つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

奥飛騨・上高地の旅・・・その2

2006-06-24 | 
 いい気持ちで寝ていたのに、12時ごろ足がつって眼が覚めた。外は相変わらずの雨、夜中じゅう降って朝には止んでくれるよう、窓にぶら下がって「てるてる坊主」になりたい気持ちだった。ひと寝入りした3時ごろ、今度は持病のアレルギー性鼻炎が起きて、くしゃみと鼻水で眼が覚めた。すきっ腹に薬はダメなので、夜の明けるのを待ったが眠ることができない。とうとう4時半頃に起きて露天風呂に行き、帰って少し眠ることができた。

 朝になってもまだ雨が降っていたが、7時45分、オプションの乗鞍疊平へ向けて出発する頃にはすっかり止んでくれた。車中では、鼻炎の薬が効いて起こされるまで眠りっぱなし、乗鞍スカイライン入口に到着しても頭はもうろうとしている。残雪の山々を眺めながら疊平へ到着したが、曇っているのでとても寒い。それでも遠くは無理だが、まだ視界はいい方で、みやげ店主の話では、店のすぐ外も見えないほどになるという。そうしてみると、このツアーには善男善女ばかり集まったのだろうか、ありがたや、ありがたや。
 
 次は上高地へ向けて出発したが、またもや眠ってしまったようで、起こされた所は大正池の傍であった。ここから河童橋まで歩くと1時間半ぐらい掛かるというので、もう少し先の田代橋でバスを降りて歩くことにした。人の通らない道を選んで、梓川に沿ってゆっくりおしゃべりしながら歩くと、大昔の若い頃の乙女(?)に戻ったようなロマンチックな気分になり、上高地が若者に人気があるのもうなずける気がする。新鮮な空気、目に沁みる緑の木々や透明度抜群の梓川、鴨のつがいが悠々と泳いでいる。おしゃれなホテルやペンションが建ち並び、まるで外国へ来たような感じがする上高地である。やがて河童橋の袂に到着したが、時間があるので、おしゃれなカフェでティータイムとしゃれる。梓川の水の流れを見ながらケーキ&コーヒーを頂く。日頃の煩雑な浮世から隔絶されて、ゆっくりと時間が流れる至福のひと時であった。 
   
  そして、最後の行程のみやげ物店へ寄って、後は一路帰路につくだけである。またまた眠ってしまったらしく、途中のトイレ休憩で起こされる。それからもバスの揺れに身を任せているとしらぬまに眠っていて、いつしか中国縦貫道へ入っていた。岡山県に近付くほど雨がひどくなって、情報によると県北は大雨になっているという。しかし、観光中は一度も雨にもあわず、事故もなく、無事に旅を終えることができた。
 このツアーは毎年恒例になっていて、昨年は総勢4,500人も参加したそうだ。今年も参加者が多く、私たちの添乗員は大阪支店からの助っ人だそうである。さて、次はどこへ行こうか、格安の旅がささやかな楽しみである。
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