なかなか更新できず,すみませんでした。
前回ブログをアップしてから,いろんなことがありました。一つは滋賀県東近江市の稲作営農集団の調査。これは本学のグリーンバイオマス・プロジェクト研究の一環であり,バイオエタノール米の地域モデル策定のための投入・算出係数を策定するためです。聞き取り調査で印象に残ったのは,イノシシ,鹿,猿などの獣害がここ数年ひどくなっているという農家の訴えでした。集落には猟友会の人がおらず,箱罠を3か所に設置していますが,なかなか獣がかからないとのことでした。
また,この間には,荷の重い仕事が二つありました。一つは,中核市サミットの地産地消分科会のコーディネーターでした。中核市とは人口30万人以上の市であれば,県からの事務手続きが委嘱されるというものです。政令指定都市の弟分のようなものです。
石原信雄さんの基調講演のあとに30余の市長さんが4つの分科会に分かれて,それぞれのテーマ毎に議論しました。でも,分科会で討議する時間は限られているので,事前の「調整」に添ったシナリオどおりに進めることになります。一般市民の方にはおもしろくなかったかも。
一方,今回の中核市サミットではいろんな市長さんとお知り合いになれたことは良かったです。本学工学部の先生と中学校から大学まで同級生という市長さんもおられました。
いま一つの荷の重かった仕事は,前回のブログに書いた,沖縄県普及事業60周年記念式典の講演でした。普及員さんの期待に応えられたのか甚だ自信はありませんが,一部の普及員さんからはお褒めの言葉を頂戴しました。
記念講演の後,記念式典にうつり功労者表彰と祝賀会がありました。特に祝賀会は盛り上がりました。
普及所対抗の余興が次々に行われ,歌や踊りでみな今宵の宴を楽しんでいました。
そして,今週の初めは長崎県大村市で「地産地消仕事人と学ぶ・現地検討会」に参加しました。
この検討会は大村市のシュシュが全面協力して行われました。シュシュは地産地消優良活動表彰 の農林水産大臣賞やグリーンツーリズム大賞2009を受賞した有限会社です。8戸の農家が経営していますが,正社員十数名を含めて,約80名の従業員を雇用する農村企業となっていました。
また,今回初めて農家民泊を経験しました。農家民泊は民宿と違って体験事業とセットなっています。泊まった家は江戸時代からの鍛冶屋で,包丁や鎌を作っている大きな家でした。夜遅くまで焼酎を飲みながら話を咲かせました。
翌日はシュシュでソーセージづくりとパン焼きを体験しました。
今週末には流通学会の全国大会が日大経済学部で開催されます。また,学会の日程と重なっていますが,本学では学園祭があり,土曜日にはおでん de Partyを行います。
忙しかった9月と10月でしたが,やっと正常業務に戻れそうです。