ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

映画版から漫画版、そして原作小説を堪能。 ~ 君の膵臓をたべたい ~

2017年08月25日 | 

 数ヶ月前から映画館で流れていた予告編を観て、

 「これは観に行こう。それまでは原作は読まずにおこう。」

と思って、その題名に対する興味を持っていた浜辺美波さんと北村匠海さん主演の『君の膵臓をたべたい』を今月の6日に観てきました。

 物語の展開に何回か涙を流してしまった良作でしたが、私の評価は☆4つでした。すごく違和感のある伏線が物語の前半に張られていて、「みえみえじゃないか。」とあきれてしまったのと(最後は予想通りに伏線が回収されました)、6月に観た『ちょっと今から仕事やめてくる』と同じように起承転結の『結』の部分が長すぎてダレてしまった点がマイナスポイントでしたね。

 そんなマイナス部分もありましたが、主演の浜辺美波さんのスクリーン映えする笑顔と演技を観て、「こんな女優さんがいたんだ。」と驚いてしまいました。映画を観る前に浜辺さんが舞台挨拶をする映像をネットで観ていたのですが、映画の中で主人公の桜良(さくら)を演じていた浜辺さんは舞台挨拶の時とは全く別人のような輝きを発していました。今後注目すべき女優さんですね。
 映画館の大きなスクリーンで笑顔の映える女優さんは私の中では新垣結衣さんが一番なのですが、浜辺さんもその座に迫って来ていますね。9月公開の『亜人』にも出演されているようなので、そのスクリーン映えする笑顔に注目したいと思います(『亜人』はシリアスな話なので笑顔のシーンがあるかどうか不明ですが・・・)。


 そして、お盆休みの前、映画版が良かったので、漫画版と原作小説の電子書籍をダウンロードして読みました。

 まずは、漫画版を先週読んでまた涙し、原作小説を今週読んでまたまた涙してしまいました。正直、映画版よりも原作小説と漫画版の方(原作小説にほぼ忠実)が良かったですね。映画版は原作にない『高校生だった主人公達が大人になったシーン』が挿入されていてラストも大きく違っていましたからね。
 「2時間くらいの映画にするならこの追加も仕方がないか。小栗旬さんや北川景子さんも出演して話も広がるし・・・。」と最初は思いましたが、原作の良さと映画版の浜辺美波さんと北村匠海さんの2人の演技を観ると、「原作に忠実なシナリオでも良かったんじゃないの。大人のシーンは蛇足だったかもね。」と思い直しました。小説や漫画の映画化って難しいですね。

 ちなみに、映画版で私がマイナスポイントだと思った『すごく違和感のある伏線』は原作通りの展開でした。この伏線は『ある事件』が描かれているのですが、伏線を張らずに『普通の事故』を描くだけで十分だと私は思いました。物語の中でこの部分だけが明らかに浮いていて違和感を覚えますからね(素人の意見ですが・・・)。


 以上、映画版、漫画版、原作小説を楽しんだ『君の膵臓をたべたい』の話でした。
 来年はアニメ版も劇場公開されるみたいなので今から公開が楽しみですね。あとは、『オーディオブック版』もあるみたいですが、収録時間が9時間5分もあるみたいなので、これは見送りですかね。

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