ANANDA・Cafe

独善的偏向偏執的毒舌紅茶&カフェのブログ 真実は香り高く甘くそして…渋い 良い紅茶のようにね

ルピシア・キャメロン・ハイランド 引き続き阪急英国フェア紅茶試飲中!

2011年10月14日 | 紅茶・その他
以前ティーバッグ研究室で話題になった
マレーシアの赤い彗星ことBOHティー

はるか昔に飲んだシングルガーデンを
また飲みたいなあ…とか言ってたら
なんとルピシアから
敢えてBOHではないキャメロン・ハイランドが
9月のダイレクトメールの特集になっていた

あ~買っちまうかもよ~!
なんて夏を越した大量の茶葉の中に埋もれながら
うわごとをのたまっていたら

なんということでしょう
(ちゃらら~らら~ららら~)
なんと花鑢さんたら
英国フェアで買ってるじゃないですか!

そして涙の詰め合わせセットには
そのキャメロンハイランドが…

まさかこんな都合よく飲めるとは!
ありがたいプレゼントに感動しつつ
少し寝かせて万を辞して昨日頂いた


いま実は帰省中の新幹線の中である

祖母の法事で久々の東京である
神戸から東京の実家まで4時間半
紅茶のレビューを書くにはちょうど良い長さだ
詳細はBOHのキャメロニアン・ゴールドの記事を参照下され
その代わりリンクの整備やら直しは帰ってからだけど

《CAMERON HIGHLANDS, FOP》

キャメロンハイランド産の紅茶のうち2%しかつくられない
貴重なフルリーフティー
透明感ある上品な風味が魅力
50g袋入\800円(サイトのコピペ)
(最近ケータイ機種変したらコピペ機能が付いた!
感動的だ)

これのBOPを買おうと思っていたのだ
50g・650円だし
だが太っ腹な花鑢さんはなんとフルリーフを購入
(あまりに太っ腹なので今のところダイエット中)


さて、今回は二人分をポットで淹れた
撚りの大きいFOPがなかなか迫力がある
ティースプーン山盛り2杯
ガサッとしてますから山盛りです
それを300mlで浸出致しました
待つこと4分

注いだとたんに香りがふわっと来る。
おおお来たー
これは良いではないかっ
ちょっと興奮する

ジャワティーの少し草っぽい雰囲気に
ヌワラエリアとダージリンを軽くして
絶妙にブレンドしたこの香り
以前飲んだシングルガーデンとは全く違うものだとわかる
水色は明るいオレンジ色
ハイランドティー特有のライトな色である

わくわくしながら一口頂く

これは…『倹』の茶だ
味はまろやかな烏龍茶寄りのジャワティに似た味で
青茶と紅茶の間の感じ
渋みのほとんどないクリアなテイストだが
香りも味も柔らかく甘い

何に似てるかな
キャメロニアンゴールドとはかなり違う
クセの一切ない東方美人?

似たものはあるが
ジャワを含む東南アジア紅茶としか言い様のない
そんな独特な風味があると分かる

飲み終わっても口の中がずっと甘い

それは『淡い』という言葉が似合う
これがマレーシア紅茶の風味の
上質で繊細なレベルなのかな
よい意味での曖昧な境界線
激しく自己主張しないその感じは
なんとなく日本の緑茶に似ている
きっと食べ物を邪魔しないに違いない

だんだんとマレーシア&ジャワ紅茶の
スタンダードが分かってくる
色んなレベルのものを飲むのは大事だとわかる
それらのレベルを貫いて変わらない特色というのがある
日本で手にはいるのは前にも書いたが
BOH
トップバリューのジャワブレンド
大塚のジャワティーストレート(←味だけは微かに片鱗がある)

繰り返し飲んでいるうちにプロファイルが出来てくる
今回のキャメロンハイランドで
何かのエッセンスを見た気になる

しかしこれは上級者向き紅茶だねぇ
この淡さをめでるには
いづれにしても中国茶の道を通らねばなるまい

まあ…どのみち中国茶の道を一度は通らねば
茶を味わうことを知る…ということにはなるまい

なっ…エドワード君?

茶葉のクオリティが生かされない最悪の事態・最近あった2件…もったいない!オレに淹れさせろ! 

2010年10月08日 | 紅茶・その他
そんな話はどんな業界であろうとも
昔から枚挙にいとまがない
従って紅茶商品においても
『ウバ茶19%以上使用』とか
ハイグロウンティーだとか
キャンディ使用とか
フェアトレード認証とか
有機栽培紅茶とか


そういう表記は美味い・マズイとは
一切関係がない(太字)

