食農ステイション

食と農に関するお話しを徒然なるままにいたしましょう。

春うらら

2005年03月16日 | 食と農
農場にあるアメダスによれば,正午の気温は16℃。春ですな--

キャンパスの木蓮も花が咲き始めました。(写真はピンぼけ)

さて,先日の農業体験フォーラムの感想をひとつ。
画家の基調講演は眠っていたのでパス。
実践報告として,日野市の栄養士さん,高知県の農協女性部の人,そして新潟県村上市の小学校教諭・遠山先生の3名でした。

3名とも優れた実践報告でした。感動しました。ちょっと私はマネできません。
特に遠山先生の報告はすごかった。総合の時間を使って「1日3食すべてを自力で作ろう」という課題を設定したのです。
1年間を通して,献立づくり,食材の生産と調達,塩を海水から造るなど行ったのです。タンパク源確保のために,海に釣りに行っています。
また,味噌や醤油までは造れないので,調味料の購入のために構内で栽培した野菜を販売したというのです。

昨年11月のXdayには,朝から夕方まで班毎に自ら調理し,1日3食,見事に作り味わったそうです。与えられる食ではなく,作り出す食に挑戦することで,給食の食べ残しが減り,教室の社会性が生まれ,作文能力も向上したというのです。

食農教育が各地で実践されていますが,遠山先生のような体当たりの教育者は少ないように思います。後光が差していたように思いました。
総合的学習の時間は,やりようによっては見事に開花する可能性を秘めていますね。勉強になったフォーラムでした。

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