池袋の永井格税理士事務所  ながい いたる の心の通うブログです             

 池袋で事務所を開いて25年。経営者の皆様と心の通ったおつきあい。

マニュアル車はアナログ車?

2011年04月16日 13時11分15秒 | ちょっと一息
 長男が運転免許を取った。マニュアル車で取った。マニュアル車を勧めたのは私だが、それは単に私自身がマニュアル車の免許を持っているからに過ぎない。
 子供が自分より優れてほしい、少なくとも自分以下であってほしくないと思うのは親の常だが、私が運転免許を取った頃はオートマ免許というものはなくて、免許は全てマニュアル車で取らなければならなかったから、私がマニュアル車の免許を持っているからといって特段私が優れているわけではない。

 だが大半の車がオートマになった今、ローからトップまでギヤを手動でシフトさせながら走るのは正に職人芸だ。交差点でハンドルを切りながらギヤをチェンジするに至っては、神業に近い。
 ロ- → セカンド → サード → トップ と、ギヤをシフトさせるのは単なる運転の儀式ではない。追い越しをかけるときは右車線に出てギヤを一段落として加速する。雪道ではセカンドで発進する・・・。状況に応じて適切なギヤを選択して走る「職人の車」がマニュアル車だ。

 連休に、新米運転手の長男とドライブに行こう。今、マニュアル車を探している。マニュアルのレンタカーはないようだ。
 私はアナログ人間だからマニュアル車を探しているのではない。長男に私と同じ職人芸をやってほしいだけだ。できれば私以上の芸を見せてもらいたい。

 親は子供に夢を持ち、子供は子供の夢を持つ。子供は親の夢を越えて行く。そこに人類の
歩みがあり、親の悲しみがある・・・。


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