【時事(爺)放論】岳道茶房

話題いろいろだがね~
気楽に立寄ってちょ~

なぜ春になると眠くなるの?

2010年04月24日 | 健康
なぜ春になると眠くなるの?
【知りたくもない!?カラダの不思議】

 「春眠暁を覚えず」というが、なぜ春は眠くなるのか。ロフテー快眠スタジオの睡眠改善インストラクター・矢部亜由美さんに聞いてみた。

 「『春昼』という春の季語があります。これは、のんびりのどかに眠気を誘うような春の昼のこと。夏、秋、冬にはなく、春だけに季語としてあるんですよ」

 もともと人の睡眠時間は、季節によって変動し、冬は長く、春や夏は短くなる傾向があるという。

 「冬に睡眠時間が長くなるのは、日照時間が短くなり、寒さで寝つきが悪くなったり、深く眠りにくくなったりするから。また、日中の活動量が減ること、朝目覚めにくく、体内時計がリセットされにくいことなどもあります。それに比べ、春は日照時間が長くなり、気温が上がり、活動量が増えるため、深く眠れるということが、ひとつとして考えられるんですよ」

 ただし、春は進学、就職、転勤、引越しなどで、環境が変わることも多いもの。こうした環境の変化がストレスになると、交感神経系が刺激され、夜になってもなかなか眠れない…ということもあるそうだ。

 「ストレスが続くと、心身の予防的反応によって、その後、どっと眠気が強くなることもあります。つまり、春は眠くなりやすいだけでなく、睡眠リズムが乱れやすい時季でもあるんです」

 さらに、「昼」に眠くなるのにも、理由がある。

 「私たちの体内時計のひとつに、『睡眠・覚醒』のリズムがあります。眠気の大きなピークとなるのは、朝4時ごろと午後2時ごろ。特に午後2時ごろは、眠くなる時間帯なんです」

 そこで、春の昼過ぎの眠気対策として、オフィスなどで取り入れたいのが、「春昼寝」だ。ポイントは?

 「長さは15~20分程度が最適。それ以上眠ると、深い眠りに移行してしまいますし、夜の睡眠に影響を及ぼす可能性もあります。また、深い眠りに落ちないよう、椅子に座ったままのほうが良いでしょう」

 眠いときはムリせず、「春昼寝」してみては?

2010.04.24 ZAKZAK

首相現行案 受け入れを否定

2010年04月24日 | ニュース政治
米紙の普天間報道「事実ではない」 首相、現行案受け入れを否定

 鳩山由紀夫首相は24日午後、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関し、岡田克也外相が23日のルース駐日米大使との会談で現行案(沖縄県名護市辺野古沿岸部への移設)を大筋で受け入れると伝えたとの24日付米紙ワシントン・ポスト(電子版)の報道について「事実ではない。辺野古の海が埋め立てられるのは自然に対する冒涜(ぼうとく)だ。現行案が受け入れられるなどというような話はあってはならない」と否定した。

 ただ、岡田氏とルース大使の会談があったという事実は認めた。視察先の群馬県大泉町で記者団に答えた。

4月24日 産経新聞

“舛添商法"早くも不発のワケ

2010年04月24日 | ニュース政治
過剰な演出に??やりすぎ“舛添商法"早くも不発のワケ

 「首相にふさわしい政治家」1位の舛添要一前厚生労働相を看板に、23日旗揚げした「新党改革」。その結成会見は、知名度抜群の「舛添ブランド」にあやかろうとする過剰な演出が鼻についた。「ますぞえ新党」という略称を夏の参院選で使用する“秘策”も浮上したが、さすがにこれは公職選挙法に抵触するため、幻に終わった。「人気頼みの“マスゾエ商法”ばかりが目立ち、中身がない」(自民若手)との声が早くも出ている。

 「民主政権が続けば日本が終わってしまう。鳩山政権の過度な社会主義的政策は廃すべきだ。そのための天王山の戦いが参院選。その思いから新党を結成した」

 新党代表に就任した舛添氏を中心に、参加メンバー6人がそろった23日の新党結成記者会見。党名とともに舛添氏の顔がプロジェクターで大きく映し出されたスクリーンを背後に、舛添氏は新党の意義を一気にまくしたてた。

