2月中ごろだったか、「後期高齢者医療に係る医療通知」というハガキが届いた。これは平成31年1月~令和元年10月までの私の医療費の明細で、医療費控除の申告に使用できるという。
これまで約1年分の医療費明細というのは送付されたことがないので、その総額を見てびっくり! もっとも昨年は骨折で100日あまり入院したので高額になったのだが、通常の治療費総額は282,800円である。
図の赤線で囲んであるところが骨折で入院、手術・治療に要した医療費で、入院日数は97日、医療費3,655,170円、それに食事療養費204,748円で、総額は3,869,918円である。
しかし有難いことに「高額療養費制度」というのがあって、1ヶ月の医療費が高額になったときは、自己負担限度額を超えた分が払い戻される(ただし入院時の食事代や保険の対象とならない差額ベッド料などは支給の対象外)。
高齢者の場合、どんなに高額な治療費でも自己負担額は1ヶ月57,600円なので、医療費総額201,647円、また食事療養費にも限度額があるらしく自己負担額は128,800円で総額329,347円となった。これは助かったなあ。
昔は、病院より請求された医療費全額を支払って、あとで申請すると自己負担限度額を超えた金額が払い戻しされていた。が、今では最初から自己負担限度額を支払えばいいようにしてくれるから有難い。それもこれも国民皆保険制度があればこそで、もし全額負担だったら…、と考えるだけでゾッとする。
4人部屋ならこの金額で済んだのだが、個室を利用したので差額ベッド料が医療費総額と同じくらいの額になって、あとになって後悔することしきり。が、10年くらい前にシニア損害保険(団体)に加入していたので入院給付金210,000円が支給されてラッキー! これはビッグローブが募集した保険で、保険料はプロバイダー料金と一緒に引き落されていたのですっかり忘れていた。
この保険に加入したのは平成26年で、保険料は月額1,200円だから保険料総額は80,000円にも満たない。それで入院給付金を210,000円もらったのだからずいぶん得したことになる。昔は生命保険に入院給付金特約を付加していたが、30日以上入院しなければもらえないという保険がほとんどだった。もっとも特約保険料は何百円で安かったから当然かも…。
昨今の医療保険は、入院した1日目から給付金が支払われるものがほとんどだが、それだけに保険料も高い。掛けて何年もしないうちに貰えれば得だが、そうそう入院するような病気やケガをするものでもない。保険料が月額何千円台であっても何年間も払い続けると馬鹿にならない。それよりその保険料を入院用として定期預金にでもした方が賢いように思うが、まあ人それぞれの考えがあろう。
私は平成1年10月からアフラックのがん保険に加入している。昔のことだから保険料は今よりずっと安くて年払いで約40,000円、だがもう30年以上になるから総額120万円以上は掛けたことになろう。
この保険はがんと診断された時点で60歳以下なら100万円、60歳以上は半額の50万円、入院したら1日15,000円もらえる。解約返戻金はなくてがん以外で死亡した場合50,000円の見舞金が支払われるだけである。もう解約しようと何度か考えたが、亡弟のように、解約したとたんにがんになったということもあるし…。まあ一種の「お守り」と思ってもうしばらく続けようと思っている。
車両保険をやめたとたんに事故って修理代高くつきました。
医療保険もしかり
確かに高額医療制度である程度の支出で済むとは言え食事代や差額ベッド代など含まれない物もあるので、保険がおりるのはありがたいです
私も股関節両足同時に手術して、もしも健康保険もなかったとしたら450万かかりました。
私はアフラックしか入ってませんが特約をつけていたので、このときも保険がおりて助かりました
がんでなくなった実母もアフラックだけは残していたおかげで、緩和ケアでの入院費もほぼまかなうことができました
保険サマサマです
大事なお守りだと思って続けてくださいね
決してアフラックの回し者ではありません(笑)
股関節両足同時に手術とは、大変だったでしょう。すっかり元のようになられましたか? 手術して良かった人、良くなかった人などさまざまだと聞きますが、こればかりはやってみなければわからないし…。
保険は年を取って加入すると保険料が高いですから、若いときに入っておくといいけど保険料が高くて大変でしょう。
今回のコロナ騒動で国は莫大な金額の医療費増となったでしょう。国庫の懐が心配ですが、家計と同じで不意の出費に備えて、いつ何が起きても慌てないように日頃から引き締めておかなくては。
コロナに負けないよう頑張ってくださいね。