つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

タマネギの不思議な力・・・

2023-11-26 | どうでもいいことですが

 今日は日曜日、「ばあ散歩」も体操も何にもしない日。空をみたらきれいな朝焼け! 今年一番の寒さか、風が冷たい。今日は一日中コタツの守りをしようっと! 

 わが購読紙の1面掲載のコラム「滴一滴」におもしろい記事があった。
 17世紀の英国では、病人のいる部屋で生のタマネギを皿に載せておくと、タマネギが病気を吸い取り、客は病をうつされずに済むと考えられていた。同じような発想から、家の外にタマネギの皮を埋めると、家から熱を引き出すとも信じられた。独特の匂いや辛みが、そんな不思議な力の源泉とされたのかもしれない。
 こちらは現代の研究から導き出された“タマネギの力”である。早期認知症などの人がケルセチンという物質を多く含むタマネギの粉末を約3カ月間摂取すると、文章表現力が改善された。
 岐阜大などの研究だ。19人を2グループに分け、ケルセチンを多く含む粉末と含まない粉末のどちらか分からない形で食べてもらい、摂取前後の認知機能検査の結果を分析した。ケルセチンを摂取した人は、含まない粉末を摂取した人に比べ、文章記述の点数が明らかに高かった。さらに、ケルセチン摂取のグループでは、文章中に「良い」や「楽しい」といった前向きの形容詞も増えた。タマネギが持つ不思議な力が興味深い。
 冒頭の書によれば、タマネギを食べている夢は、何か価値ある物が見つかることを予知するともされた。血液さらさら効果も知られるタマネギ。スーパーで、山盛りで売られている姿が“宝の山”に見えてきた。 
 私は子どもの頃、タマネギと人参が食べられなくて困った。タマネギは形が崩れるまで煮てあればまだ食べられたが、人参はあの独特の臭いが嫌で、どうしても食べられない。学校給食の定番メニューといえばカレーライス、でも嫌いなタマネギとニンジンがいっぱい。残したら先生に叱られるから、泣きながら食べたことを覚えている。
 私の亡弟はタマネギや青ネギなど、ネギと名がつくものは大嫌い。小さい時、母は「ネギを食べると頭が良くなるから」と言って、ネギ嫌いを直そうとしたが、どうやってもダメだった。
 そばやうどんを注文するときは、必ず「ネギ抜きで!」と言う。結婚してお嫁さんは困ったらしい。カレーを作るときはタマネギをみじん切りにして分からないようにしたが、トロトロになって影も形もないのに、なぜかバレてしまうのだと言う。
 そのくせ子どもたちには「好き嫌いはダメ!」とうるさく言う。だが子どもも大きくなれば、「お父さんだって…」と言い返される。そうなると父親の威厳は崩れてしまい、何も言えなくなる。
 昔のニンジンは臭いが強かった。私も亡弟もニンジンやタマネギの臭いが嫌だったのだと思う。弟は死ぬまでネギ嫌いは変わらなかったが、私はいつ頃からか、何でも食べるようになっていた。オバサンは加齢とともにあつかましくなる。何でも食べなくては損、そういうことだろうネ。😜

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2 コメント

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何でも食べられる! (sirousagi gamanoho)
2023-11-26 17:29:36
健康体維持の第一定義!
子供の頃は見た目が嫌、匂いも香りもダメ、
舌触り食感受け付けない(マグロのお刺身が代表)と好き嫌い激しい時期もありましたが
おっしゃる通り歳と共に何でもお口に!と宗旨変え?
あれが良いこれは効くと話題になる食物に
流されることのないよう自分の頭で考え
その時の最善食を美味しく(満足感を持って食べる)に徹底したいです。
タマネギさんの力は偉大ですね。
Unknown (オールドレディー)
2023-11-27 09:16:46
★shirousagi gamanohoさま
子どもの頃は今と違ってとても繊細な子でした。ちょっとした臭いでモノが食べられなくなったり、気分が悪くなって吐いたり…。一時期、給食がダメで家に食べに帰っていたことありました。今のような大胆不敵というか、繊細のセの字のかけらもない厚かましいババに、あまりの変わりようは我ながら不思議です。
いつの間にか性格も思考、嗜好も趣味も変わっている、変われるものだとわかりました。年を取るってそういうことかも…。

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