ANANDA・Cafe

独善的偏向偏執的毒舌紅茶&カフェのブログ 真実は香り高く甘くそして…渋い 良い紅茶のようにね

東インド会社のアッサムを飲む つまりそれは紅茶の歴史を飲むことである…将にBlack Teaをね 

2011年04月29日 | 紅茶・アッサム

今月誕生日だったのです(あれ…デジャヴ?)

それで明治屋で東インド会社の紅茶を買ってもらった
そこまではよい
これを記事にしようとして原稿を作り始めて5日
nirvana・cafeはすでに挫折しそうになっていた

この会社の歴史はいい加減には語れん…
なぜならば私の高い教養と緻密な知識が許さないのだ
それ以前にこの会社がなければ
アッサムどころじゃない
セイロンもダージリンも味わえなかった
この鬼畜な会社の功罪は計り知れないのだ
鬼畜といえばイングランドの会社なんだから仕方ない
アジアにアヘンをばらまき巨額の富を得
先の大戦では中東を密約でペテンにかけ混乱と戦火に陥らせ
んでもって謝りもせずにのうのうと紳士面
(ここらの中東話は、神崎智子『T.E.ロレンス』が詳しい。少女漫画の名著)
狂牛病作り出したのって罪に問われないんですか?
ばらまいても賠償もしないと…
たまらん黒さだ
だから紅茶をBlack Teaと言うのだ
黒歴史もいいところだ!

しかも
私はこの悪ーい国が大好きなのである(笑)
きっとね、悪いやつには魅力があるんだよ
こいつらには悪いことをしている意識がないかのようだ
「だから…何が問題なんだ?」
いや…わかんないんならいいですよ
たぶん、わかんないだろうな

どうせ大差ないのだ
そして私も


さて、ブランドだけを復活させたといういきさつから
そして現在の会社のインド人による買収という歴史的事件!
とにかく資料集めて調べるのにえらく手間がかかった
その記事が昨日の長ーい記事である
読むだけでもくたびれるぜ

その間にも着々と紅茶だけは飲みながら
だって久々の高級アッサムですよ!奥さん!
高級かどうかは飲んでみないとわかりませんけどねっ


さて
資料がなくても茶葉さえあればできる試飲の時間です

正式名称《The First Estate Assam》
125g/1890円
英語は不得意なんで意味は辞書引くしかないですが
ナンバーワンクラスの、とか、最高級…的な感じですかね
それともエステートは茶園の敷地的意味なんですかね
そうすると「最初のアッサムの征服された土地」みたいな

ですから缶が(特に蓋が)高級な缶です
缶の中には茶葉は内袋に入っている…開けてみよう
おお、久しぶりのCTCではないふつうの撚りのアッサム茶葉
しかもゴールデンチップだらけではないですか
(画像でわかりますかねぇ)
香りを嗅ぐと
強い新鮮な芳香
アッサム特有の癖のある香り
つまり赤紫蘇に似た香りがする

見た目と香りは合格です

では淹れてみよう
缶には
・3~4分浸出
・2 Tea Spoons
・24時間 飲めます
・4 in Strength
とそれぞれ書いてある
最後の4 in Strengthは不明
Full bodyってことですかね?

缶の記述通りに淹れてみる
濃い
まさにBlack Tea
香りが良い
甘く濃厚な紫蘇香がする良い茶葉だ

まずストレートで一口

甘い!
濃厚かつ、まったりした甘さがある
ちょうど良い渋みは刺激が少ないのでストレートでもいけます
茶葉が新鮮なので輪郭がはっきりしている
紫蘇の味までする(笑)
ああ、おいしいなこれは
正統的なアッサムだね

ではお楽しみのミルクで

あっと
ミルクを入れると香りが引き立つ
良いアッサム特有の現象
渋さとクセが中和されてすべてコクに変わる
やはりミルクティとして完成されている
セイロンやジャワのミルクティではなかなかたどり着けない
良いアッサムだ
それは認めよう
100g/1500円なんだから当たり前と言えば当たり前だが

久しぶりにこんなの飲んだから評価が甘くなってるかもですが
とりあえず喫茶ジゼルさんではいつも萩原のアッサムを飲んでいるので
そんなに鈍ってはいないと思うのですが…
ちなみに萩原のアッサムは100g/1350円でやはりふつうのリーフ(CTCじゃない)
やはり微妙にこれよりおいしいと思うんですがね
このクラスのを飲み比べてみないとコストパフォーマンスを語れない
誕生日のプレゼントのコスパを語らんでも良くはないか?
ちなみにヒギンスのアッサム(リーフ)は100g/1600円(実際は125g/1995円)
ランク的にはここと戦ってみるか?
ううむ…戦とは資金がかかるのう
ハロッズのNo.30にしておくか…
ここと萩原のアッサムがたぶん良い勝負で…

あっ…ダメだっ!
そんなカードは口先だけでおわらせるんだっ


やはり良い茶葉は目の毒ならぬ口の毒
自分の毒舌だけで十分なんですが…


最後にイギリス本国の東インド会社HP
http://www.theeastindiacompanyfinefood.com/

オンラインショップを見てたら
Boston Tea Party Teaというブレンドが!
飲んでみてぇ~
5.5ポンド/100g=745.59円
やはりイギリスに住もう←お茶が安ければ狂牛病で死んでも構わないらしい?