ANANDA・Cafe

独善的偏向偏執的毒舌紅茶&カフェのブログ 真実は香り高く甘くそして…渋い 良い紅茶のようにね

ルピシアの福袋(梅・クラシック)をゲットし損ね、なぜかネプチューンを買って帰る…そして自前福袋の出現

2012年01月18日 | 紅茶・フレーバー
計画はこうだった

昨年12月末でNirvana・cafeは“ルピシアおたより会員”の期間切れとなった
お便り会員とは、ルピシアの店舗または通信販売にて、1回3,000円以上の購入で
おたより会員として登録される
翌月より1年間、ルピシアだよりを無料でお届け
加えて「毎月2種類のお茶サンプル」が付く←ここ大事

2010年の11月、結婚の内祝いでルピシア商品を3000円以上購入したNirvana・cafeは
この二度と無い機会を逃してはならぬと会員登録
以来1年間ルピシアの送ってくる毎月2種類のサンプルをお楽しみの一つとしていた
そしてその期間が2011年12月静かに終わろうとしていた

まあ…いいんですけどね
そのために3000円以上購入するのはバカバカしいです

ですが奥さん!
ちょうどこの時期
福袋の時期じゃありませんかっ!

1度紅茶好きの例のバビロニアを持ってきてくれたIさんに勧められ
何年か前に5000円のルピシア福袋を購入したことがある
その時は(いつものとおり微妙に記憶が曖昧だが)クラシックとフレーバーが混成してるのだったような
月日の経つのは早いです
指折り数えてみたら5~6年前じゃないですか

で、結論はというと
ズバリ「お買い得」なのだこれ
薦める人がいるだけのことはある
冷凍庫がお茶でいっぱいになっちゃったけどね
700gはあっただろう
50gのパッケージが14~15個はあった
人にあげたりしても、半年以上もった気がする
内容も大変良かった
あれでラバーズリープにハマったし
普段自分がチョイスしないラインを試せる
値段の2倍以上入ってるし
ダージリンが多すぎるきらいはあるが
それは贅沢なわがままってやつですな

で今年の1月4日に3000円の福袋を買うべく
再びおたより会員復活をかけて神戸大丸のルピシアを襲撃した
狙いはもちろん《梅・クラシック》である
3000円の福袋は50g×10パック=500g
これでも半年弱は持つし、夏までに完飲できる
あのレベルのお茶が100g/600円なんだからコスパとしては優秀すぎる

だが強襲したもののすでに4日には梅・クラシックのみ撃破されていた
つまり「完売」
クラシック以外買うつもりもなく完敗である
orz

つまりなんだ
今の私には、100g/600円のコストでも贅沢なのか?
これは神の啓示なのかアイリーン?(←アイリーンてだれだ)
私にはまだ残された道があるのか?

というわけで(どんなわけだ)悔し紛れに
前から欲しかったネプチューンを50g買った
これはその件の福袋に以前入っていて「美味いなー」と思っていたフレーバーティー
ルピシアのフレーバーティーの中でも人気のある紅茶らしい
しばらく忘れていたが、例のルピシア便りのサンプルティー(確か12月)に入っていたのを飲んで思い出した
値段は50g・550円
100g/1100円レベルのお茶である

これが茶葉である


リンクを見て頂いてもルピシアのこの説明では風味がよくわからない
だいたいマリーゴールドの花の香りは見た目きれいだが、あまり良い匂いではない
“はちみつに漬け込んだフルーツが豊かに香る”とあるが
フルーツって…またそんな大つかみな…
なに系のフルーツかくらい書いてくれよ

ということで
ルピシアが書かないなら俺が言ってやる

それは「ロッテのブルーベリーガム」の香りだっ!
つまりこれはベリー系のフレーバーティーなのだっ!

