今日10月8日から14日までは「親子話し合い週間」です。
障がいのあるなしに関わらず、だれもがお互いを理解し、協力して生きていく大切さを親子で話し合ってほしいと、西小では毎年行っています。
今年はシドニーパラリンピックの柔道で銅メダリストになられた松本義和さんをお招きし、「楽しく生きる!」と題して講演をしていただきました。
松本さんは20歳で途中失明し、失意のあまり4年間何もすることができませんでしたが、盲学校で柔道に出会い、「自分のしたいことは何でもしよう!!」と考えを変えたそうです。
「見えなくて困ることはなんだと思う?」と質問をされ、子どもたちからは「勉強」「本を読むこと」「トイレ」「歩くこと」などいろいろな意見が。
でもほとんどのことは大丈夫なのですって。点字や、白杖や、いろいろなツールがあるので。
中でも、人からの「何か手伝いましょうか?」「席が空いてますよ」はとてもうれしいとのこと。いつも仲間には感謝しているということでした。
子どもの代表が壇上に上がり、白杖を持った人をサポートするときのコツも教わりました。
その温かな人柄に、講演が終わってからは握手をせがむ長蛇の列。にこにこしながらメダルをさわらせてくださいました。
障がいがあろうとなかろうと、みんながちょっと手伝うこと、「ありがとう」の感謝の言葉が何よりもすてきと、とても大切なことを教わった1日でした。