の通ったおつきあい。

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サラリ-マンって本当に「納税者」?

2007年07月28日 14時36分37秒 | 仕事のこと
 サラリ-マンの給料はガラス張り。毎月源泉所得税をきちっと引かれます。これだけ納税している僕たちサラリ-マンは、経済社会の縁の下の力持ち。サラリ-マンだって「納税者」としての権利を大いに主張しよう。
      

 でも、ちょっと待って。サラリ-マンって本当に「納税者」?

 政治家がこんなことを言ったら、明日の選挙では落選間違いなし。全国のサラリ-マンから総スカンをくらうでしょう。
 でも、法律はとても冷酷。サラリ-マンは源泉所得税を天引きされているから税金を負担していることは間違いないけれど、法律にはどこにもサラリ-マンが「納税者」だとは書いてないのです。

 では、天引きされた税金の納税者っていったいだれなの?

 答えは簡単。「会社」が納税者です。サラリ-マンは、税金を負担する人(担税者)ではあっても、決して税金を納める人(納税者)ではありません。税金を負担だけさせられて「納税者」としての地位を与えられていないのが日本のサラリ-マンと言えるでしょう。--国税通則法第2条第5号参照   

 
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A君はなぜ会社を辞めた?何が不満で?

2007年07月23日 19時55分56秒 | 仕事のこと
社長: 今回のA君の退職には正直驚いた。会社のナンバ-2として私の経営方針
   を理解してくれていたはずなのに。A君とは共通の目標を持って経営に当た
   ってきたつもりだ。給与も同業者に負けないくらい出してきた。一体何が不
   満で辞めたのか・・・。

税理士:お気持ちはよくわかる。だが、「共通の目標」って一体何なのか。
   給与を支払う者と支払われる者との間に、共通の目標があると考える
   こと自体が幻想ではないか。

社長:それはわかっている。だが、会社が利益を出すことは社員の利益にもなるは
   ずだ。会社の利益こそが共通の目標だと思うが。

税理士:そうとばかりも言えない。経営者は会社の利益を喜ぶが、
   社員は同じ利益を見ても、「これだけ利益が出ていればもっと給与を
   支払えるはずだ」と思うものだ。これは善悪の問題ではない。
   双方の立場の違いだ。

社長: 先生の言うことはよくわかる。だが、これから社員との信頼関係をどうや
   って築いていけば良いのか。今回のA君の退職では本当にまいった。先生の
   ような考え方では社員からの信頼は得られないだろう。
    私はいつも孤独だ・・・。

税理士:社員の信頼を得ることはできる。そのためには、
   まず、経営者と社員の立場が根本的に違うということを認識すべき
   だ。敢えて言うが、「社員が自分と同じ考えを持っている」
   などいう幻想はすぐにでも捨てた方が良い。
    その上で、経営者は社員との共通項を探していくことが大切だ。
   立場の違いがわからなければ共通項を見つけることはできないからだ。

社長: それは観念論ではないか。では敢えて聞くが、先生はご自分の会社(事務
   所)でその「共通項」を見つけることができたのか。

税理士:できている。私の事務所では、社員は資格を取り開業することが
   目標だから、その目標を事務所の業務水準の上昇につなげていけばよい。
   社員は実務経験を積むことができ、事務所は業務水準が上がる。
    残業を極力減らすためのシステムも考えた。残業がなければ
   社員は資格取得のための勉強時間を確保でき、事務所は残業代を負担しなく
   てすむ。
    これらは共通項になる。言い方を代えれば、利害が一致すると
   いうことだ。だからこれは観念論ではない。労使が「共通の目標」を
   持っているなどという考えの方がよっぽど観念論だ。

社長: うちは会計事務所ではない。うちの会社の「共通項」をどうやって探せ
   ばよいか?