…うーん
なんて身も蓋もないレビューだ
いや、身も蓋もなくブルーベリーガムなんだもん
仕方ないじゃん

敢えて言うと、淹れる前の茶葉のフレーバーがまったくもってブルーベリーガム
これが淹れたあと微妙に変わる
たしかに蜂蜜のまったりした甘さに
マリーゴールドのスパイシーさが加わる
味に反映しない程度のわずかな酸味のある香り
あまり酸味のあるフレーバーティーはお好きではないので
この刺激のない味付けは舌に優しい

刺激がないのが良いね
茶葉も渋みのない茶葉を使っている
なんの茶葉かな…
そういうのも書いてくれないのかね
たぶんセイロンかジャワか…わかりませんが
ここんとこしばらくこればっかり飲んでいる
ブルーベリーガムは決して悪態じゃないんだぞ
前からブルーベリーガムの香りは好きだったのだ
ベリー系の香りってなにか郷愁を誘うものがある
THE BODY SHOPのデューベリーという今は廃番になってしまったコロンがあったが
あれは好きだったね
アレの匂いを嗅ぐと小さい頃読んだ『ナルニア国物語』の最初の場面を思い出す(クローゼットに入ってくところ)
どこでシナプスが連携してしまったかは謎だが…


これが計画倒れの顛末である
今年はサンプルティー来ません
しかし正月早々紅茶買いまくったな
ネプチューンの前に輸入トワイニング200g買ってるしな
対決企画のおかげで片岡トワイニング90g
ネプチューン50gと同じ日にこのあと明治屋でえいこく屋のアッサム80g買ったし
そのあと旦那の親友から美味しいジャスミンティー100gもらって…

待てよ
全部足すと520gだ
値段を足すと合計2209円
これは…
もしや福袋より安いんじゃないか?
…と言ってる間にバビロニアのIさんから正月休みに洋行したロンドン土産で
ネプチューンによく似たレオニダスのフレーバーティーが畳み掛けるように送られてきたっ
これが90g!


こっ…この流れは
野生の福袋って言うべきなのか?




*お茶下さったお二人…ありがとうございます




バビロンまでは何マイル? 行って帰ってこれるけど、二度と飲めないバビロニア!byマリアージュフレール

2011年11月30日 | 紅茶・フレーバー

How many miles to Babylon

  How many miles is it to Babylon?
  Threescore miles and ten.
  Can I get there by candle-light?
  Yes, and back again!
  If your heels are nimble and light,
  You may get there by candle-light.


バビロンまではなんマイル
60プラス10マイル
ロウソクともしてゆけるかな
いってかえってこられるさ
あしがはやくてかるければ
ロウソクともしてゆけるとも

   『マザーグース』 谷川俊太郎・訳



ええっと
ご無沙汰しております
月日の経つのは早いモノでもう明日には師走という
年末です

最大瞬間風速のまさかのランキング入りで
「もう何も思い残すことはない」(←完全なフラグ)
と人生はすでに日暮れているのに
前々回の実家で紅茶難民化した記事のラストを
引っ張って終わったような気がしてなりません
(覚えてろよな)


『…というわけで難民はめでたく救助された
 さて、だがしかし
 ウエストのリーフパイのために淹れた紅茶は
 実はこれ(ハロッズNo.12)ではない
 (な…なんだと?)

 彼女の抱えてきた紙袋の中には
 この変人3人組の再会を祝うべく
 実は大変なレア物が隠されていたのである』


それでようやくタイトルに戻る

『それはマリアージュフレールの2011年フレンチサマーティ
“バビロニア”』であった

彼女は紙袋から大事そうに画像のガラスビンを取り出した

…彼女って詳しくは11月6日の記事参照

それは磨りガラスの大変上品な夏空色をしたガラスビンで
蓋も同じ磨りガラスを使っていた
フロストガラスっていうらしい
彼女は言った「自分へのご褒美なんです」
確かに彼女の仕事関係の難関を乗り越えた艱難辛苦にふさわしいご褒美である
(そういうことがあったのです…人生は苦難の連続)
「これ飲みましょう!」
将に再会の祝杯にふさわしい紅茶だ

