髪がうるさくなってきて、ついに床屋へ行ってきました。
土曜日・・・・案の定、混んでいましたが、それほど長くは待たずにすみました。
待つ間、持っていった文庫本を読んでいて、時間が気にならなかったせいかもしれません。
知能がどの程度、遺伝するものなのか、ちょうどそんなことが書いてある箇所でした。
血は争えない、蛙の子は蛙、鳶が鷹を産む・・・・などと昔からの諺もあります。
遺伝するようでもあり、遺伝しないようでもある、といったところでしょうか。
一昔前、精子バンクというのがありました。
ノーベル賞クラスの研究者から精子提供を受け、知能の高い子を産みたい女性に提供する。
そんな構想だったと思いますが、寡聞にして天才が生まれた話は耳にしません。
情報が秘匿されているのかもしれませんが、天才の子は天才、とは限らないのでしょう。
素人考えでも、両親の遺伝子がシャッフルされるわけですから、結果はわからない。
知能が高くなる遺伝子なんてものがあるとも思えません。
また、生得のものだけでなく、習得したものなど、様々な要因も絡んでくるでしょう。
バッハ一族が音楽家の家系で有名です。
でも、ヨハン・セバスチャンほどの才能があった者は誰もいないようです。
けっこう親の七光りだけで食っていた?者たちも大勢いたのではないでしょうか。
音楽だけでなく、学者、作家、俳優などもそうです。
2代続いた天才というものがいたのかどうか・・・・たぶん、いなかったように思います。
となると、これは仮に遺伝子が絡んでいるとしても、サイコロを振って決めるようなもの。
結論は、そんなところに落ち着くのでしょうか。
近頃は、世襲の政治家が多くなって来ています。
でも、2代目、3代目になるほどパッとしません。
危なくてハッとするのは、けっこういますけど、ね。