ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

10年ぶりの春日山城 ~ 初冬の男の一人旅 in 直江津 ~

2013年11月27日 | 街・旅行

 少し前の話になりますが、11月3日(日)と4日(月・祝日)の連休に新潟の直江津に行って来ました。『初冬の男の一人旅 in 直江津』です。目的は上杉謙信の居城だった春日山城(跡)に10年ぶりに訪問するためです(10年前の訪問の様子は2009年1月19日の記事をご覧ください)。

 もともと、この一人旅は秋の9月か10月に行くつもりだったのですが、予定していた日程はいつも天気が悪くて、延期&延期で11月になってしまいました。ホテルの予約もキャンセル&予約の取り直しの連続です。なぜ天気を気にしたかと言うと、春日山城跡に行くには1時間くらいの軽い登山になるからです。できることならば雨の日の登山は避けたいですからね。
 結局、11月3日と4日も天気予報は『3日:曇りのち雨、4日:雨』だったので、行くかどうか悩んだのですが、仕事も冬の繁忙期に入ってきて、これ以上日程を伸ばすと年内の一泊二日の旅行は無理なので、3日の午前中の『曇り』の天気予報に賭けて旅を決行しました。

 そして、当日。
 朝の6時くらいに埼玉の浦和の家を出て、長野経由で11時くらいに春日山駅に着きましたが、16時くらいまでは雨が降る事はありませんでした。『曇り』の予報でしたが、時々、雲間から太陽が覗くそこそこ良い天気でした。春日山を歩き回るには十分な天候でしたね。

 10年前に来た時の春日山駅は何もない寂しい感じだったのですが、駅前には『上越市春日謙信交流館』なる立派な建物(下の写真)が建っていたので驚きました。客待ちしているタクシーもいました。

(上越市春日謙信交流館)
 

(JR春日山駅)
 

 前回は汗をかきながら約1時間かけて登った春日山でしたが、今回は雨が降る前に登りたかったので、迷わずタクシーを利用させて頂きました。タクシーを利用するなんて私もブルジョアですね(春日山城跡の入口まで1,110円でした。思ったよりも安かったですね)。

 車内で運転手さんと話をしたところ、今の春日山駅は10年前とは違う場所に移った新しい駅だそうで、その後は駅周辺の人口も増えているそうです(後で調べたところ、駅の移転は2012年12月なので、私が10年前に来た駅はこの駅ですね。ちなみに駅前の上越市春日謙信交流館は2008年7月オープンだそうです)。

 その後、「10年前は春日山城跡には観光客は私しかいなかった。」と言うような話を私がしたところ、「謙信公が登場する2007年の大河ドラマの『風林火山』と2009年の『天地人』のおかげで観光客が増えましたよ。」と嬉しそうに話していました。今では、春日山に登る途中にある『上越市埋蔵文化財センター』の中に上杉謙信や春日山城に関する展示場もでき(下の写真)、鎧兜を付けて上杉謙信や直江兼続に扮した『越後上越・上杉おもてなし武将隊』なる観光PR隊も組織されたそうです。観光課の職員さん達は頑張っているみたいです。10年前とは全然違いますね。

 (上越市埋蔵文化財センター前にある謙信公像)
 

 

 ちなみに、春日山城跡に行った帰りに『上越市埋蔵文化財センター』に寄りましたが、なかなか良くできた展示場で春日山城の事が良く判りました。『上杉おもてなし武将隊』が出演している春日山城の案内映像は判りやすくて感心しました。春日山城跡に行った後は必ずここに寄るべきですね。

 そんな話を運転手さんとしていたら、あっと言う間に春日山城跡の入口に到着しました。そして、見覚えのある謙信公の銅像が10年前と同じように私を迎えてくれました(下の写真。冒頭の写真は銅像のアップ)。10年前と違うのは観光客が多くて駐車場も満車状態と言うところですね。なぜか埼玉ナンバーの車が多かったですね。

 

 その後は、上の写真の右方向から春日山城跡の探索を始めました(すぐ右に春日山神社があります)。山城なので基本は下の写真のような山道を登って行く感じです。ところどころに建物が建っていたひらけた平地があります。

 

 (直江屋敷跡)
 

 (毘沙門堂)
 

 11月上旬の新潟は肌寒かったのですが、10年前の夏と同じように私は汗をかきながら一番上の本丸跡に着きました。タオル片手に汗を拭き拭き登っていたのは私だけでしたね。やはり、痩せないといけませんね。
 そして、本丸跡から見える景色は下の写真の通りです。春日山や直江津の街を見下ろす事ができて本当に気持ちがいいですね。何度来てもこの景色は最高です(写真にははっきり写っていませんが左手には日本海が見えます)。上杉謙信と同じ殿様気分になれますね。

 

 その後は、ゆっくりと山を下りながら、上杉景勝屋敷跡、柿崎和泉守屋敷跡、土塁、等の色々な場所を見て謙信公の銅像のある場所に戻りました。雨も降らなかったので気持ちの良い山歩きでしたね。最後は、謙信公の銅像の前にある売店で買った昭和48年発行の『上杉謙信傳』の冊子をソフトクリームを食べながら読んで、ゆったりとした休日の昼を過ごしました。良い休日になりました。

 その後は歩いて山を下り、前述したように上越市埋蔵文化財センターに立ち寄ってから春日山駅に戻りました。そして、ホテルのある隣り駅の直江津に15時くらいに移動しました。なんとかもっていた天候もここまでで、あとは土砂降りの雨の中、直江津の街を歩く事になってしまいました。直江津駅からホテルまで歩いて20分くらいだったので最悪でしたね。すっかり身体が冷えてしまったので、ホテルにチェックインした後すぐに大浴場に入って身体を温めました。その日の夜は、普段は飲まない缶ビールを片手に、テレビで楽天イーグルスが日本一になった試合を見ながら眠りにつきました。

 
 2日目も雨が降ったり止んだりの天気でしたが、10年前に行けなかった『上越市立水族博物館』で午前中をゆったりと過ごしました。ここでも普段は飲まないコーヒーを飲んで非日常を楽しみました(私は紅茶党です)。水族館に行くのは長崎に住んでいた幼稚園児の頃以来なので40数年ぶりだと思います(記憶は全くないのですが、白黒の写真が残っています)。久しぶりの水族館は楽しかったですね。

(上越市立水族博物館)
 

(近距離で見れるペンギン軍団) ※時間帯によっては来場者がエサを与える事もできます。
 

(孤高のひと) ※なぜか一羽でたたずんでいました。
 

(アカウミガメの子ガメ) 
 ※昨年の12月に上越市柿崎区上下浜に打ち上げられていたそうです。
  発見時は衰弱していたそうですが、元気に泳いでいました。かわいいですね。
 


 以上、11月3日(日)と4日(月・祝日)の連休に行った『初冬の男の一人旅 in 直江津』の話でした。夕方に家に戻りました。
 行きは長野経由でしたが、帰りは越後湯沢経由で埼玉に帰りました。このルートの方が運賃が若干安いみたいですね。

 今年は一人旅で宇都宮と直江津、二人旅で松本&浅間温泉と伊東温泉に行くことができました。来年も日々の仕事を精一杯頑張って、今年と同じ4回は旅に出たいですね。やはり、たまに非日常を味合わないと精神がリフレッシュしませんね。

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