テキスト作り、一難去ってまた一難・・・・。
でも、すぐにはとりかかる気にはなりません。リミットの日数を数えて、まだ時間はある!
というわけで、読み始めた本がなかなかやめられない。
赤坂真理「愛と暴力の戦後とその後」。
この前、都心に出た時に買って帰ったうちの新書版の1冊。
名前は知っていましたが作品を読むのは初めての作家です。
誰も責任を持たない国、何も変わらない国、国民の犠牲の上に成り立つ国。
よそから与えられたものでしか生きていない国、言葉の上っ面でしか考えない国・・・・。
読んでいると、この国はもう再生できないのではないか、という気になってしまいます。
憲法の「憲」とは何を意味するのか。
20人ほどに訊いて、答えてくれたのはたった一人。「おきて」という意味だよ。
え~っ、そうなんだ、わたしも知りませんでした。
生活に根ざしたエピソードなどまじえた日本の近代史探訪といった趣きです。
Peopleは国民ではない、日本はpeopleという概念を持ててはいない・・・・。
とりあえず、ざっと一読しただけですが、再度、身を入れて読んでみたいと思っています。
外は秋晴れ、カメラを持って自転車散歩。
風は涼やか、爽やか・・・・されど目につく花はなし。
はなみずきの実が紅く空に映えていました。
時速500キロのリニア新幹線、名古屋まで40分。
そんなに急いでどこにゆく・・・・ほんとうにそんな必要があるのでしょうか。
やるべきことをやらずに、やらなくてもいいことをやる。
とにかくその場限りのちぐはぐなことだけを積み重ねてきた国・・・・。
たしかに本質は何も変わっていないのかも、そんな気がしてきました。