 新党は改革クラブから3人、自民党離党組の舛添氏ら3人の参院議員計6人で始動した。ただ、非改選の舛添氏を除く5人は夏の参院選で任期満了を迎える。現時点で出馬の意向を明確にしているのは、荒井広幸、小池正勝両氏だけだ。参院選の結果次第では「現職国会議員5人以上」という政党要件に達しない事態も想定される。国会議員のメンバーをさらに増やし、参院選で新人議員を当選させることが最大の課題だ。

 その足がかりとなるのが「舛添ブランド」。会見に参加したメンバーも舛添氏を絶賛する発言を連発した。「日本のトップリーダーにふさわしい舛添氏を扇の要として改革を断行していく」「国民の信頼を唯一、つなぎとめている政治家だ」…。舛添人気を武器に、参院選を生き残ろうという思惑が見え見えだ。

 ついには、「ますぞえ新党」というトンデモ略称を夏の参院選で使用する案も浮上した。ところが、すぐに公選法に抵触することが分かり、白紙に。公選法86条では、政党名と略称について、代表者名を類推するような名称を認めていないためで、「届け出をしても、受理できない」(総務省選挙課)というのだ。

 参加メンバーの1人は「投票する際、舛添さんの名前のほうが、『新党改革』よりも分かりやすと思ったんだが…」と残念がる。「舛添人気」による集票効果を期待したわけだが、これが逆に党名の“軽さ”を浮き彫りにしてしまった格好だ。

 過剰な舛添頼みの手法には、他党も「やりすぎ。舛添氏がますますつけあがるだけだ」(自民党中堅)と冷ややかだ。

 週明けには報道各社の調査も明らかになる。「首相にふさわしい政治家」のランキングと「新党への国民の期待度」に変動はあるか-。

2010.04.24 ZAKZAK

謎のインド人占い師“予言"で安全保障政策?

2010年04月24日 | ニュース政治
鳩山、大丈夫?謎のインド人占い師“予言"で安全保障政策?

. 鳩山由紀夫首相(63)は23日、「5月末までに決着する」としていた米軍普天間基地移設問題に、「職を賭す」と大見えを切った。失敗すれば退陣するという意味だが、自信の根拠は見えてこない。そんななか、「幸夫人がインドの占い師から意見を仰ぎ、首相にアドバイスしている」という仰天情報が永田町で流布している。よもや、日米同盟という極東最大の安全保障政策を「インドの占い」に委ねているわけではあるまいが…。

 鳩山首相は23日の参院本会議で、「首相としてすべての政策に職を賭す覚悟で臨んでいるのは当然のことで、その中には普天間移設先の問題も当然含まれている」と述べ、退路を断った。

 ホワイトビーチ、徳之島などの“腹案”はことごとく苦境に追い込まれ、「5月未決着→辞任」をささやく声は、日増しに高まっている。

 そんななか飛び込んできたのが、「幸夫人にインド人占い師が『米国は必ず譲歩する』とアドバイスしているという。これが首相に伝わり、首相は自信を持っているのでは」という仰天情報だ。

 たしかに、幸夫人(66)は、以前からスピリチュアルな趣向が強い。昨年5月に放送されたテレビ東京「美女放談」では「太陽を食べてるわけ。パクパクパクパクってちぎって食べてる。気持ちいい」と発言。超常現象の専門誌「ムー」(学研)での対談をまとめた著書『私が出あった世にも不思議な出来事』でも「魂が三角形のUFOに乗って金星に行ってきた」など、“宇宙系”の発言が目立つ。

 永田町関係者は「夫人はスピリチュアルな事象が大好き。ハワイのヒーラーから中華系まで、いろいろな占い師や風水師に会って見識を深めている。昨年末、夫婦でインドを外遊した際にも、『ガンジス川が見たい』と言い出し、インド大使館サイドが調整に困っていた」と漏らす。

 政府関係者も「鳩山首相が元気なのは幸夫人がいるから。毎日、幸夫人から『あなたのやっていることは正しいのよ』などと激励されて、精神的に持っているようだ」と打ち明ける。

 それにしても、「インドの占い師」とは誰のことなのか。具体的な名前は今のところ判明していないが、インドで思い浮かぶのはサイババ(83)だ。実際、民主党関係者の1人は「以前、鳩山夫妻はサイババにかなり興味を持っていた」と明かす。

