39歳にしてメジャーへ挑戦、思いがけないアクシデントに見舞われ再起不能かと思われた桑田真澄投手。苦しいリハビリを克服し、ようやくメジャーのマウンドに立つことができた。短いイニングだが肝心な所でいい仕事をする彼は、今ではパイレーツにとって不可欠な存在となっている。あのイチローを三振にしとめるなど、たいしたものである。
その昔、マスコミ週刊誌から「投げる不動産屋」のレッテルを貼られ、ダーティなイメージの桑田真澄が作られ、莫大な借金に大変な苦労をしてきたという。やはり人間は苦難を乗り越えてこそ大きく成長するのだろう。
昨日深夜のスポーツニュースで、桑田の密着取材の様子を放送していたが、彼の野球への情熱は並みならぬものがある。また、彼の会話の中に、野球人には珍しい哲学的な言葉が次々と出てくるのには驚く。彼はリラックスするために、日本の香を焚いて読書するそうで、今読んでるのは、夏目漱石の「こころ」だとか、さもありなんと思われた。「来年への夢を語れる年ではない、今日一日を精一杯やるだけ。そして、自分の心に正直に生きてゆきたい」と、淡々と語る。すべてのことに感謝の気持ちを表わす謙虚さが立派である。
そして、無二の親友清原和博への熱い思いを語っていたが、同じ番組内で、その清原がひざの検査のため渡米するというニュースがあった。この16日には、報道陣に対して、「このまま今季、打席に立てない可能性もあるし、全く見えてこない。このまま終わってしまうかもしれないし…。僕の中では今、絶望感でいっぱいなんです」と引退を示唆する発言もあったとか。しかし、昨日の彼は「必ずグラウンドに立つことを自分自身が望んでいますし、強い気持ちでがんばりますので、もう少し待ってほしい」と悲愴な面持ちで語っていた。
彼も今、瀬戸際に立たされている。しかし、そんな清原に、オールスターのファン投票で“激励票”が集まっているそうだ。「中間発表が行われた早い段階で3万数票が集まっていた」と球団関係者は言っているそうだが、残念ながら清原は出場試合数が規定に満たず、球宴出場は絶望的だという。ファンは清原の再起を期待しているのである。一日も早い復帰を期待して彼にエールを送りたい。
そしてもう1人岐路に立たされている男がいる。昨年6月に右ひじ手術を受け、米ロサンゼルスでリハビリ中の野茂英雄投手が今シーズン中の復帰を断念し、来季に完全復活を目指すという。来季を見据え10月のウインターリーグ参加に照準を合わせるというが、2年近い長期間のブランクをどう克服するか、野茂にとって正に正念場であろう。それでも引退などと言わない野茂の根性には敬服する。
松坂やイチロー、松井らの活躍が連日報道される中で、野茂の心中はいかばかりか。昨年6月にホワイトソックスの3Aシャーロットを解雇され、直後に右ひじの手術、結局、昨年は渡米12年目で初めてメジャー登板なし。今年に入っても新たな移籍先は決まらないままである。しかし、彼のことだ、きっと又あの豪快なトルネードが見られると確信しているし、誰もがそう願っているだろう。彼は8月で39歳になるそうだが、最後の踏ん張りでもう一度あの勇姿を見せてほしいものだ。「男は黙って勝負する」、あの寡黙でクールな野茂が好きだ。
また、横浜の工藤にしろ、中日の中村ノリにしろ、年齢的にも体力的にも限界に近いオジサン選手が、野球に食らい付いて意地を見せている。今の軟弱な若者たちに、こうしたハングリーな根性をもった男たちの爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいものだ。
その昔、マスコミ週刊誌から「投げる不動産屋」のレッテルを貼られ、ダーティなイメージの桑田真澄が作られ、莫大な借金に大変な苦労をしてきたという。やはり人間は苦難を乗り越えてこそ大きく成長するのだろう。
昨日深夜のスポーツニュースで、桑田の密着取材の様子を放送していたが、彼の野球への情熱は並みならぬものがある。また、彼の会話の中に、野球人には珍しい哲学的な言葉が次々と出てくるのには驚く。彼はリラックスするために、日本の香を焚いて読書するそうで、今読んでるのは、夏目漱石の「こころ」だとか、さもありなんと思われた。「来年への夢を語れる年ではない、今日一日を精一杯やるだけ。そして、自分の心に正直に生きてゆきたい」と、淡々と語る。すべてのことに感謝の気持ちを表わす謙虚さが立派である。