多分私は二度と飲めないだろう紅茶である
だって1本4200円/160gなんだもん
「そりゃ私だって思いきりましたよ~」
と彼女も言う
「これをコレクションしている人もいるんですよね」
「こんなお茶があったのか…さすがマリアージュフレールだ」
私はM・Fのお茶にはなぜかあまり縁がない
多分…高いからだろう(多分じゃないって)
従ってここのお茶についてはあまり情報を入れたことがない
マルコポーロは好きで喫茶店では良く注文するが…
…あ、忘れてた。去年の8月20日の記事で《EROS》を紹介してた
(『黒執事Ⅱ第7話でドルイット子爵が紅茶の感想をスルーしたので替わりに解説する』)
知らないことは沢山あるもんだ
「これ1年に1本ずつ発売されるんです。もう13本くらいあります。
このコレクションのために専用の棚を作っている人もいますよ…見せて
貰いましたけど」
確かにこのビンはコレクションのとして成り立つ美しさだ

折角なので、虎の子のロモノーソフのポットを出す(画像の後方のポット)
池袋のマリアージュフレールでこのポット26000円してたな
実際はここだけの話…全セット80$だったんだが(←暴露話)
ロシアに行ったのは1998年
あのころはドルが下がっていたがまだ110円台だった
今の78円とは大違いだし、なんせ本国のルーブルは信用が無く
モスクワの闇市で使えなくて、ドル換金して買い物に行ったのだ

さて久々のロモノーソフにバビロニアを投入する
ザクロを含む赤いフルーツと柑橘フルーツ、
さらにオレンジピール、ベリーそして青い矢車菊
赤・黄・青がきれいな茶葉である
このビンは蓋がティーメジャーになっていて
すり切りで10gという便利な仕様である
実家の父親も飲みたいというので4人分を10gで淹れた
湯量は150ml×4
ちょうどロモノーソフのポットの最大湯量くらいである

浸出時間を長目に4分くらい取り
フルーツやピールなどもふやけた頃合いを見計らって
カップに注ぎ分ける

オレンジペコで水色は軽いオレンジ色
香りは爽やかな柑橘とベリー系
ベルガモットが隠れてるところがエディアールブレンドの要素もあるかな
マルコポーロに少々似ているがもっと軽く酸味もあり
そこがエロスぽい
サマーティーだけあって甘さがまったりしていない
酸味が強すぎるエロスはあまり好きではないが
この僅かな酸味は爽やかで好感度が高い

茶葉に何使ってるのかどこにも情報がないのが残念
大きな撚りの発酵控えめな甘い渋みの出にくい茶葉を使っていると思われる
水色の薄いところはマレーシアのハイランドに似てる
もしくは台湾系紅茶かジャワティーの感じ
フレーバーなのでわかりにくいが
フレーバーを邪魔しないように作っているのだろうから当たり前だな

アイスにしたらもっととろっとしていて
ベリーとベルガモットで甘く香るんだろうな…

などとその時は何も思わず
みんなでウェストのリーフパイをおかずに
「うまーい!良い香りだー!」と騒いでいたのだった


…と、バビロンまで40と5日前の記憶を思い出しながら書いてる
ちなみにバビロンとは『バビリム Bab-ilim』が語源で
“神の門”を表す言葉である
現在のイラクである、メソポタミアの南部をバビロニアと言った
一方旧約聖書創世記ではバベルと表記され
バベルの塔の伝承にて混乱(バラル)を語源とすると伝える

このサマーティーのシリーズは《旅》がテーマとなっているらしい
ナイルやサハラ、モロッコ、メソポタミアなどいかにもフランス人が行きそうな旅だ
アルチュール・ランボーも砂漠の商人となった
フランス人をいつも魅了するオリエンタリズムである
イラクのバクダットと例のサマワの間にバビロンは位置している
神の門はいまや本当にバベルの塔となっている
名前とは恐ろしいものだ

だがフランスの武器商人なら行くだろうな
ミラージュ…とか、エグゾゼ…とか紅茶の名前にすればいいのに

硝煙フレーバー・ティー
スモーキーとかいわれるんだ






*BGM:偉大なるフランスの作曲家ベルリオーズ
『幻想交響曲』第1楽章「夢、情熱」
(ただしアヘン服毒自殺者の狂気の夢)


























ランキング番外編 カナダ 100%Pure Maple Tea 誰かお土産にください

2010年09月11日 | 紅茶・フレーバー
ニルヴァーナ・カフェです
カナダ旅行に行ったらぜひ
お土産に買ってきてください
リプ○ンのメープルティで吐きそうになり
もう一度美味しいメープルティがどんな味だったか
思い出さねばばならんとです


