いま,兵庫県豊岡市に来ています。
なぜか,旅先でブログを更新する方が楽ですね。
今日は,2回目のコウノトリの放鳥に合わせたシンポジウムが午前と午後2つあり,明日は日本有機農業学会主催のフォーラムがあります。
豊岡でコウノトリが絶滅したのは1971年で,日本有機農業研究会が発足した同じ年です。その頃は,この豊岡でもコウノトリは稲を踏み荒らす害鳥として「いらない鳥」だったのです。
しかし,絶滅後,関係者のご苦労によって,コウノトリは絶滅前の最大棲息数よりも多い羽数に回復したのです。そして,昨年9月24日に5羽放鳥し,今年は今日と明日で7羽放鳥します。
今日の3羽の放鳥式には,2500人(神戸新聞)の市民が見守っていました。コウノトリは体長1.4メートル,翼を広げた長さ(翼開長)は2メートルと大きな鳥です。その鳥が大空に優雅に舞う姿は圧巻でした。
「いらない鳥」だったコウノトリは,いま豊岡に大きな恵みを与えてくれています。「コウノトリ育む農法」で栽培されたコシヒカリは,慣行栽培よりも10アール当たり8万円も高い農家手取り額があります。(加算金を含む)
市長の挨拶によれば,コウノトリ郷公園の来訪者は昨年度24万人だったのが,今年度5ヶ月間で17万人に達しており,年度末には40万人が見込まれるそうです。つまり,コウノトリ・ビジネスが隆盛しているのです。市長はこれを「環境経済」と言っていました?!
そして,豊岡の人達には経済的な豊かさだけでなく,全国各地から豊岡を訪問してくれる人が一杯いること,日常的にコウノトリが舞う姿を見られることなど,地元への誇りが広がっているようでした。
このような,自然と人との共生がうまくいっている事例はそれほど多くないのではないかとも思います。理念や運動とビジネスがうまく調和するのは難しいようです。兵庫県では「生きものと共生する農業」として,豊岡の取り組みを全県に広げようとしています。
2匹目のドジョウもいるでしょうか?
なぜか,旅先でブログを更新する方が楽ですね。
今日は,2回目のコウノトリの放鳥に合わせたシンポジウムが午前と午後2つあり,明日は日本有機農業学会主催のフォーラムがあります。
豊岡でコウノトリが絶滅したのは1971年で,日本有機農業研究会が発足した同じ年です。その頃は,この豊岡でもコウノトリは稲を踏み荒らす害鳥として「いらない鳥」だったのです。
しかし,絶滅後,関係者のご苦労によって,コウノトリは絶滅前の最大棲息数よりも多い羽数に回復したのです。そして,昨年9月24日に5羽放鳥し,今年は今日と明日で7羽放鳥します。
今日の3羽の放鳥式には,2500人(神戸新聞)の市民が見守っていました。コウノトリは体長1.4メートル,翼を広げた長さ(翼開長)は2メートルと大きな鳥です。その鳥が大空に優雅に舞う姿は圧巻でした。
「いらない鳥」だったコウノトリは,いま豊岡に大きな恵みを与えてくれています。「コウノトリ育む農法」で栽培されたコシヒカリは,慣行栽培よりも10アール当たり8万円も高い農家手取り額があります。(加算金を含む)
市長の挨拶によれば,コウノトリ郷公園の来訪者は昨年度24万人だったのが,今年度5ヶ月間で17万人に達しており,年度末には40万人が見込まれるそうです。つまり,コウノトリ・ビジネスが隆盛しているのです。市長はこれを「環境経済」と言っていました?!
そして,豊岡の人達には経済的な豊かさだけでなく,全国各地から豊岡を訪問してくれる人が一杯いること,日常的にコウノトリが舞う姿を見られることなど,地元への誇りが広がっているようでした。
このような,自然と人との共生がうまくいっている事例はそれほど多くないのではないかとも思います。理念や運動とビジネスがうまく調和するのは難しいようです。兵庫県では「生きものと共生する農業」として,豊岡の取り組みを全県に広げようとしています。
2匹目のドジョウもいるでしょうか?