とっときのとっかえっこ
サリー・ウィットマン 文
カレン・ガンダーシーマー 絵
谷川俊太郎 訳
ネリーという女の子と仲良しのおじいさんの日常を描いた絵本
ネリーが小さかった頃、バーソロミューおじさんはネリーを
カートにのせて散歩へつれていってくれました。
そしていろんなことをおしえてくれました。
そのうちバーソロミューおじさんは年をとって車椅子に乗るように
なりました。
これで散歩も出来なくなると悲しむおじさんに
私が連れていってあげるもんとネリー
「 A SPECIAL TRADE 」が原題
谷川俊太郎さんの訳が素敵です。
とっときのとっかえっこ
ネリーのカートを押していた散歩にでかけていたおじいさん
今度は ネリーがおじいさんの車椅子を押して散歩
とてもおもいやりに満ちた絵本で微笑んでしまいました。
父の病院へ息子と2人で 見舞いにいくと
昨日は目を開けられないほど消耗していたのに
孫の息子が行ったのがよほど嬉しかったのか
あれこれと昔ばなし
私はメモを渡され、この本を売店で買ってきて欲しいと・・・
病院の売店に林芙美子の文庫があるはずないでしょが(笑)
夜、救急でやっと受け入れてくれた病院なのに
本も売っていないのかだって・・・おもわず苦笑する。
まあ~、本を読みたいと思えるぐらいなら大丈夫だね。
じつはね
認知症とかがないので入院許可がおりたのよ。
それって、複雑な思いがした。
もし、お母さんだったらどうなっていたんだろう
息子がちいさいころ、父が「お話」をしていたように
今度は息子が父にあれこれと「お話」をしていた。
まるでこの絵本のように・・・。
帰りに 病院のちかくでコーヒー
えっ、パンダコーヒー (笑) ちょっと可愛すぎかも
それから、息子と寿司屋へ
息子は歯の調子が悪いのでお酒が飲めなかったけど
寿司を食べながらいろいろと話す。
2人で、外で そんな時間を持つのはずいぶんと久しぶりだった。
家族と交わす会話の変容にふと時の流れを感じた。