つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

愚問・・・

2006-01-11 | Weblog
 今朝も粉雪がちらほら、又寒くなるのだろうか。新潟県津南町と長野県栄村を結ぶ国道405号線が大雪で寸断され、周辺の集落計193世帯が孤立しているそうだ。昭和38年にもこれに似た大雪の日が続いたそうだが、あの頃と違い輸送体制も、食料事情も違い、救援対策は万全だが、何せ相手は自然でいつどのような変化があるかわからない。
 自衛隊が出動して国道の除雪作業、ヘリで地域に入り、高齢者宅の除雪などを行っているが、これ以上雪が降らないことを祈るのみだ。
 当面のライフラインや食料は確保されているそうだが、雪に閉じ込められた住民の生活は大変だろう。雪に閉ざされ、何日も暗い家の中で過ごすことを思うと、太陽の恵みのありがたさをつくづく感じる。
 
 いつも思うことだが、これほど文明、科学が発達しても自然の脅威の前には何の役にも立たない。私には宇宙開発への知識が全くないので、こんな愚問を発すると笑われるかもしれないが、火星探検、月面着陸とか、他の惑星への調査など、次々と広大な宇宙へ向けて多額な投資がされているが、それが我々にとってどのような恩恵に繋がるのかわからないのだ。
 ここ何年かの間には、台風、大雨、地震、大寒波など、地球が自然の猛威にさらされ甚大な被害を受けているが、それに対していかなる科学、人智をもってしてもどうにもならぬとは、ただ自然の脅威の前に恐れおののくより他ないのだろうか。
 これこそ本当に愚問だが、現代の科学の力と世界中の学者たちの知能を結集して、この大雪を降らす雲を動かすとか、台風の進路をそらす、雨雲を動かすなど、そういうふうに人為的に天候を変えることはできないのだろうかといつも思う。
 月だ、火星だと、大局的に宇宙を知ることは無益だとは思わないが、それよりも私たちの実生活に即応する科学の発達の成果を見るほうがどれほど有難いか。
 愚問を笑わないで・・・
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 老女の会話・・・ | トップ | サル団子・・・ »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事