ならんとです…


しばし思い出したように
youtubeでヒロシの出ていた笑点を鑑賞する
(結局エンタの神様も続けざまに見る…この間30分)


ニルヴァーナ・カフェです
この前ロイヤルホストのドリンクバーで
ロイホオリジナルのメープルティを飲んだとです
まったく期待しなかったにもかかわらず
それなりに飲めてしまいました

(もしやホストつながりですか奥さん)


こんなことでは記事にもならん!
一行でオチをつけるヒロシの腕…

『イカを飲み込むタイミングがわかりません!』

なかなか出来ない芸当だね
人気が下り坂になってからの自虐ネタのクオリティが半端ない
むしろ鋭さを増したといえよう
落ち目になって更に面白さが増す
自虐の勝利だな
なんというパラドックス!
かくありたいものだ


え~諦めて
メープルティ
Jakeman'sのが美味しいです

ロイホのメープルティは
キャニスター入りの三角バッグのほうね
香料が素直で
案外美味しかったのでご紹介

メープルとは関係ないが
ロイホのアイスティ
パラダイストロピカルティーも案外いける
グァバの香りが特徴的
UCCだったんだ


しかし
ファミレスのドリンクバーのリプトン占有率の高さはどうだ

迷惑だ




熱中症にはスイカの皮 だがスイカフレーバーの紅茶ってどうよmade in ドイツ

2010年08月20日 | 紅茶・フレーバー
暑い

あんまり長いと…飽きるぞ

というニルヴァーナ・カフェは
多少熱中症気味

熱中症の解消には

スイカの白いところ

が実に良く効く
頭痛も吐き気もすぐ治る
これは漢方の先生が教えてくれた
中国4000年の秘儀である
赤いところは美味しいが効かない

ちなみにメロンも効く
夏にスイカやメロンが食べたくなるのは
こういうことなんだろう

熱中症のスイカの効率的な摂り方は
スイカ6分の1カットの赤いところは美味しく頂き
白いところを緑の皮がついたままざく切りして
1ℓの水から20分煮る
途中沸騰したら弱火にする

出来上がったら実をこして
3分の1ぐらいずつ分けて1日3回飲む
お試しあれ

なにしろ今年は熱中症の死亡者が激増している
「熱中症の搬送3万人突破 死者132人、最悪ペース」 
というのは、共同通信のニュースより(8/17)



前によく行っていた自家焙煎珈琲豆屋で
そこの紅茶はF&Mのダージリンだったので
紅茶:珈琲=4:1の割合でオーダーしていたが
ある日そこのマスターから
「知り合いからドイツ土産でもらったフレーバーティが
あまりにも香料がキツイのであげるから飲んでくれ~」
と言われ
二箱ゲットして帰った

ひとつはストロベリー
そしてもうひとつは

…ウォーターメロン

スイカである

スイカのハーブティとかでは決してない
スイカフレーバー…

ただ、箱の英語の部分を苦労して読むと
ドライ・スイカの破片がブレンドしてあるようだ
変な律儀さがドイツ人らしい…
って言ってる場合じゃないよ
このウィズユー・スイカソーダのような強烈な香料
どうにかならないか?

とはいえ
飲んでみる
ティーバッグがやけに大きい
2~3人分に違いない
きっとドイツではガラスのティポットにでも入れて
どばーとワンパックで一気に作るに違いない
…これを3杯飲めと
ひー

味は悪くないが
香りがきついなー
きっとアイスティにでもすればいいんだろうが
ガムシロ入れて甘くして夏に

アイスティは飲まないんだってば

パーティとかで
ある意味“ネタ”的に
スイカの角切りとこれでゼリー作ってフルーツポンチ
夏季限定紅茶だな

などと考えながら
友人にいやがらせで出してやるかぁ?
とか思いつくニルヴァーナ・カフェであった


ちなみにストロベリーにも
ドライ・ストロベリーの破片がブレンドされていた
こちらはイチゴポッキー並みのニセいちごフレーバー
破片を入れる意味がわからん!!