ちのはなし
堀内誠一 / 作・絵
福音館書店
ころんでひざをすりむくと、血がでます。
少しほうっておくと、血はとまります。
心臓・白血球と赤血球・血管などのしくみには目をみはります。
走ったりしたあと心臓がドッキンドッキンするのは
体中にあたらしい血をおくっているから
足がしびれるのは、からだのおもみでけっかんがおされて
血がながれないから
血があかくみえるのは、ちのなかのせっけいきゅうがあるから
なるほどね~
今日は「献血記念日」だそうです。
暑い日だったね、ねこ。。。
お部屋に入った方が涼しいよ
えっ、野良猫さんなの
1日、病院へいたような・・・
年に1度の定期健診
血液検査にCT マンモに超音波そして骨シンチ
朝の9時から午後の2時までかかったよ。
勝手なもので「元患者」といえるまで病気から距離ができた
いま、その時間の長さにどっと疲れを感じた。
なんか、発熱外来ができていて 防護服にマスクの医療者
その周辺の空気が ものものしかった。
ああ、新型インフル流行か。消毒液を手にこすり
父の入院している病院へ走る。
朝、パジャマなどを汚してしまった。そして冷房で寒いから
ながそでを届けて欲しいと電話があった。
こちらにも新型インフル警戒のポスター 再度、手を消毒
どうやら父は劇的な回復力で治癒にむかっているようす
手術の必要はなくなり、来週あたりから流動食も開始されるらしい。
よかった。よかった。 が 元気になってゆとりができたのか
まあ、うるさい。 わがまま 。
洗濯物に柔軟剤を使わなかったとか
タオルはなんとかブランドのがいいとか
朝から検査のため食事も摂れず、ないおっぱい(笑)を無理にはさまれ
あちこち検査~ 高額な支払い 私も 機嫌がわるくなるわけで
やさしい言葉のひとつもかけないで病院をあとにする。 ショ~ボン
帰りの電車のなかから外をながめる。
夕方とはいえ、暑さがまだ色濃く残っている。
車内から見下ろしているので、よくはわからないが
それでも若いひとたちの動きは中年の私とどこか違って見えた。
遠目には元気そうだけど、何人かは持病に苦しんでいるかもしれない。
いや、自らの病気さえ感じたこともないだろう。
元気であることが当たり前になっているかも知れない。
だが、突然、病気が襲ってきたら・・・
病院から病院だったので、そんなことを考えていた時だった。
私の目の前に座っている若い女性が携帯を忙しそうに操作していた。
と、突然、彼女の携帯が投げ出され、隣の女性にもたれかかった。
近くの席にいた人が彼女をささえる。
なにがおこったのだろう。。。
近くにいた男性が車内にある非常ボタンを押して車掌に連絡してくれた。
次の駅で、担架を持って駆けつけた駅員が彼女を抱いてホームへ運んだ。
3分ほど電車は遅れて発車した。
彼女はいまどうしているだろう。