ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

旅日記 (2016年5月3日、4日、5日 奈良・安土の旅) その6 (奈良、30分の大阪、寝るだけの近江八幡)

2016年05月23日 | 街・旅行

(その5からの続き)

(6)奈良、30分の大阪、寝るだけの近江八幡

 今回の旅行は2日目も快晴だった。道路の濡れ具合をみると昨日の夜中に降った雨も少しだったみたいで、天気予報はハズれたみたいだ。

 当初の予定では探索ツアーの2日目は、近鉄奈良駅から電車に乗って移動し「食い倒れの街大阪を探索しよう。」と言う感じだったのだが、ホテルの夕食と朝食の満足感と満腹感はこの当初の予定を完全に消滅させてしまった。食べ物に対する興味が全くなくなってしまい、「食い倒れはいいや。2日目も奈良でゆっくりと過ごそう。」と言う流れに自然となってしまった。2人の足は自然と再び奈良公園の方に向かった。

 まずはホテルから歩いて5分くらいのところにあった猿沢池のベンチに座ってまったりと1時間くらい過ごした。気持ち良さそうに甲羅干しをする亀達のいる池の真ん中の小島(単なる木?)ごしに見える五重塔の眺めはいい感じだ(冒頭と下の写真)。我々と同じようにベンチに座っている観光客も多い。ここはいい休憩場所のようだ。唯一残念だったのは騒音がうるさいバイクに乗った3人組の若者。静かな奈良の午前中に暴走族もどきの存在はいらない。

 

 その後は奈良公園をゆっくりと散歩。
 売店でソフトクリームを買って再びまったりとしたり、後で調べたら有名だった『飛火野のクスノキ』を眺めたり(下の写真)、名前があるかどうかわからない公園で流れていく多くの観光客を眺めていたら13時を過ぎていた。こんなにゆっくりと時間が流れていく休日も良いものだ。

 

 相棒が「少しお腹が空いてきた。」と言ってきたので、奈良公園から昨日探索した奈良の街に移動。「食事を取るほどではない。」と言う感じだったので甘味処に入ることにした。店頭のホットケーキの写真が美味しそうだった全国展開している喫茶店に入店。私はお腹が空いていないのでオレンジジュース、相棒はホットケーキセットを注文した。

 待つこと約10分、先程我々の注文をとった女性店員が注文の品を運んできたのだが、私の前にホットケーキセットを置いた。すかさず「逆、逆。」と2人でツッこんでしまったが女性店員は無反応だった。今までの人生で数百回数千回と喫茶店で注文を行なってきたと思うが、数分前に自分でとった注文を覚えていない店員と言うのは珍しい。忘れていたら「ホットケーキセットはどちらですか。」と聞いてごまかせばいいだけの話だと思うんだけどね。

 これには相棒も同意見だったらしく、女性店員が我々の席を離れた後、昨日の昼食の『唐揚げ定食の小鉢不足&偽写真疑惑』、泊まったホテルの従業員達のギスギス感、そして、たった今の女性店員の投げやりな接客態度の話になって、「今回の旅行は接客者に恵まれなかったなぁ。奈良ってこんな人ばっかりなのかなぁ。あっ、昨日最初に入ったバームクーヘン屋さんの女性店員は感じの良い人だったね。変な人は全員じゃないや。よかった、よかった。」と2人でヒソヒソ話を行なった。まぁ、これもいい思い出になるだろう。

 そんな少し残念な気分で喫茶店を出てJR奈良駅に移動。大阪に向かう電車は始発だったので今回も座れた。車内はガラガラだ。

 「このまま大阪の街にどこにもいかないのもどうかな。」と言うことになり、トイレに行きたかったこともあって、乗り換え駅の天王寺で降りた。
 天王寺駅の改札を出たら巨大な高層ビルが出現。これが有名な『あべのハルカス』だそうだ。名前は知っていたが見るのは初めてだ。あべのハルカスって天王寺に立ってたんだ。しかし、昨年スカイツリーに登ったこともあって、日本で3番目に高い高層建築物を見ても2人は無感動だった。どちらからも「展望台に行こう。」と言う声は出なかった。お腹が空いていなかったこともあり、あべのハルカスの周りを少し探索したが、人が多くて人波に酔いそうになったので、どこの店にも入らずに天王寺駅に戻った。今回の旅行で大阪の街を歩いたのは30分くらいか。そして、大阪駅で乗り換えて新幹線に乗れる新大阪駅に向かった。

