食農ステイション

食と農に関するお話しを徒然なるままにいたしましょう。

夏過ぎて,秋深まる

2012年10月20日 | 食と農

今日は木曜日授業の振替のために,大学に出てきています。

娘が通う大学は,土曜日は休みで,代わりに祝日は通常どおりに講義があります。どっちが良いのか。

さて,マニラの投稿から,1ヶ月以上が過ぎました。

この間,盛岡市のM農協関連会社,S社に学生と調査に行ったり,Yくんの卒論研究で食品廃棄物からリキッドフィードを製造している千葉県匝瑳市のE社の調査に行ったり,フィリッピン調査の打ち上げがあったり,研究室の歓送迎会(3年生とSさん歓迎,Aくん送別)を開いたりと,イベントは盛りだくさんなのですが,GBP国際シンポジウムの準備や科研の計画書作成などがあり,ブログを更新するゆとりがありませんでした。(言い訳です(^_^; )

歓送迎会に特別参加したO.BのOくんからも,「なんで,更新しないんですか?」と言われる始末。(^_^;)\(・_・)

写真をアップして,皆さんの期待に応えましょう。

1.地産地消で頑張る盛岡市の農協子会社S

D論とM論の調査研究を兼ねて,S社を訪問しました。ここは農産物直売所,学校給食への食材供給,葬祭事業,仕出し,生花センターなど複数の事業を行っています。地産地消仕事人だったSさんは前の常務でした。そして,いまの常務のKさんは本学出身者ということもあって,お彼岸前の忙しいときに調査を受け入れてくださいました。(*'-'*)

Y町の学校給食センターも調査させていただきました。

 

夜は「意見交換」と言う,たいへんな「おもてなし」を受けました。調査窓口のAさん,K常務など皆さん本当にありがとうございました。

きっと,YさんやUさんは立派な論文を仕上げると思います。

 

2.食品廃棄物を飼料化するE社

4年のYくんの卒論の事例研究で,千葉県匝瑳市のE社を訪問しました。

ここの前の社長は本学出身者でF先生の同級生ということもあり,調査を快く引き受けていただきました。

E社の特徴は食品廃棄物をリキッドフィードにして,関連会社の養豚場の飼料にしていることです。

様々な食品を処理していました。まだ,賞味期限があるヨーグルトや加工食品が多かったのにはびっくりしました。

これらを攪拌,粉砕して,発酵槽に貯蔵して,養豚場に運びます。

包材に入ったものは,圧縮したり,一つずつ包装を外していました。

予想よりもニオイがなくて,驚きました。E社の人もニオイが滞留しないように迅速に加工処理しているそうです。

大きくなったブタは近くの食肉卸売市場に出荷されていますが,価格は低く評価されているとのことでした。

食べ物とは何か,人間は何を食べているのか,日本人はなんというムダをしているのか,いろいろ考えさせられた1日でした。

Yくんは,Aさんからドライフィードの会社を紹介してもらい,彼の卒論研究はさらに順調に進展することでしょう。

急に秋が深まり,先週は扇風機を収納して,電気ストーブと加湿器を出しました。冬になるのはすぐですね。皆さんも体調管理には気をつけてください。