ふくろうくん
アーノルド・ローベル 作
三木 卓 訳
文化出版局
5編のお話がはいっている。
とても、ユーモラスな ふくろうくんのおはなしは ほんわかする。
私は「こんもりおやま」と「なみだのおちゃ」が好き。
じぶんの足でふとんが こんもりもりあがっているのを
「こんもりくん」と 勘ちがいする笑える話
かなしいことを わざと考え、ながした涙でおちゃをわかす
ちょっと、すてきなお話
いつ、読んでも アーノルド・ローベルの絵本はいいと思う。
今日は 私が生まれるまえに 3歳で亡くなった姉の命日
その日にあわせて 菩提寺にお歳暮を届けて、墓参りをする。
写真でしか見たことのない姉だけど 母に会って甘えることが
出来ただろうか。 母も幼子を抱くことができただろうか。
今年の始めに 生きていた母が 今はもう、いない。
私はこれから、どんな日々をおくることになるのかしら?
「確実なのは 今だけ」 そう思うようになった。
どんよりと曇った1日だった。
お寺から戻り、いまにも雨が降り出しそうだったので
早めに犬と散歩をする。
強風を受けて ハラハラと 辺り一面に落ち葉が 舞う
あっというまに 地面は 色を変えていく
あまりの美しさに 立ち尽くす
ただ、そこに あるということ
その木々は うつくしい
大雨が降り始めてきた。突風に 残りの葉っぱが落ちていく
仏花を買った花屋さんの店先にあったスノーマン
とても可愛いので、わが家に来てもらった。
クリスマスパティもしない つまらない家だけど
ぼんやりとした静けさ だけはある。
雨の音も 風の音も 聴けるよ。 スノーマン!
残念なことに 雪の音は 無理だけどね。