 新大阪駅に着いたのが16時20分頃。
 お互いお腹が空いていなかったので「今回の探索ツアーはこれで終わりにするか。」と言うことになった。この2日間で話をたくさんしたので思い残すことはない。
 相棒は18時台の新幹線の指定席の切符を取っていたが、自動発券機で16時台の電車に変更。みどりの窓口に行かなくても簡単に変更ができるのは本当に便利だ。「じゃぁ、また。」と言いながら新幹線の乗り場に入る相棒を見送って今回の2人旅は終了。当初、この旅は奈良と大阪に行く予定だったので『甘味処探索ツアー in 関西』と仮称していたが、結果、大阪の街の探索は30分くらいだったので、今回の2人旅の正式名称は『甘味処探索ツアー in 奈良』に決定。旅日記を書いたりする私だけは旅の名称にこだわるのは仕方がない。



 相棒と別れたので、ここからは私の一人旅『城めぐり in 安土城』のはじまり。

 安土城(正確には安土城跡)は明日訪問する予定なので、今晩宿泊するホテルのある近江八幡駅に移動(安土にはホテルがないみたい)。近江八幡駅は安土駅の隣り駅だ。
 15分くらい待ったら米原(まいばら)行きの在来線が来たのでそれに乗車。電車は地元の人達と観光客らしき人達でかなり混んでいた。もちろん座れない(途中の京都駅でかなり人が降りたので座れた)。

 1時間くらいで近江八幡駅に到着。
 本ブログに2008年1月に載せた2004年10月に書いた旅日記「京都&滋賀編」を読み返してみると、「車窓から見える景色は東北や北陸とは違って田んぼや畑は少なく民家が多い。やはり京都や滋賀は田舎ではないと言う事なのか。」と書いているが、今回約12年ぶりに同じ路線の電車に乗って思ったのは、「滋賀も田んぼや畑が多いじゃん。福岡や佐賀や埼玉と変わらないじゃん。田舎じゃん。」と言うこと。12年前はちゃんと窓の外を見ていなかったのだろうか。ちょっと自分の過去のことながら不思議に思ってしまった。

 駅を出たら、印刷してきたホテルの地図を見るまでもなくホテルを発見。
 8時にホテルで食べた朝食以降は、お茶とソフトクリームとオレンジジュースしか口にしていなかったのでお腹は空腹状態。予約したホテルは昨日と違って『夕食なし朝食ありで1泊6,800円』のビジネスホテルなので、夕食を食べるお店を求めて近江八幡の街を1人で探索するかどうか少し悩んだが、駅前のスーパーの総菜コーナーで弁当と惣菜を買ってホテルの部屋の中で食べることにした。これは一人旅で歩き疲れた時にはよくあるパターンだ。

 チェックインの後はシャワーを浴びて夕食を開始。時間は18時30分くらい。
 スーパーで買った寿司、味噌汁、サラダ、チキン、フライドポテト等をテレビを見ながらゆっくりと食べた(少し惣菜を買いすぎた)。今回のホテルの宿泊プランには冷蔵庫で冷え冷えの350mlの缶ビールが1本付いていたのだが、そのビールは食事と一緒に晩酌することなく夕食は終了(ビールは家に持ち帰りました)。美味しさの満足度は昨日のホテルの夕食とはかなり違うが、満腹感だけは同じレベルだった。確実に今回の旅行で数キロ太っているはずだ。

 その後、各部屋に用意されているマッサージチェアに1時間くらい座ってくつろいでからベットに入った。
 ここで旅の2日目が終了。明日は約12年ぶりの安土城訪問だ。ワクワクしていたがすぐに眠りに落ちた。


(その7に続く)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 旅日記 (2016年5月3日、4日... | トップ | 旅日記 (2016年5月3日、4日... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

街・旅行」カテゴリの最新記事