 そこで、日本サイババ研究会(愛媛)の渡部英機氏を直撃すると、「日本人にサイババの信仰者は多くいるが、幸夫人のことは聞いたことがない」という。ただ、「教えの基本は『真理を求める』『正義』『平和』『非暴力』『愛』の5つで、非常にわかりやすい」と語る。「友愛」の鳩山首相と近いといえば近い。

 サイババ以外にも、伝統のあるインドの占いは日本の中高年女性に人気が出ているという。「口コミで広がり、リピーター率も高い。よく当たるから評判になるわけです」と胸を張るのは、東京都内でインド人占い師のコーディネートを行うプラシャンティネットワークコンサルタンシー社のラージ・ナレーシュ・クマール代表。

 「ヒンズー教の哲学から生まれたインド占星術は、人生が惑星によって定められているという考え方。生年月日で占うが、生まれた時間も重要。秒単位で運命が違ってくる」

 さらに、「人生だけではなく、天災や米軍基地移転といった社会問題も占うことができる」という。幸夫人については「私のところには来ていない。ただ、身分を隠していたら分からない。やって来るのは30代以上の女性が多い」。クマール代表によると、日本で活動しているインド人占い師は10人程度と、そう多くはないらしい。

 宗教に詳しいジャーナリストの広橋隆氏は「(鳩山首相以外にも)日本の首相と易者の付き合いは以前からあった」と指摘する。古代では、邪馬台国で巫女の卑弥呼が女王になった例もある。

 広橋氏は「トップリーダーは孤独で、精神的な支えが必要となる。首相たちが右か左かの重大な判断の意見を易者に聞いたというのは、よく耳にした話。ただ、鳩山首相はいろいろなところに興味を持つ人なので、支柱となる信仰があるようには思えない」と話している。

2010.04.24 ZAKZAK

日航の資本増強、年末に延期へ

2010年04月24日 | ニュース一般
日航の資本増強、年末に延期へ=更生計画提出、8月末ごろにずれ込み

 会社更生手続き中の日本航空と管財人の企業再生支援機構は23日、6月末としていた東京地裁への更生計画の提出期限を8月末ごろまで延期する方針を固めた。同地裁と協議の上、近く表明する。計画提出期限の延期に伴い、当初9月の予定だった機構による3000億円の資本増強は年末にずれ込む見通し。

 日航と支援機構は、1月に公表した再建案よりリストラ策を拡充し、今年度中にグループ人員1万6000人の削減、国内外50弱の路線廃止を実施する方針。今回の更生計画の提出期限延期は、撤退路線数の上積みや人員削減の大幅な前倒しなどで、計画に必要な収益、財務、資金繰りの見通し策定作業が長引くためだ。

 国内路線の撤退規模をめぐっては、国土交通省などとの調整が難航。収益予想なども、債権放棄を迫られる銀行団は厳格に算出するよう求めており、調整にはなお時間がかかる。

 日航と機構は既に、一部金融機関に更生計画の提出延期を打診したが、大手銀行グループには一層のリストラ強化を求める声もあり、事業継続融資の借り換えをめぐる交渉が難航する可能性もある。

4月24日 時事通信

独立法人見直し 「仕分け」の進化を見たい

2010年04月24日 | 社説
独立法人見直し 「仕分け」の進化を見たい

 仕分け人、蓮舫参院議員らが事業を問いただす声がまた帰ってきた。政府の独立行政法人(独法)、公益法人に対する事業仕分けが始まった。前半部分の独法への仕分けは、47法人の151事業が対象。初日から、国際協力機構(JICA、外務省所管)の運営費縮減など廃止や見直し判定が相次いだ。

 今年度予算を対象に昨年11月実施した「第1弾」はその斬新さが、国民の強い関心を集めた。一方で、ムダ削減の効果が限られていたのも事実だ。今回は、独法が天下りの指定席となっている構図を暴くだけでなく、統廃合も含めた大仕掛けな改革につなげることが大切だ。「仕分け」も進化が問われている。

 独法は行政の効率化に向けて、民間手法の導入を目指すとして制度化された。ところが役員の多くは所管省からの天下りで占められ、そこからさらに公益法人に天下りをする「わたり」が横行している。しかも、国から支出を受ける多くの独法は、ファミリー企業との随意契約で割高な経営をしている。財政危機の中で今ごろこんな運営をしている実態を大いにあぶり出してほしい。

