落ち葉の季節。
サクラの葉は殆ど落ちて、イチョウの葉もだいぶ散りました。
枯れ落ち葉、濡れ落ち葉・・・何だか自分の人生みたいな気分。
二足歩行した人類の祖先。
いつごろから生死について想いを巡らし始めたのでしょうか?
秋に葉を落とした木々が、春にまた芽吹き葉を茂らせる。
そんな光景を眼にして、死と再生を想ったのかもしれません。
あるいは夕に沈み朝に昇る太陽だったのでしょうか。
死と生、再生、繰り返し、永遠・・・。
自然現象がそれらの概念をヒトにもたらしたのでしょう。
そして不死なるものとしての神も。
永遠の太陽ですらあと50億年の寿命。
とはいえ、この銀河には1,000億個の恒星すなわち太陽があるともいいます。
だから、すべての終わりというわけでもなさそう。
天体もヒトも個体としてみれば何一つ永遠のものはない。
けれど、集合体としては永続性を保つということなのでしょうか。
この銀河系の太陽が死に至るとき、さてヒトはどうなっているのか。
まったく別種の生物として宇宙のどこかに生き続けているのか。
1年の終わりの時期、ついついそんなことを考えてしまいます。