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白布峠の紅葉。
もう少し紅葉が進んでいるところを目指して、白布峠を通ることにした。
標高が千3百メートルに近いので期待が膨らんだ。
檜原湖沿いを進み山道に入った。
急速に高度を上げてゆくと期待道理紅葉の盛りに出会うことができた。
今回の紅葉巡り旅第一の紅葉だ。
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紅葉の間から檜原湖が見える。
山間の曲がりくねった道を多く走るうちにキャンピングカーの愚鈍な動きにも徐々に馴染んできた。
1トン車にカタツムリの家を積んだ車なので、カーブの多い登りではすぐにシフトダウンしないと登って行かない。
後ろに続く乗用車を気にしながらの運転になる。
出羽三山の月山は30年ほど前に娘たちを連れて登ったことがあるので、今回は羽黒山に寄ることにする。
近くの休暇村で宿泊手続きを済ませて、門前に戻り長い階段を登ることにする。
駐車場に車を置いてランを連れて階段下に近付くと、突然ランが尻をついて頑として行くのを拒み始めた。
明らかに何かにおびえている。
階段脇に翻る幟が先の祭りを思い出させたのか、どうしても拒む。
仕方ないので車に戻り置いて行くことにした。
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入山して直ぐの階段を下ったところにある国宝五重塔。
羽黒山は今では神社形式になっているが、明治初年の廃仏毀釈の嵐までは神仏習合の修験道の聖地だった。
神仏分離で、山内にあった仏教式建造物は五重塔を残してほとんどが取り壊されたという。
明治政府のごく一部の政策スタッフのそれ程熟慮したとも思えない政策で起こされた運動がその後の日本人の宗教観、信仰生活に及ぼした影響は計り知れない。
短い期間にごく一部で強く進められたようだが、それが靖国神社や神の国日本だなどと今も大きな問題を残している。
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2446段の石段。
痛む腰を庇いながら、石段を登っていく。
414メートルの山頂近くに出羽神社三神合祭殿がある。
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神社としては特異な様式の神殿だ。
登るのに1時間、下るのも痛みを堪えて1時間近くかかった。
この標高だとほとんど紅葉は見られない。
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