 ただ、「役人たたき」に終始するようでは、仕分けの限界も示すことになる。行政刷新会議が作業にあたり、事業を本来は民間に委ねるべきか、さらに他法人と重複していないかのチェックに重点を置いたのは賛成だ。その結果を踏まえ、仕分けの対象から外れた法人も含め、全体の改革に踏み込まねばならない。

 また前回の作業では、同じ事業でも仕分け人がムダと判定した部分と別の経費が実際は予算から削られたケースも指摘されている。科学技術分野などが果たして「仕分け」になじむ分野かも論議を呼んだ。今回も、文部科学省所管の14法人が俎上(そじょう)に載る。事業の廃止や縮減の判定にあたり、その中身と理由についての説得力が前回以上に問われよう。

 鳩山由紀夫首相には、仕分けを内閣支持率の挽回(ばんかい)につなげる期待が強いようだ。だが、枝野幸男行政刷新担当相が言う通り、仕分けの成果をただちに金額としてはじき出すことは難しい。政権浮揚を意識したパフォーマンスに走れば、逆に国民の反感を買う。仕分けを通じた経費削減の限界を認識したうえで財源論議は別途、進めなければならない。

 仕分けの判定通りに事業廃止や法人の統廃合に手をつければ、天下り先が減る関係省庁が猛烈に抵抗することは確実だ。事業を廃止する法人の職員の雇用にどう取り組むかという、難題も控える。仕分けを政治の手法として定着させるためには、それを生かし切る内閣の力量が何よりも必要である。

2010年4月24日 毎日新聞 社説

4/24中日春秋

2010年04月24日 | コラム
4/24中日春秋

 自由民主党の人気が高まっているそうだ。そんなはずはない? いや、もちろん、英国下院第三党の話。

 対して二大政党の労働党、保守党の人気はともにさえず、来月六日の総選挙では、どの党も過半数をとれない可能性が強くなっているという。そういう状況を、ハングパーラメント、つまり「宙ぶらりん議会」と呼ぶらしい。

 翻って、わが国の自民党。さらなる新党立ち上げで、またも元閣僚らが党を逃げ出した。一応、二大政党の一方だが、その身は痩(や)せ細るばかりだ。そしてもう一方、政権を担う民主党の方もまたどうにもお粗末な状況である。

 鳩山政権が「高速道路無料化」という党公約の趣旨に反し、逆に大半で値上げになる新料金制度を決めたのはまだこの間。これは党の小沢幹事長が、政府の凍結した高速建設を「やっぱり進めよ」とねじ込んだためだ。

 政府は“指令”に従い、高速をつくる金を浮かすためやむなく「大半で値上げ」を選んだ。ところが、その幹事長が今度は「値上げはダメ」と言いだした。すると首相、即「では見直す」。所管大臣が反発すると次には「現時点では見直さない。だが、国会審議によっては見直すかも…」。もうハチャメチャである。

 ともにこのありさまでは、二大政党離れも致し方ない。実際の議席過半数はどうあれ、国民の心の中では既に十分、「宙ぶらりん」だろう。

G20 世界経済は想定超す回復

2010年04月24日 | ニュース政治
G20、世界経済は想定超す回復 ギリシャ危機が不安要因

 【ワシントン共同】先進国と新興国の主な20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は23日午後(日本時間24日朝)、世界経済の回復は想定以上に進んでいるとの共同声明を採択して閉幕した。多くの国では失業率がまだ高止まりしているとの懸念も表明。国や地域の実情に応じて景気刺激策を継続する一方、悪化した財政の健全化を重視する姿勢を明確にした。

 金融危機に端を発した世界経済の混乱は収束しつつあるが、ギリシャ財政危機に象徴される新たな不安要因が表面化。声明は財政健全化に向けた各国の協調を促す内容となった。

 声明は景気回復の速度は国や地域によって異なると分析した。民需主導の回復が定着していない国、地域では景気刺激策を維持するべきだと強調。各国の状況に応じて、金融危機対応からの信頼ある「出口戦略」を練るべきだと促した。

 強固で持続可能な均衡ある成長に向けた政策シナリオ案を描くための原則に合意。原則では需給や雇用の改善に加え、財政の健全性、物価や金融の安定が不可欠と指摘。加えて貿易の不均衡是正が重要だと提言した。