つまりそれは
東スポの見出しと同レベルであるというだけで
「だまされて買ったバカが悪い」
のだ

東スポは騙されるためにあるのはもう衆知のことである
騙されるために買うのだ
パロディ・ニュース紙として
今度から
液体紅茶商品にも東スポ並み扱いをよろしく

むむ?
そんなん誰も期待してないって?
あれは紅茶ではなく
紅茶風飲料であると
確かに…おお!
パロディ紅茶か…(感心する)
いやむしろそれは紅茶パロディだ
失礼いたしました
そんなウイットの利いたユニリーバの営業戦略部門のごとき商戦が
紙パック&ペットボトル業界で繰り広げられているのだなあ
「またまたご冗談を~」的なモンブランティー
紅茶ブログにあるまじき誤爆
以後気をつけますよー


《1件目・誤爆》
写真のペットボトルは
フェアトレード認証ディンブラ茶葉100%
○△ビバレッジのストレートティー
なんとストラスペイ茶園産単一茶園もののペット紅茶だと?
コンビニに置いてあって
珍しかったので相棒と試飲…




あはは~なんじゃこりゃ
薄過ぎて紅茶の味がしなーい
これは茶葉が適量の半分…いやそれ以下orz

ま…そんなもんです
500mlかぁ
ステキに迷惑な量だねぇ
甘い茶色の水を500は飲めんぞゴルァァァ!
TEEJのストラスペイ茶園ディンブラ飲ませろー
いや!そのティーポットに触るんじゃない

オレに淹れさせろ!


《2件目・伏兵》
~渡る世間は罠ばかり~
敢えて店名は伏せよう
(こんな影響力のカケラもないブログにも自主規制…エラい)

先日、買い物に出掛けた折りに
新しいカフェが開いているのを発見した
しかも店内で○○が見れる変わったカフェである
こういうコンセプト有りのカフェでは
大概美味い茶・コーヒーにおめにかかったためしはない
一度目はスルーした

何日かして
2度目に通り掛かったとき
店内カウンターの上に紅茶のキャニスターが並んでいるのを
歩道から偶然目にした

なんと
「ロンネフェルト」である

なにぃ~?
このロケーションでロンネの紅茶が飲めるとぉ?

マニアの意地きたなさがにじみ出る
スルーしたカフェに
後日相棒と戦いを挑みに襲撃

ロンネのベーシックなラインナップがぞろっと揃えてある
しかもポットサービス
600円
ジュンパナのダージリン
アッサム
ディンブラ
アールグレイ
フィットネスティー(ノンカフェイン)

そして我がアホ茶葉ランキング第3位の
イングリッシュブレックファスト!

久々のイングリッシュブレックファストを早速注文する
相棒はアッサムとクッキー
私はバニラアイスクリームをプラス注文
期待が高まる
さあどんな戦闘が待っているのか?

店内のかなりなスペースをさいて○○が○○してある
これがこのカフェのコンセプトである
確かに待っている間も○○を見ていると飽きない
ギャラリー・カフェや古本カフェなど
コンセプト・カフェにはいくつか行ったが
○○を○○してある店は初めてである
(この○○がわかってしまうと一発で店が特定出来てしまいますのでしつこく○○でいきます)

…待つこと30分あまり
あまりにも待って二人で眠くなってきたころ
ようやく注文のものが来た
茶葉は引き上げてあります
との言葉に若干の不安を感じつつも
ポットから紅茶をカップに注ぐ
ロンネの馥郁たる香りがカップから…

立ちのぼらねぇ
しかも水色が妙に薄い

一口味を見る

あああぁ?
これがロンネフェルトだとおおぉ?!
なんだこの薄い茶色の湯は
バカにしてんのか?
誰がペットボトル並みの薄い茶色い湯を600円出して注文するんだ?
使用している茶葉は適量の半分…いやそれ以下orz

結果業務スーパーのセイロンティー以下の味と香り
キャニスターの中身は業務スーパーセイロンじゃないのか?
ロンネの紅茶をわざわざ使っているにも関わらず
紅茶の淹れ方すらわかっていない?
この知識と実力の偏りっぷりはなぜ?
それともこの業界もこの程度ってか?
うわ~だまされた
まさかここで羊肉の看板に釣られるとはな
すげぇ戦略だ
犬の足喰わされた

というわけでストラスペイ茶園に続き
またしても巧妙な戦略に敗北を喫した
相棒は激怒
曰く、二度と行かねぇ


しかし密かに私は報復を目論んでいる
「いいか、君らが適正な量の茶葉でロンネフェルトを淹れないならこの所行をブログに店名入りで暴露してやる!さあ、そのポットをよこせ!この紅茶がどれだけ美味いかお前らに叩きこんでやる…オレに淹れさせろ!」(←だからこのブログじゃ脅迫にならないって)


紅茶ブームなんていつ来た(泣)
ああ、きっとブームとはこういうことなんだな
納得です

紅茶マニアとしては私は手ぬるい! …と余はつくづく思うのですよ  

2010年09月29日 | 紅茶・その他
▼本日のPC事情

OSが退化!
なんとWindows VistaからWindows 2000に!
免疫がヤバすぎてオンラインに出来ない!
完全に音楽の聴けるワープロと化しております