そして、無二の親友清原和博への熱い思いを語っていたが、同じ番組内で、その清原がひざの検査のため渡米するというニュースがあった。この16日には、報道陣に対して、「このまま今季、打席に立てない可能性もあるし、全く見えてこない。このまま終わってしまうかもしれないし…。僕の中では今、絶望感でいっぱいなんです」と引退を示唆する発言もあったとか。しかし、昨日の彼は「必ずグラウンドに立つことを自分自身が望んでいますし、強い気持ちでがんばりますので、もう少し待ってほしい」と悲愴な面持ちで語っていた。
彼も今、瀬戸際に立たされている。しかし、そんな清原に、オールスターのファン投票で“激励票”が集まっているそうだ。「中間発表が行われた早い段階で3万数票が集まっていた」と球団関係者は言っているそうだが、残念ながら清原は出場試合数が規定に満たず、球宴出場は絶望的だという。ファンは清原の再起を期待しているのである。一日も早い復帰を期待して彼にエールを送りたい。
そしてもう1人岐路に立たされている男がいる。昨年6月に右ひじ手術を受け、米ロサンゼルスでリハビリ中の野茂英雄投手が今シーズン中の復帰を断念し、来季に完全復活を目指すという。来季を見据え10月のウインターリーグ参加に照準を合わせるというが、2年近い長期間のブランクをどう克服するか、野茂にとって正に正念場であろう。それでも引退などと言わない野茂の根性には敬服する。
松坂やイチロー、松井らの活躍が連日報道される中で、野茂の心中はいかばかりか。昨年6月にホワイトソックスの3Aシャーロットを解雇され、直後に右ひじの手術、結局、昨年は渡米12年目で初めてメジャー登板なし。今年に入っても新たな移籍先は決まらないままである。しかし、彼のことだ、きっと又あの豪快なトルネードが見られると確信しているし、誰もがそう願っているだろう。彼は8月で39歳になるそうだが、最後の踏ん張りでもう一度あの勇姿を見せてほしいものだ。「男は黙って勝負する」、あの寡黙でクールな野茂が好きだ。
また、横浜の工藤にしろ、中日の中村ノリにしろ、年齢的にも体力的にも限界に近いオジサン選手が、野球に食らい付いて意地を見せている。今の軟弱な若者たちに、こうしたハングリーな根性をもった男たちの爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいものだ。
桑田は昔からプレーに全力を挙げてぶつかるタイプで、彼の考え方は哲学的であり、私の尊敬する選手です。PL学園で清原と共に甲子園を沸かした名手の当時を見ていたので、大リーグでの活躍は全く感服します。何よりも努力の人です。
野茂も日本人として大リーガーのさきがけのプレーヤーで、回復してもう一度活躍して欲しいものです。
レディーさんは野球も好きですか、
私はその昔、王、長嶋時代にはナイターをよく見ていましたが、最近はほとんど見ませんね。それでもスポーツニュースは見ます。特に、オジサン選手が意地を見せるのには敬服するし、感動に涙腺が弱くなることもあります。
球団にこだわりはありませんが、王監督、古田監督などの人柄が好きですね。選手では、楽天の田中が初々しくて好きです。
昔のプロ野球とはなんか違ってきたように思えて、それとビッグスターがいなくなりましたね。
桑田選手の努力は、「凄いなぁ~」と思いました。
野茂選手も好きな選手なので、無事完治されて復活して欲しいです。
野球は30歳を過ぎてもできますが、体操は30歳ぐらいまでには引退してしまいます。
私が尊敬している元体操選手の方も、肩や肘を痛めて引退されました。
現役時代は陰ながら努力をされた結果、日本代表の座を勝ち取られました。
今も交流がありますが、とても凄い方ですし、面白い方ですね(笑)
お陰様で、体操選手応援サイトが22万HITを達成しました!!
いつもありがとうございます。
これからもよろしくお願いします
努力は必ず稔るものですね。でも、その努力も人並み以上の厳しいものでしょうが、彼らをそこまで突き動かすのは、ただ好きというだけではできないと思いますね。
どんなスポーツ選手にも限界というものがあり、選手生命は短いですね。いかに燃焼しつくすか、それぞれちがいますが、立派だと思います。
すごいですね。22万だなんて…。これからも頑張ってください。