食農ステイション

食と農に関するお話しを徒然なるままにいたしましょう。

園芸研究院で講演会

2013年09月06日 | 内モンゴルの風

昨日,午前中は卸売市場の見学を行いました。

民営の市場ですが,とても活発で,旧来の国営市場をしのぐ賑わいだそうです。

大勢の人達が集まり,卸売と小売を行っていました。

  

午後は,園芸研究院で私が講演を行いました。

調査の感想と日本における加工用野菜の現状について報告しました。研究院の人達にも熱心に聞いてくれて,質問もたくさん出ました。

講演会の終了後は,園芸研究院の主催による歓送会が行われ,モンゴルの歌や踊りを楽しみました。

楽しく,とても勉強になった内モンゴルの調査も終わりました。帰りたくないというメンバーもいますが,本日(6日)の飛行機で日本に帰ります。


内モンゴルの軽食

2013年09月05日 | 内モンゴルの風

昨日の昼過ぎにフフホトに戻りました。400kmを約4時間30分で移動しました。今回も休憩は1回のみ。中国人(モンゴル民族)の体力に脱帽です。

内モンゴルに来て,毎日ヘビーな料理を食していることもあり,昨日は軽食を食べることになりました。

朝食は近所のおかゆ屋です。ヒエのおかゆと饅頭に豚肉を挟んだハンバーガーのような食べものです。ヒエのおかゆは結構美味しかったです。

昼食はフフホトについて食べた蕎麦です。一番上の写真です。味は日本よりも濃いのですが,麺は日本と同じです。内モンゴルは蕎麦の輸入先の一つです。ジャガイモが入ったものもありましたが,私はシンプルな肉のミンチがトッピングされたものを食べました。

この地では,昼休みを2時間とる習慣があり,昼食後はホテルで小休止。

その後,4時頃から内蒙古博物館に行きました。これが巨大な建物で,5時までに全て見るのは難しく,ざーと主要なところを見るだけでした。入館料は無料というのも有難いです。

  

5日の午前中は卸売市場の見学と流通業者のヒアリング。そして,午後から園芸研究院で私の講演と交流会が計画されています。

いまのところ,メンバーで体を壊した人はいません。みな丈夫だな。

 


農家調査終わる

2013年09月04日 | 内モンゴルの風

昨日,6戸の農家調査を無事終えました。

通訳をまじえての調査なので2倍の時間がかかりますが,二人の通訳はわが研究室のO.GとM1なので,要領よく調査を終えることが出来ました。

当初,私たちが想定していた仮説は見事覆されましたが,新たな知見が得られました。やはり,現地に来ないと分からないことがありますね。

本日の朝からフフホトに向かいます。フフホトはモンゴル語で「青い城」という意味です。また,400kmを走ります。しんどいね。(^_^;

午後,雷雨に遭いました。今年は雨が多いそうです。

用水路です。黄河からの農業用水があるので,農作物なら何でも出来ます。そのため,加工用トマトは相対化されます。

見学を断られた,K社が取引している大きな加工工場です。後ろにトマトを満載したトラックが見えます。

 


高速道路を大移動

2013年09月03日 | 内モンゴルの風

フフホトから400km移動し,バヤンノール市に無事着きました。モンゴル語で「豊かな湖」という意味で,黄河の上流域に位置しており水が豊富で,内モンゴルの農業地帯と言うことです。

6年前に昆明市からシーサンパンナに車で移動したときは,悪路を12時間乗りましたが,それに比べると楽ちんでした。でも,前日の乾杯がたたってくたびれている人もいました。

また,今回は園芸研究院の普通車2台を出してもらいましたが,後部座席3名乗車の窮屈な状態で,みな疲れていました。また,驚いたのは休憩時間が途中1回だったことです。車から降りるときは,足がしびれていました。

バヤンノール市について早々,市政府農牧業局に挨拶に行き昼食をご馳走になりました。(*^-^*)

その後,トマト産地の一つ隆盛合鎮,新地村の村長から農業概況と加工用トマトの生産と汎愛について聞き取りを行いました。興味深い内容でした。

夕食はホテルの近くの定食屋で焼きそばを食べました。これがミートソース味でナポリタンのような妙な感じでした。量が多く残してしまいました。

 

 

夜,ホテルでは昼間の調査の反省会をメンバーで行い,翌日の農家調査の重点項目について相談しました。

場所は私の部屋です。なんとスイートルームを通常料金で使えます。


さて,いよいよ本番の農家調査を行います。この地は,空気は乾燥し,気温も暑くもなく,寒くもない清々しい天気です。今日もかんばろう。


フフホトは大都市だった

2013年09月02日 | 内モンゴルの風

いま,中国・内モンゴル自治区のフフホトに来ています。東京・羽田から北京経由で1日かかります。

目的は加工用トマトの生産・流通調査のためです。日本からのメンバーは,同僚のN先生,教え子のTくん,Aくん,M1のKくん(内モンゴル出身)の5名です。アテンドはやはり教え子のCさんで,いま内蒙古自治区園芸科学研究院の研究員です。

昨晩は,園芸科学研究院のO院長をはじめ,幹部の人達が心のこもった歓迎会をしてくれました。

内モンゴルでは乾杯の発声を1人3回するとのことで,白酒でわたしも2回までしましたが,メンバー全員がやると体がもちません。料理はとても美味しく,楽しいパーティーでした。

今日は朝から西に400km車で移動し,トマト産地に向かいます。

無事に現地に着けることを祈っています。