11月27日親子話し合い週間で「ひとりひとり違うから輝く」をテーマに大久保暁先生に講演会を行っていただきました。
1~3年
2限目は1~3年生を対象に講演していただきました。大久保先生には自己紹介、女の子として生まれ違和感を感じながら成長した生い立ちや困ったこと、現在は男性として生きていて結婚していることなどを話していただいた上で「わたしはあかねこ」という絵本を読んでいただきました。
・人は顔や性格もちがうし、好きなものも苦手なものもみんなちがう。
・みんなちがって当たり前でそれが素敵!
・人と違うからといって、いじめられていい人・いじめていい人はいない。ぼくは、うわさされたりいじめられないかと不安な時がいっぱいあった。
・人を傷つけてしまう言葉(LGBTの方々を蔑称する言い方や気持ち悪いなど)は言わないでほしい。
などを教えて下さいました。
最後の『みんなには、困っている人がいたら話を聞いてあげられる人になってほしいです!』という熱いメッセージを子どもたちは真剣に聞いていました。
「わたしはあかねこ」(サトシン作 )のストーリー
親やきょうだいとは一人だけ違う赤色の毛で生まれてきたあかねこは、自分の赤い毛を「綺麗な色」と気に入っていましたが、親やきょうだいたちは、何とかして自分たちと同じような色にしようとします。嫌になったあかねこは家を出て、他の町にやってきました。そこで色々なねこと出会い、青いねこと出会い結婚しました。生まれた子どもはそれぞれ色が違い、親子が並ぶと虹のようになりました。
4年~6年
3限目は4~6年生を対象に講演していただきました。大久保先生の自己紹介には、女の子として生まれ違和感を感じながら成長した生い立ちや困ったこと、現在は男性として生きていて、結婚していることを話していただいた上で、LGBTについて教えていただきました。
・LGBTの割合はおよそ13人に1人で、身近にいる。
・性を4つの視点(体の性、心の性、好きになる性、表現する性)で捉えると、見た目ではわからないので、決めつけてはいけない。
・人は顔や性格もちがうし、好きなものも苦手なものもみんなちがう。みんなちがって当たり前でそれが素敵!
・人と違うからといって、いじめられていい人・いじめていい人はいない。ぼくは、うわさされたりいじめられないかと不安な時がいっぱいあった。
・だから人を傷つけてしまう言葉(LGBTの方々を蔑称する言い方や気持ち悪いなど)は言わないでほしい。
・カミングアウトされたら、困ったことはないかと聞いてあげることと、勝手に他の人に言わないことが大切。
といった内容を教えていただきました。
最後の「みんなには、困っている人がいたら話を聞いてあげられる人になってほしいです!」という熱いメッセージまで子どもたちは真剣に聞いていました。
低学年も高学年も少し、難しいかな?と思うところもありましたが、みんな一生懸命に聞いていました。質問も「トイレに入るときはどうしましたか?」などなど率直な声もたくさんありました。ありのままそのままを知り合う・・・それが大事だとと子どもたちの姿からも感じました。