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ヨンイのビ二ールがさ
ユン ・ドンジェ 作
キム・ジェホン 絵
岩崎書店
この絵本は韓国が まだあまり豊かでなかった頃を描いたものです。
ヨンイは 韓国の小学生の女の子
学校へ向かう途中に 道ばたで雨の中にすわっている物乞いの
おじいさんを見かけます。
みんなの前では かさをさしかける勇気がありませんでしたが
ヨンイは学校を抜け出し、おじいさんにそっとかさをさしかけます。
雨が止んだ学校からの帰りみちには もうおじいさんはいませんでしたが
かさは きちんと塀にたてかけられていました。
物乞いをしているおじいさんの前には雨水があふれている空き缶がひとつ。
このような人の姿を身近にみて どうすることも出来ないけど
何かせずにはいられない女の子の気持ちが胸をあつくします。
かさをさしかける女の子とおじいさんのシーンには人の尊厳を感じました。
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午後から冷たい雨が降り始めた今日、 図書館でこの絵本を手にした。
私は 本当に豊かな暮らしをしているのだろうか・・・
これでいいのかなと「ヨンイのビニールがさ」をみて疑問がわきおこった。
ときどき、本というのは厳しいものになる。
気づかなくても済むことまで 気づかされることがある。
初めて食べた「富士宮焼きそば 」麺がいつも食べているのと違う。
麺が固めだけど、美味しい、静岡のやきそば。
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