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つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

海外旅行は添乗員が頼りなのに・・・

2013-06-06 | どうでもいいことですが

 5日の記事より抜粋。【添乗員付きの欧州ツアー旅行で英国のヒースロー空港に置き去りにされ、精神的苦痛を受けたとして、ツアーを計画した大手旅行会社に慰謝料など計40万円の損害賠償を求める訴えを起こしたという。
 
訴えによると、ツアーには男性ら26人が参加。帰国時のヒースロー空港はテロ警戒で手荷物検査が厳しく、男性と女性添乗員、女性客の計3人が無作為で選ばれ、再検査を受けた。添乗員と女性客は先に再検査を終え、搭乗ゲートに移動。添乗員は男性が遅れる旨をゲートの係員に知らせた後、係員の指示で成田空港行きの航空機に移った。男性も再検査を済ませてゲートに駆け付けたが、出発に間に合わなかった。
 
添乗員は携帯電話で男性に「飛び立つので(男性は)もう乗れない。頑張って帰ってきてください」と伝えたという。男性は現地の旅行代理店を通じてホテルを予約。英語があまり話せないため道案内などのガイドを依頼し、ホテルに1泊し、別の航空機で帰国した。宿泊費やガイド代は自分で負担したという。

 男性側は「安全に旅行できると思って添乗員付きのツアーを選んだ。添乗員は空港に残って男性の安全確保に力を尽くすべきだった」と主張。旅行会社側は「会社に過失はなく、金銭の補償はしない」と反論しているという。

 
どうでもいいような話だが、ツアーで海外へ行こうという人にとっては他人事ではない。見知らぬ地へ旅行する場合、国内ならともかく海外では添乗員だけが頼みの綱である。それを携帯電話で「飛び立つのでもう乗れない。頑張って帰ってきてください」と伝えて置き去りにしたというのはどう考えても無責任で、添乗員としての義務を放棄したことになりはしないか。
 
だが、空港側にも責任はあろう。手荷物検査に手間取り、搭乗時間に遅れたのは空港側の手落ちで、航空機に連絡し出発を遅らせることもできたのではないか。今回の例は男性に過失はなく、空港側と添乗員の責任だと思う。が、添乗員はそのツアーごとに旅行会社と契約する派遣添乗員がほとんどで、会社側は契約社員の過失まで責任は負わないのかもしれない。だが、こんな訴訟を起こされては会社の信用にかかわるだろうに、もっと賢明な解決策はなかったのだろうか。

 
言葉も通じない異国の地に1人残された心細さは、私も経験があるのでよく分かる。この大手旅行会社とは大阪市の「阪急交通社」だそうだが、この会社のツアーで2007年8月にイタリアへ行った時のことである。「青の洞窟」で有名なカプリ島の港付近で迷子になったのである。レストランで昼食後、港近くまで戻って、もう船に乗るだけだからと、あたりの店をキョロキョロしながら歩いていて、ふと周りをみたら誰も知った顔がない。えっ、どうして、みんなはどこ? 私のパニクった様子はブログを見て笑ってください。
 
冷静に考えれば、チケットが1枚余るのに添乗員が私を置いて乗船するはずがないのに、異国の地で1人ぼっちになったらとても冷静にはなれない。言葉でも通じたら何とかなるが、頭の中は真っ白で片言の英語も浮かばない。が、親切なイタリア人ガイドのおかげで一行と会えたときは泣きたいくらいうれしかった。
 
その時の添乗員も契約社員だったが、「すみませんでした。見つからなければ私もカプリに残るつもりだった」と言ってくれた。もし今回のような無責任な添乗員だったら、旅の最終日でお金も残ってないし、日本大使館に行くにも1人では行けないし、どうなっただろうネ。考えただけでもパニックになりそうだ。
 
これまで何十年もずっと阪急交通社を利用してきたが、こんな添乗員がいる会社では安心してツアーに行けないネ。

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2 コメント

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無責任時代 (suri-riba)
2013-06-06 15:33:28
今は「契約社員」を使って利益優先にしていますが、かえって信用失墜していますね。
愛社精神だって持てませんし、旅行者はとばっちりを受けてそりゃ怒りますよ。折角の旅が台無しですものね。
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Unknown (オールドレディー)
2013-06-06 19:09:36
★suri-ribaさま
どこの会社か分かりませんが、やはり海外で添乗員が人数を確認しないまま出発。残された旅行客は立腹してかかった費用と慰謝料を求めて提訴した例がネットにありました。
全部ではありませんが添乗員の過失を認め、改めて慰謝料の話し合いをしたそうです。

添乗員を頼らず1人で海外へ行ける語学力、財力があればいいですけどね。
でも、もう海外へゆく元気も財力もありませんから心配することはありません。
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