今年初のテクノの利用相談。
利用者がいつもより少なく、淋しい相談日でした。
まだ、正月休みの人もいるのでしょうか。
1月講座の申し込みも低調かな?
1F事務所に行ってみたら、こちらは順調、暮れの数字から倍増して、例月並み。
そろそろ4月からの計画も立てなくては、とスタッフと相談しながら半日が過ぎました。
さて、GEB(ゲーデル、エッシャー、バッハ)、160ページほどを飛ばし読み。
計算機械の原理を考え出したチャールズ・バベッジがちょっと登場します。
19世紀の人ですが、今でいう騒音公害と闘ったことでも有名だったとかで、これは初耳。
もっともスピーカーはまだない時代、彼が闘ったのは、たとえば手回しオルガン。
町中に溢れるオルガンの音をやめさせようと彼らを追いかけまわしたとか。
助手のエイダ・ラブレイス(詩人バイロンの娘、史上初の女性プログラマー?)も登場します。
かれらが作ろうとした計算機械は、今のコンピュータのようにハードとソフトを分けたものでした。
エイダは、その機械が計算以外のこともできるだろうと書き残しています。
その一方で、人間と同じ知能を持つことができるかということには、懐疑的だったといいます。
それから約半世紀後、20世紀半ばに今風のコンピュータが誕生。
コンピュータは推論、心理学などと結びついて人工知能機械へと進んでいきます。
ですが、自己言及のパラドックスを乗り越えない限り人工知能は無理なのかもしれません。
人は、自分の矛盾に気がつくことができます。
それは自分というシステムから一歩外へ出て、自分を考えることができるからです。
このメタ認知が、機械でできるのかどうか、どうやらそこがポイントのようです。