つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

紅葉前線南下、今が見頃だよ!・・・

2022-11-05 | いいなあ!

 青い実が黄色に、そして真っ赤に熟れるころには葉は虫食いだらけ。何の実かしら?

 毎年教えて頂くのに、1年経てばもう記憶にない。


 秋も深まってきた。わが岡山県の紅葉スポットは厳選すると約10カ所、他にも小さな紅葉スポットはたくさんある。直近の見頃情報では「見頃」になったところは4か所、まだ「色づき始め」のところも多い。桜と違って、紅葉は見ごろが長いのでゆっくり楽しめるよ。
 紅葉見物のことを「紅葉狩り」ともいう。「紅葉狩り」とは、野山に出かけて紅葉を楽しむこと。読み方は「もみじがり」である。
 「狩り」が草花などを愛でる意味でも使われるようになったのは、平安時代に狩猟をしない貴族が現れたことが関係しているという。当時の貴族は、歩くことを下品と考えて、牛車(ぎっしゃ)で外出することが多かったようだ。しかし山道を牛車で上って、花や紅葉を愛でることは難しい。そこで花や紅葉を見に、山野に歩いて出かけることを「狩り」に見立てるようになったとか。
 「紅葉狩り」は貴族たちの優雅で風流な遊びだったようだが、今は貴賤上下の区分なく、だれもが紅葉を楽しんでいる。が。「紅葉狩り(もみじがり)に行こう」なんて風流な言い方はあまり聞かなくなったなあ。
 わが岡山県一番のおススメは「奥津渓」だ。およそ3kmにおよぶ変化に富んだ渓谷美を眺めながら歩くのは最高。川沿いには遊歩道が整備されているので、足が悪くて歩行困難な年寄りでも、楽に紅葉を楽しむことができる。
 5年前、まだ赤穂の友人が存命だったころ、2人で電車に乗って津山まで行き、出迎えてくれた親友たち5人で、奥津渓の紅葉を心ゆくまで楽しんだ。紅葉見物はあれが最後だったなあ。今でも津山まで出てゆけば連れて行ってくれるが、残念ながらもう津山まで一人で行く体力も気力もない。

 私が当地へ越してきたのは2010年5月31日。その年の10月末、親友と2人で「日光・会津地方の紅葉めぐりツアー2泊3日」に参加。私の日頃の行いが悪いせいだろう、見頃にはちょっと遅すぎた。安達太良山へもゴンドラで上ったが、ここも見頃を過ぎていてがっかりしたのを覚えている。その4か月後にあの東日本大震災だ。いやあ、驚いたのなんのって! 
 四季折々の名所めぐりの旅もあれが最後になった。というのも津山から岡山空港へ行くのが大変なのだ。前日に岡山駅まで行ってビジネスホテルで1泊、翌朝リムジンバスで空港へ。帰りも同じだから2泊3日の旅が4泊5日になる。おまけにタクシー代、電車料金、ホテル代、食事代などで2万円は必要だ。金銭的にも時間的にも体力的にも負担が大きすぎる。

 元気だったころには、春は桜、秋は紅葉、冬は雪景色と、親友と2人でツアーに参加、よく遊び歩いたものである。足を骨折してからは、鳥取の温泉地へ1泊とか、日帰りで桜や紅葉を見に連れて行ってくれたが、それもだんだんとしんどくなった。今ではテレビの旅番組を見て行ったつもり、美味しいものを食べたつもりに…。タダで楽しめるからいい!

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2 コメント

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黄葉(もみじ)も良いね (sirousagi gamanoho)
2022-11-05 17:29:04
奥津渓!見事な紅葉にうっとり
昔、花の?OL時代に奥津温泉へ
慰安旅行で行ったことがあります。
岡山は本当にステキな所、観光地数多く、私は知りませんでしたが、「豪渓」も紅葉の美しい名勝だと紹介されていました。
こんな風流な話が平家物語に有りますよ
高倉天皇自愛の紅葉、嵐に散った葉をかき集めて焚火にして、お酒をあたためて飲んだ近習に、お咎め無し!
白居易の「仙遊寺に寄題す」の趣きを解していたとご機嫌だったと。
落花、落葉前のひと時を愛でる感性豊かな日本人万歳です。
赤い実 サルトリイバラ
黄色は たちばなモドキ?
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Unknown (オールドレディー)
2022-11-06 09:36:53
豪渓は知っていますが、行ったことはありません。他県へ行かずにもっとわが県内の名所巡りをすればよかったのにと、今頃になって思います。
わが家から近いのは閑谷学校で、今、楷の木が見頃だとか。左右の木が黄と紅に染まってきれいだそうです。
昔の物語には桜や紅葉の場面がよく出てきますね。いつの時代にも人々に愛され、また心癒されてきたのでしょう。
サルトリイバラ、以前にも教えて頂きましたのに、ボケてしまいましたわ。
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