2010/04/24 共同通信

【編集局デスク】世相の四字熟語

2010年04月24日 | コラム
【編集局デスク】世相の四字熟語

 今の鳩山由紀夫首相を四字熟語で表すと何がふさわしいだろう。「優柔不断」ではないか。すなわち「熟慮断行」「深謀遠慮」が感じられない。いずれも政治家に欠かせない先見力、判断力、決断力である。これが決定的に欠けている。

 日本人は四字熟語が好きである。四つの漢字で浮世のからくり、人生の機微、人の心のあやを言い表してくれる。「岩波四字熟語辞典」をめくっていたら、こんな熟語があった。

 「飛耳(ひじ)長目(ちょうもく)」。意味は、遠方のことを聞きつける耳と、遠方のことまで見通せる目を持つ。情報を豊富に収集し、世情に通じ、物事の観察・判断にすぐれていることだという。思いつくのは、愛知県豊川市で家族五人を殺傷した事件だ。

 引きこもりの容疑者にとってネットは耳であり、目であったに違いない。けれども、買い物依存に悲鳴を上げた家族がネットの接続を切ったことにより、容疑者は耳と目を失ったと思い込んだのかもしれない。

 だが、考えてみたい。家族で一緒に食事をするときの食卓のにおい、あるいは手の感触の温かさ、じっと近くで見つめてくれる親のまなざし、困った時の家族の励ましの言葉。

 これを失ったために、年間三万人を超す自殺者が出るような、また、わが子を虐待するようなすさんだ社会をつくってしまったのではないか。私たちはどこかで誤ったのかもしれない。

 「閑話休題」。夏目漱石はこれに「むだばなしはさておき」とルビを振ったが、政治の話に戻る。舛添要一前厚労相らが、「新党改革」を旗揚げしたが、これはどうか。民主党が弱っている今こそ、自民党は一致団結すべきではないのか。

 また鳩山首相の話になるが、どことなく「周章(しゅうしょう)狼狽(ろうばい)」の表情だ。あの「欣喜(きんき)雀躍(じゃくやく)」だった「政権交代」からまだ半年ちょっとしかたっていないのに。

2010年4月24日 中日新聞 編集局デスク
名古屋本社編集局長・志村 清一

夜遊び消費に活気

2010年04月24日 | ニュース一般
夜遊び消費に活気 残業減り、賢い消費者増える

 美術館の閉館時間の延長で、周辺の飲食店などに波及効果が出ている。長引く不況で残業が減る中、アフターファイブを上手に楽しむ人が増えており、“夜遊び消費”がさらに活気づきそうだ。

 三菱一号館美術館のオープン後、周辺のオフィスビルに入居する飲食店の来客数が軒並み伸びている。

 隣接する丸の内パークビルディング地下1階にあるろばた焼き「磯貝」の北野義和店長は「鑑賞を終えたお客さんで、平日夜の客数は確実に増えている。土日も1~2割伸びた」とホクホク顔。同ビルを運営する三菱地所によると「テナント全体の集客が上向いている」という。

 夜間の集客増は他の娯楽施設でも広がりをみせている。東京・品川の都市型水族館「エプソン品川アクアスタジアム」(東京都港区)では平日午後10時(日曜9時)まで営業しているが、午後7時以降の来場者が4月1~18日は前年同期に比べて10%増えた。昨年4月から平日午後7時以降の入場料を割り引くチケットを導入するなどの夜間の集客アップ策が実を結んだ。

 大井競馬場(東京都品川区)が夜に開く「トゥインクルレース」も昨年の入場者数が0・1%増のプラスに浮上。「夏場は会社帰りにビアガーデン代わりに来場する人もいる」(企画課)という。

 第一生命経済研究所の永濱利広主席エコノミストは「不景気で残業が減っていることに加え、時間を上手に使う賢い消費者が増えている」と話している。

2010.4.24 産経新聞

舛添「新党」 交付金狙いの野合では

2010年04月24日 | 社説
舛添「新党」 交付金狙いの野合では

 自民党を離党した舛添要一参院議員が「新党改革」の代表に就いた。党名に新党とあるが、夏の参院選に向けて政党交付金目当ての数合わせではないのか。改革の名に惑わされないようにしたい。

