破廉恥な大人に文句が言えるか・・・

　世の中、腹の立つこと、納得できないことばかりで、連日の暑さもあって、少々イライラしてきた。

　ＪＲ津山線の置き石事件は、8件のうちの3件が、男子高校生と同年齢の無職の少年の犯行と分かった。無職の少年は、先月にも別の少年と共謀して線路に置き石をした疑いも持たれているが、警察は他に中学生グループも関わっていると見て捜査しているという。
　「列車がひっくり返るのが見たかった」とは、まるで幼児の発言ではないか。昨今の子どもは、体格は大人なみだが、頭の中は幼児以下のお粗末さ、これでは若い人達に将来を託している我々高齢者は不安である。こういう子どもを育てた親や教師の顔が見てみたい。最も今や、教師も親も青少年の模範たる資格に欠けている人たちが多いのだから、責任を転嫁をするところもない。

　最近の、そういった社会人失格の大人たちが起こしたお粗末な事件だが、怒りを通り越して、あきれてしまって笑うこともできない。

　『その１』　大阪府警淀川署は、女装して電車の中で下半身を露出したとして、公然わいせつの現行犯で尼崎市役所の総務部長(56)を逮捕した。調べでは、容疑者はかつらをつけ、キャミソールとミニスカートで女装し、パンツをはかず、電車内で、自分の正面に座っていた女子学生3人に下半身を見せた疑い。
　容疑者は妻と二人暮らしで、学生時代から女装趣味があり、13年ほど前から自宅と別に豊中市にアパートを借り、着替えなどに利用していたというが、同僚らは女装趣味には全然気付かなかったそうだ。同署は同日、容疑者を釈放、近く書類送検するというが、普通その日に釈放するかって言いたい。また、公僕の立場にある人間だからこそ、氏名を公表して厳重な処罰をするべきで、公務員同士の身内に甘いという態勢を見る気がする。

　『その2』　業者から、1泊10万円以上のコンパニオン付き温泉旅行など過剰な接待を繰り返し受けていたとして、国土交通省・関東地方整備局の元副所長・伊藤久数容疑者が逮捕された。彼は、圏央道の測量事業の指名競争入札で、業者に予定入札価格を教え、見返りにおよそ50回、総額500万円にも上る接待を受けた疑いだ。お役人の意地汚いタカリの体質はいつになったらなくなるだろう。

　『その3』　おはらいと称して女性の体を触ったとして、準強制わいせつの疑いで佐世保市の住職・佐藤恵龍容疑者(65)が逮捕された。先月末、法事のため、76歳の被害者宅を訪問、身内の18歳の女子学生と49歳の女性に、「おはらいをしてやる」と言って3人の体を次々と触ったそうで、まだ余罪がありそうだとして調べるという。76歳でもワイセツ犯罪の対象になるのなら、先日65歳になって市役所から介護保険証が送られてきてショックを受けた私でも、まだまだ対象内と喜ぶべきか？