風になりたい

自作の小説とエッセイをアップしています。テーマは「個人」としてどう生きるか。純文学風の作品が好みです。

ポルトガル・マデイラの旅2013 ~マデイラの風景1

2013年08月31日 17時50分43秒 | フォト日記

 マデイラ島の写真の続き。海辺を中心にした島の風景です。

 

 

 海はまっさおでとても美しかった。海水浴をして楽しむ人々がいた。


 


 

 

 

 

 港に入っていた豪華客船。町の旅行代理店のポスターを見ると、一週間の船旅が7万円前後で楽しめるようだ。船は朝入港して夕方には出発する。


 

 カフェで食べた具たくさんのスープ。スープにはすりつぶしたじゃがいもと青菜が入っていてこれだけでもけっこうお腹が膨れる。一杯2.5ユーロ。
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ポルトガル・マデイラの旅2013 ~被昇天祭の前夜祭

2013年08月28日 20時35分35秒 | フォト日記

 今年の夏もポルトガルのマデイラ島へ行ってきた。
 マデイラ島は大西洋に浮かぶ常春の島。
 大勢の人がバカンスに訪れる。


 

 

 被昇天祭の前夜祭に行ってきた。
 屋台が出ていておいしい食べ物を売っている。
 上の写真は鶏のひらき。
 おいしかった。

 

 夕方頃から大勢の人が山の上の広場に集まる。広場で腹ごなしをしたあと教会へ行く。


 

 上の写真はいもを練りこんだパン。あいだにガーリックバターを入れて焼く。


 

 串焼きステーキの屋台。僕はこのステーキをいちばん楽しみにしていた。月桂樹の枝に四角く切った牛肉をつきさす。炭火で焼くと月桂樹の香りがして香ばしい。

 
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ポルトガル・リスボンの旅2013 ~ケーブルカー

2013年08月19日 20時17分07秒 | フォト日記

 ポルトガルへ行ってきた。
 写真はリスボンのケーブルカー。グロリア線。


 

 下の乗り場。ごく普通の街角にある。坂の多いリスボンの市民の足なのだろうけど、並んでいるのは観光客風の人が多かった。


 

 

 


 路線はごく短い。乗車時間は3分ほど。自分の足で坂を登ってみるとさすがにきつかった。

 

 

 

 上の乗り場。


 

 ケーブルカー乗り場のすぐそばに公園があった。お城が見える。


 

 

 
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ささやかなこの人生(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第184話)

2013年08月10日 17時27分12秒 | 連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』

 仕事柄、広州の周囲を車で行ったりきたりする。バックパック一つ担いでこの亜熱帯の地へやってきて三年半が過ぎた。
 バナナ畑や養魚池や田んぼが広がる風景を眺めていると、
 ――不思議な人生やな。
 とつくづく思う。
 二十代の頃は、東京でサラリーマンをしていた。
 どこにでもいるごくありふれた勤め人だ。
 すし詰めの電車に乗って通勤して、帰りも混みあった電車で帰った。
 ところが、なにを思ったのか放浪の旅に出て、あちらこちらを回っているうちに雲南が気に入り、そこで語学留学したりした。さすがに中国語を活かして仕事をしようと思ってものどかな雲南省では日系企業が少なすぎて就職口がないので、今は広東省の省都広州で働いている。
 よくいえば自由でおおらか、悪く言えば超わがままB型的な中国人に振り回されて、
 ――やれやれ。
 と、あきれたり、やるせなくなることもあるし、
 ――どうでもいいや。
 と、投げやりになることもけっこうある。頭にくることも多い。だけど、日本では味わえない刺激があってそれなりに楽しい。毎日が文化人類学のフィールド調査をしているようなものだ。日本人と中国人の考え方の違いをいろいろ分析してみると面白い。彼らと摩擦や衝突も、考えようによっては、いろんな物事を深く考えてみるきっかけをくれているようなものだ。困った時には、なかのいい中国人の友人が助けてくれたり励ましてくれたりもする。
 ――なんでこんなことをしてんのやろ?
 広州の街をぶらぶらしながら、街角の風景や道行く人々を眺めながら、あるいは、飲み歩いて酔い疲れて、ぼうっとした時にそんなことをふと思う。
 あのまま東京にずっといても、それでよかったのだ。なんの変哲もない暮らしだけど、それはそれで満足していた。仕事も悪くなかった。一人で暮らすぶんには生活にも困らなかった。
 たぶん、ここで学ばなくてはいけないことがあるから、こんなことをしているんだろう。外国で暮らしているからといって、ドラマチックなことがあるわけでもないし、ヒーローや大金持ちになるわけでもない。だけど、ささやかな人生なりに、こうしてすこしずついろんなことを勉強しているのだと思う。それが大事なことなんだと、つくづくそう思う。






(2012年7月1日発表)
 この原稿は「小説家なろう」サイトで連載中のエッセイ『ゆっくりゆうやけ』において第184話として投稿しました。 『ゆっくりゆうやけ』のアドレスは以下の通りです。もしよければ、ほかの話もご覧ください。
http://ncode.syosetu.com/n8686m/
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現実の男なんて相手にしてられません(連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』第182話)

2013年08月03日 16時20分57秒 | 連載エッセイ『ゆっくりゆうやけ』

 アシスタントのアニメちゃんは腐女子だ。
 職場のパソコンのデスクトップには、いつもイケメンのイラストを貼ってあって、時折、愛しそうに見つめている。ある時、アニメちゃんが銀色の長髪に和服のようなものを着た若い男のイラストを見つめていたので、こんな古風なのがいいのかなと思いながら、
「タイプなの?」
 と僕が訊くと、
「はい。格好いいです」
 と目を輝かせ、
「こんなのを見てしまうと、現実の男なんて相手にしてられません」
 などとアニメ声でのたまう。
 そのくせ、日本の本社からイケメンの日本人男性職員がやってきた時には、「あの方は何歳ですか?」
 と大はしゃぎで僕に訊く。かなりの面食いだ。たぶん、イケメン以外は男じゃないくらいに思っているのだろう。
 先日、グループ現地子会社のさわやかイケメンのNさんと顧客訪問をした後、広東料理のレストランで一緒に円卓を囲んで昼ご飯を食べた。性格もやさしくてとてもいい人だ。僕は「Nさんと話しなよ」とアニメちゃんにふってあげたのだけど、
「緊張します」
 と言ってもじもじしている。僕に口ごたえする時とは大違いだ。毎日、これくらいしおらしい態度で素直にがんばってくれれば、僕はヘッドロックをかけなくてすむんだけどなあ。
 イケメンのイラストにはまっているからなのか、理想が高すぎるからなのか、アニメちゃんはまだ彼氏がいないらしい。いないどころか、これまで付き合ったこともないそうだ。
 そんなアニメちゃんもそのうち彼氏を見つけるのだろう。どんな男を選ぶのか楽しみだ。



(2012年6月18日発表)
 この原稿は「小説家なろう」サイトで連載中のエッセイ『ゆっくりゆうやけ』において第182話として投稿しました。 『ゆっくりゆうやけ』のアドレスは以下の通りです。もしよければ、ほかの話もご覧ください。
http://ncode.syosetu.com/n8686m/
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