食農ステイション

食と農に関するお話しを徒然なるままにいたしましょう。

節電と大腸ポリープ

2011年08月15日 | 食と農

東京では猛暑が続いています。大学の研究室は冷房を使えないので,早めに自宅に帰るこの頃です。風呂に入ってさっぱりする喜びを久しぶりに感じています。

先日,中部地方のM大に科研の打ち合わせとU先生との懇談に行ったのですが,節電のユルサに驚きました。自動販売機は未だに照明が付いているし,駅や大学は明るくて,眩しすぎ。冷房もガンガン効いていました。この差はナニ?

今日は終戦記念日です。大学は今日と明日は一斉休業日のため休みです。いつもの夏ならば,休みでも涼しい研究室に出かけるのですが,今年は自宅でまったり過ごします。でも,昨日も昼からは冷房を入れてしまいました。我慢も限度がありますね。

前回の更新以降,ビッグイベントは大腸内視鏡検査です。本当は7月中旬に予定していましたが,講演が入って検査が一月延びました。

前にも書きましたが,私はポリープができやすい体質のようで,大腸以外に胃と胆嚢にもあって,要観察中です。

大腸は昨年の人間ドックで3個発見されましたが,ドックでは手術ができないので,「来年病院で切ってね!」と放置されたままでした。そのため,今回は切除を覚悟した検査でした。

この検査を受けた御仁は承知されていると思いますが,検査の4時間前から下剤を2リットル,2時間かけて飲み干し,腸をきれいにしなくてはいけません。2年ぶりにいったT病院の検査控え室はテレビが設置され,広々とした部屋になっていました。近くのトイレも増設されていました。これで「スクランブル発進」にも対応できます。

人間ドックの結果はT病院の電子カルテにも載っているらしく,担当の先生は昨年の3個を見て切るかどうか判断すると言われました。名前は忘れましたが,まだ若い医者でした。

上部内視鏡に比べれば,前処理はたいへんですが,苦しみはあまりなく,カメラはあっと言う間に小腸まで達して,その後少しずつカメラのチューブを引きながらポリープ探しを行います。患者にもモニターが見えるように配置されていますが,眼鏡を外されてよく見えません。

ポリープは結局4個見つかり,うち3個を切除しました。大きさは1センチメートルから5-6ミリメートルです。高周波で切ったあとはクリップで切除部分を留めるのですが,医者は2個の切除あとを2個留めでやってくれました。丁寧な仕事だ。この間,大腸に大量に注入された空気でおなかはパンパンで痛いくらいです。手術後は1時間ベッドで休んで,空気をブーブーと排気した後,帰宅します。

2週間は禁酒です。また,旅行やスポーツ,辛い物や繊維が多すぎる食べ物も控えるように指示されております。

暑い夏,炭酸水を飲んでやり過ごしましょう。

写真:自宅ベランダに咲くデュランタ家内が育てていて,今が盛りです。