 舛添氏は新党発表会見で「閉塞(へいそく)感を打破し、国民のための新しい政治を確立するため大胆な改革をしなくてはならない」と語った。

 世論調査で「首相にふさわしい政治家」第一位の舛添氏の行動が関心を呼んだとしても、「新党」と呼ぶには気が引ける。それはこの党の成り立ちと無縁でない。

 新党改革の母体は、衆参五議員でつくっていた改革クラブ(渡辺秀央代表)だ。舛添氏は、自民党から二人の参院議員を引き連れて合流し、党名を変更した。

 舛添氏が一から新党を立ち上げた場合、政党交付金(助成金)受け取りは早くても参院選後だが、既存政党への合流なら選挙前に交付金を手にできる。

 参院選での候補擁立に資金が必要なことは理解できるが、交付金目当てであることが透けて見えれば、閉塞感打破という理念がいかに高邁(こうまい)であっても霞(かす)んでしまう。

 舛添氏を受け入れる改革クラブ側でも党に残った三参院議員はいずれも改選組だ。自身の議席を守るため、舛添氏の高い人気にあやかりたかったのだろう。

 自民党から合流した舛添氏以外の二参院議員も、党公認から漏れており、離党して立候補するしか議席を守る可能性はなかった。

 結局、新党移行から浮かび上がるのは、議員自身の生き残りだ。政党は国民のための政策実現が存在理由のはずで、生き残り目的なら有権者の理解は得られまい。

 舛添氏の合流に反対して新党に参加しない大江康弘参院議員の「政党交付金狙いのまやかし」との指摘が、すとんと胸に落ちる。

 さらに、新党参加者のうち三議員は比例代表選出だ。与謝野馨元財務相らの自民党離党時も指摘したが、比例議員の政党移動は、議員辞職してするのが筋である。良心に呼び掛けても後を絶たぬのなら、法律で禁止すべきだ。

 自民党にとっても、谷垣禎一総裁ら執行部を激しく批判してきた舛添氏を「厄介払い」できたからといって、済む話ではない。

 昨年の政権転落後、離党者は十三人に上る。「党の顔」だった舛添氏の離党は危機的状況だ。党再生に本格的に取り組まなければ明日はない、という崖(がけ)っぷちまで追い込まれたと心得るべきである。

2010年4月24日 中日新聞 社説

4/24編集手帳

2010年04月24日 | コラム
4/24編集手帳

 雨漏りのひどい貧乏長屋を、住人が陽気に嘆く。〈こないだの大雨ン時なんぞはね、家ン中にいらンねえの。「おい、みんな、雨宿りしようぜ」ッてんで「うわァッ」と表へ駆け出したもんです…〉。落語『長屋の花見』である。

 雨宿りに表へ出ていく、これも一例かも知れない。党を飛び出して新党の結成へ、自民党で有力議員の離脱が相次いでいる。

 党内屈指の政策通で貴重な「柱」の与謝野馨氏が抜け落ちたのにつづき、党内きっての幅広い人気を誇る「外壁材」の舛添要一氏も剥(は)がれた。自民党長屋の傷みは目を覆うばかりである。

 衆院選に惨敗し、自民党はみずから何を改め、どう生まれ変わったか――答えに窮しよう。改築や修繕を怠った咎(とが)めが離党の雨漏りである。〈長屋が風で飛ばないように、私ら重石(おもし)の代わりに住んでるの〉とは落語の一節だが、谷垣禎一総裁も“重石代わり”の異名をもらわぬよう気合を入れ直さねばなるまい。

 それにしても、である。政権党は政策の迷走に次ぐ迷走で野党第1党を助け、野党第1党は実力者の離脱に次ぐ離脱で政権党を助ける。麗しい互助精神に気が滅入(めい)る。

さよならフロッピーディスク

2010年04月24日 | ニュース一般
さよならフロッピーディスク、来年3月販売終了

 ソニーは23日、パソコンで作成した文書やデータを保存する記録媒体「フロッピーディスク」の販売を2011年3月末で終了すると発表した。

 ソニーの撤退で国内最大手の製品は姿を消すことになる。

 現在の直径3・5インチ型はソニーが開発し、1981年に世界で初めて米国で発売し、日本では83年に発売された。

 しかし、近年はハードディスクやDVD、USBメモリーなど新しい記録媒体に押されて需要が減少。生産は中国メーカーに委託していたが、必要な部品の調達も難しくなっており、販売を終了する。

