
先日の妻の美容師がこの映画を観ていて、面白いと言ったと言うので今日見に出かけた。静岡としては珍しく観客が多かった。50人近くいたかもしれない。それで何時もの小ホールではなく一階の大ホールだ。それでも観客席の一割ぐらいが埋まっただけだ。この映画に合わせるように本物の教皇がなくなったので、アメリカではネットで公開されているらしいが視聴が3千2百パーセントになったそうだ。映画館公開の日本でも数倍になったようだ。
百人以上の枢機卿が世界から集まり新教皇を選出する選挙コンクラーベを行う。新教皇は70パーセントの票を集めたらその人に決まる。それに達するまでは何度も投票が繰り返される。投票が終わると、投票用紙はストーブで燃やされ、屋根の上の煙突から黒い煙が出る。決まると、その投票用紙が燃やされた煙は白くなる。外で今か今かと待っている信者たちから歓声が上がる。
その選挙で候補に挙げられた枢機卿たちについて描かれている。その人物たちがハチャメチャだ。修道女とのスキャンダルをその場で暴かれる人。選挙を勝ち抜くために買収工作をしていることがばれる人。ムスリムとは全面対決だと宗教戦争を主張するもの。こんな内容によく教皇庁から文句が出なかったものだと思ったが、ネットでこの監督のインタビューというのを見ると、教会側からは比較的好意を持った反応だったと言う。教皇選挙に世界の関心を高めてくれたと言うことらしい。実際に各種スキャンダルにまみれたカトリック教会が下手に抗議したら逆に更に顰蹙を買ってしまうだろう。

ナニワノイバラが盛りを過ぎて花びらを落とし始めた。芝の上にも白い花びらが広がっている。実際にはもう少しきれいに見えたがスマホのカメラではそれが伝えられない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます