ユニコムかつしかつれづれ日記

NPO法人ユニコムかつしかのパソコン教室活動などのよしなしごとを、そこはかとなくゆるりと書きしるしてまいります

縁は異なもの

2017-06-18 | 日記

ひと昔前、無縁社会という言葉が流行りました。

社会から孤立した人、孤立せざるを得なくなった人たちの多さを指しての言葉です。

いま、あまり聞かれなくなったのは、無縁がそれだけ常態化したからでしょうか。

 

が、袖振り合うにも多少の縁があると思えば、生きて無縁でいることも難しい。

おそらく真に無縁になるのは死んだ時だけ。

それとて、生きている人間にとっては、死者ともまた無縁ではいられない。

 

その縁というもの、実はかなり厄介なものでもある。

男女の縁、親子兄弟親戚との縁・・・時に手枷足枷ともなる縁からは逃れたい。

そういう気持ちになることは、多少なりとも誰にでもあるような気がします。

 

わたしも若い頃、無縁願望を持ったことがあります。

西行、兼好、法然・・・近くでは放哉、山頭火・・・。

必ずしも出家遁世ではなく、漂白願望に近い心境か。

 

とはいえ、それもいっときのこと。

過ぎた人生の大半は、多くの人との縁に恵まれました。

そうした縁に、人の力を超えた何かを感じることも。

 

縁は異なもの味なもの。

それは男女関係に限らず、人と人との縁のすべてについても言えるのでしょう。

この歳になって、ようやくその味わいがわかってきたのかも。

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