2010年4月24日 読売新聞

高速料金混迷 右往左往にうんざりだ

2010年04月24日 | 社説
高速料金混迷 右往左往にうんざりだ

 鳩山劇場の迷走劇に新たな一幕が加わった。高速道路の料金制度の再見直し問題だ。

 国土交通省が策定した料金制度に与党内から異論が噴出した。そこで、政府・民主党は首脳会議を開き、再度見直すことを決めた。もちろん、鳩山由紀夫首相も出席してのことだった。

 ところが、その後、鳩山首相と会談した前原誠司国交相は、再見直しを否定し、鳩山首相もこれを認める発言をしている。

 高速道路料金の上限を休日に限らず平日も含めて普通車で2000円とするのが国交省の見直しの柱だ。6月に実施予定で、走行距離が長いほど料金は割安になる。しかし、現在の各種割引がなくなるため、普通車の場合で70キロに達しない場合は実質的に値上げとなってしまう。

 無料化を掲げているのに、実際には利用者の大半は負担が増すため、トラック業界などが猛反発している。こんな矛盾した見直しが行われれば、夏の参院選に不利に働きかねない。首脳会議で見直しを決めた背景には、そうした事情があった。

 ただし、利用者の多くが実質的に値上げとなるのは、料金割引のための財源を道路建設に回すことにしたからだ。

 昨年末の小沢一郎民主党幹事長の求めに応じた措置だったはずだが、小沢氏は今回、「無料化どころか値上げだ。説明がつかない」と強調する。はしごをはずされた格好の前原氏としては、納得がいかないに違いない。

 ただ、全面対立は得策ではないと判断しているようで、現時点での見直しを否定しつつも、国会の審議を通じる形で、何らかの対応をとる余地も残している。

 財源が限られた中で、無料化と道路建設が両立するわけがないのは、最初からわかっていることだ。にもかかわらず、無料化と道路建設の間を右往左往している。

 しかも、政策は内閣主導といいながら、小沢幹事長が突然、提起したのが、右往左往の震源だ。鳩山首相はというと、再見直しと、その否定の間で揺れ、存在感が乏しい。

 無料化、道路建設、渋滞解消、他の交通機関への影響--。考慮すべき要素は多々ある。そのすべてを満足させる解はない。その中で妥協点を見つけ、国民生活が少しでもいい方向に進むようにと、方策を探るのが政治の役割のはずだ。

 にもかかわらず、政権交代後、こうした状況が繰り返されている。またかというより、うんざりというのが、正直なところだ。突き放した視線が投げかけられていることを、騒動の当事者は自覚すべきだ。

2010年4月24日 毎日新聞 社説

4/24産経妙

2010年04月24日 | コラム
4/24産経妙

 「附子(ぶす)」という狂言がある。主人から「附子(毒)だから食べてはいけない」と命じられた壼(つぼ)の中身を砂糖と知った太郎冠者たちが主人の留守中、食べてしまう。主人が帰ると「大事な掛け軸などを壊し、死んでおわびしようと食べた」と言い訳する。

 落語には年末の借金取りを口先だけで撃退する「言い訳座頭」なるプロも出てくる。言い訳も上手にやれば人生の潤滑油にもなるということだ。だが鳩山由紀夫首相の場合は失礼ながら、下手な言い訳の連続で、どんどん深みにはまっているように見える。

 一昨日、元秘書に有罪判決が下った偽装献金事件では終始、細かな説明を拒んできた。「捜査で書類が検察に持っていかれているから」という理由だ。すべて終われば返還を求め、国会に提出すると約束してきた。ところがいざ裁判が終わると「必要はない」と反古(ほご)にした。

 こんどの言い訳は「個人のプライバシーに関する資料を提出した例はない」というものだ。だが事件の核心は母親からの多額の資金提供にあり、これを「プライバシー」と隠しては、首相の責任の有無はわからない。とうてい国民が納得できる言い訳ではない。

 野党時代には自民党議員の不祥事にからみ「秘書の犯罪は政治家が罰を受けるべきだ」と明言した。首相になってこの発言をつかれると「私の場合、私腹を肥やしたわけではない」と言い訳する。だが、多額の税金逃れが「私腹を肥やす」に当たることは誰でもわかる。

 沖縄の米軍飛行場移設問題でも「トラスト・ミー」など言葉の軽さで混迷を深めてきた。5月末までの決着という公約が果たせない場合、どう言い繕うおつもりだろう。いや今回ばかりは、どんな言い訳も責任転嫁も通用しないはずだ。