ユニコムかつしかつれづれ日記

NPO法人ユニコムかつしかのパソコン教室活動などのよしなしごとを、そこはかとなくゆるりと書きしるしてまいります

暇人閑居して愚考を為す

2015-02-18 | 日記

 

暖冬の予想がはずれたようで、今年は雪が多いようです。

東京でもそんなに積りはしませんが、昨日も雪が舞い、今日もまた雪の予報。

窓の外のちらつく雪を見ていて、思い出した歌。

 

雪が降ってきた ほんの少しだけど

私の胸の中に 積もりそうな雪だった・・・・

 

そのあとは忘れましたが、題名はたしか「白い思い出」、若かりし頃の歌です。

処によって3メートルを超える大雪、ともなると、そんな抒情もどこへやら、でしょうが。

ちらつく雪、降りしきる雪・・・・それぞれにまつわる昔のことなど思い出すひと時でした。

 

昨日は運よく何の予定もなかったので、一日、家に閉じこもっていました。

巷に雨の降るごとくわが心にも涙ふる・・・・

雪や雨が降るのは、あるいは涙も、どうして胸とか心なのでしょう?

 

実際は頭で考えていることなのに、胸に積もったり心に降ったりします。

風もそうですね、風が冷たく心を吹き抜けていった・・・・。

心こそが人間の中心である、というふうに昔は考えられていたからでしょうか。

 

胸に手を当ててよく考えてみてください・・・・そう、考えるのも胸だったのですね。

それでは、あんまり頭が可哀そうではないのか、と思うのは心? 頭?

というふうに心と頭を分けてしまうのは、たぶん、近世になってからのことなのでしょう。

 

科学や技術は分けることで成り立っています。

分けて分けて分けて、結果、人体はアミノ酸になり、宇宙は素粒子になりました。

でも、分けたものをすべて合わせまとめても人体になり、宇宙にはなりません。

 

デジタルの権化のようなパソコンに向かいながら、そんなことを考えている。

思えばヘンな話です。ただ、そのヘンさ?が今の時代の閉塞感とどこかでつながっていないか。

ついついそんなふうに思ってしまう、いや、心に感じてしまうのです。

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