税理士:社長は業務経験30年の業界人だ。社長が駆け出しの頃、
   何を考えていたかを思い出してみることがヒントになるのではないか。
    私の「残業を減らすシステム」も私自身の駆け出しの頃の経験から
   考えたものだ。
    また、社員の話を定期的に聞く場を持つのも良いと思う。とにかく社員と
   のコミュニケ-ションが大事だ。話をよく聞くことだ。
    
社長: わかったような気がする。「気がする」だけかもしれないが・・・。
   A君は退職前の約半年間、私にほとんど話をしてこなくなった。
   一方で、私は自分の経営理念をふりかざして、会社の利益目標を
   論じるばかりだった。A君は聞いているだけだった。
    たしかに、会社の利益というのは労使の共通項にはならないのかも
   しれない。A君は個人的な問題を抱えていたから、
   彼に必要だったものは経営理念でも会社の利益でもなかったのかも
   しれない。
    A君はいったい何を求めていたのか。辞めてしまった今、
   もう知る術もないが・・・。 
   
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偏差値は無意味?

2007年07月14日 12時50分42秒 | 仕事のこと
子供:お父さんは偏差値人間だね。学校を偏差値だけでしか判断しないでしょう。

父親:そうかなあ。じゃあ、お前は何を基準に学校を判断しているんだい。

子供:「夢」だよ。自分の夢の実現のために一番適した学校が最高の学校だよ。

父親:その夢って?

子供:ミュ-ジシャンになるんだ。ミュ-ジシャンには偏差値なんて関係ない。学
   校だって本当は必要ないんだ。

父親:でも偏差値にも何か意味があると思うけど。

子供:ないよ。何もないよ。

父親:じゃあ、ネットオ-クションには意味がないと思うかい?

子供:あるよ。一番高い値段を付けた人が買うんだから。でも、偏差値と何の関係
   があるの。

父親:偏差値って結局ネットオ-クションと同じじゃないのかな。
  一番多くの人が投票した学校の偏差値が一番高いんだから。
  偏差値自体には価値がないと思うよ。でも、実績がある学校には
  みんなが投票するんだよ。だから、結果として偏差値が高くなるんだ。

子供:「・・・」


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新聞報道って何? ノ-ベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス氏について         

2007年07月07日 13時49分33秒 | ちょっと一息
 マスコミ報道がいかに一面的であるかを考えさせられる良い例があります。
 女性を通じた貧困対策としてのマイクロクレジットを生み出した、バングラデシュグラミン銀行総裁ムハマド・ユヌス氏は、昨年ノーベル平和賞を受賞しました。
 今回のユヌス氏の来日は、私の記憶では確か2度目になります。
 
 しかし、ユヌス氏のバングラデシュ国民の間での評価は、国際的な評価に比して相当低いようです。
 まず、金利の高さです。グラミン銀行のマイクロクレジットは年20%の高金利です。さらに債務者の女性には5人一組の連帯保証を付けます。無担保融資は名目だけで、実際には返済不能になった債務者からは山羊でも馬でも取り上げます。
 近年、グラミン銀行の融資がらみで相当数の債務者が自殺に追い込まれています。
    
 バングラデシュ国民の間では、ユヌス氏のノ-ベル平和賞受賞は選考委員会にアンダ-マネ-を遣った結果、という声さえ聞かれます。

 マスコミ報道だけではわからない事実が世間にはたくさんあります。イラク情勢然り。日本の社会保険庁の問題然り。自分の目で見て、体験して事実を把握することの大切さを痛感します。
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風邪をひいても出社 → 寿命の圧縮?

2007年07月06日 13時11分43秒 | 仕事のこと
 仕事に無理はつきもの。納期にしても申告期限にしても、とにかく期日を守るために私たちはとかく無理をします。

 人間の寿命は神様が決めたものなのに、無理を重ねて寿命を圧縮する人がなんと多いことか。
 そういう私も昨日風邪を押して出社したせいか、今日は朝から腰痛がして・・・。 
         
 税務や会計の世界で言う「圧縮」とは、一般に帳簿価額を切り下げること。この方法によると概して税務上有利な扱いを受けることができます。

 税務上の圧縮はけっこうだけど、寿命の圧縮だけはしないようにしたいものです。  
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