そんなこんなで
秋の夜長をなぜか芥川の最晩年作品やらシェークスピアなんぞを読み
温かい紅茶を飲みながら過ごす
『歯車』やら
『河童』
『マクベス』など

芥川は最晩年といっても35歳で自殺しちまったのだから
文体が熟してますね…とかいうこともなく
あの、遺書にもある『ぼんやりとした不安』(自殺するほどの)
は一切伝わってこない
不安な心情を材料として書いているにも関わらず、である
逆にユーモアで作られた打ち破れない壁があり
彼は意識的にも無意識的にも表現という現場においてその壁の向こうに行かなかった
行くすべもなかっただろう壁である認識もなかったのかも知れない
それによって彼の壁の内側の心の中では
その不安は内圧を増し
自殺という形で堰を切って噴出したといえるかも知れない

彼の作品はその壁を机にして書かれているように感じる

それもまた良いかと思う
夢の中に生まれ
堅くて確かなものがその壁だけだったら
…明らかに暫くはその上で暮らすね!
少なくとも彼はそれで物書きが出来た

『河童』は柄谷行人が秀逸な批評を書いているので
そちらを参照されたし←丸投げ


さて
今日のテーマは
『いかに余は紅茶マニアとして手ぬるいか』
であったが
茶葉ランキング終わってみてつくづく思う
情報量の圧倒的な少なさに自分で笑っちゃうのよね
いやはや知らないことが多過ぎる

マニアという種族は典型的にまず体力と気力がある
…偏愛の賜物だが
実際すでに私は
ここでマニアという称号を受けること自体が
あまりにも性質としてかけはなれていることを
自分で良く知っている
マニアから叱られることはあってもほめられはしまい

生来のノーブルさが仇になってることは紛れもない事実である
だってどうやってもガツガツできないしぃ
茶のかもしだす静寂と至福は
マニアという性状とは残念ながら相容れないんだよ
困ったわあぁぁ

…困ってねーじゃん
まあいいや←くたびれたらしい
何事も半端が一番だ


今後飲みたいリスト
・特にHojoの正山小種
・MABROCのハルゴラとラバーズリープ
・あと特級キーマン(飲んだことないし)
・出来ればHigginsのロシアン・キャラバン

誰か付け届けてくれないかな…
多分高くて美味しいと思うんだが


今日は友人がくれたディズニーランドのアップルティー
箱がアリスのキ印お茶会のキラキラ柄
この箱丈夫な上に、引き出しになっていて便利
ティーバッグのアルミパックがトランプのデザインに!
中身はというと
リプトン<アリス<日東
てな感じ
ちなみにアップルとセイロンの2種類入り
ディズニーランドに行っても
私のお土産に紅茶を買って来てくれる友人に
感謝~

猛暑日、あえてマサラチャイだよ人生は←なんだそりゃ

2010年08月18日 | 紅茶・その他
暑い…
立秋過ぎてこの猛暑
日が暮れても熱風が吹いてくるぜ
映画の『2012』がリアルに感じる今日この頃
皆さんいかがお過ごしか

こんな日はインド人のように
あっついマサラチャイを少し甘くして飲む

朝シャワーを浴びて
熱~いお茶でも飲めば
日中の暑いさなかでも、扇風機一台でさほど苦もなく過ごせる
まあどのみち私は冷たいものは一年中ほぼ飲まないのだが


夏に冷えた飲料を飲み
長くクーラーの聞いた部屋に居ると
あっという間に夏バテする

なぜかというと
夏に体感温度を下げるため
体は胃腸に熱を集め
体表を冷やしている

冷たいものを飲むと
胃腸の熱が皮膚表面に移動
体が火照ってくる
そしてぶわっと汗が噴出し
不快指数が一気に増大!
体感温度も上昇するため
更に冷たいものが飲みたくなる

重ねて噴出し続ける汗を冷やそうとクーラーの中へ

胃腸が冷えたところにもって
体表も冷える
そしてクーラーの冷気は下に溜まっている
サンダル履きの素足はあっという間に冷やされる
行き場のない熱は
物理法則に従って上方へ…

つまり我々人類の形態でいうところの
頭部へと熱が上昇

そして古来から言われている
《頭寒足熱》とは真逆の事態へと突入

頭はボー
胃腸は冷えて食欲はなく
汗をかきすぎたため体力が消耗し全身がだる~
クーラーと外気の熱気で自律神経は失調し
完璧な夏バテ人間が出来上がる

もうこうなると冷房なしではいられない
冷飲・冷房中毒の悪循環ループにハマる
たった3日でこうなれるのに対し
中毒から回復するには1週間かかる

彼岸過ぎて外気が冷えるまでバテバテは続く

インド人も中国人も
夏に冷たいものなど摂らない
夏バテするのを知っているからだ
もちろん一年中温かいものを飲んでいる
伝統医学の智恵がちゃんと生きている



さて
先ほど余った牛乳が傷まないうちにと
チャイをマグカップに2杯!
一人で飲む分量ではないらしい500mlの牛乳がチャイに変身を遂げた

シナモンはパウダーではなく
漢方薬局で購入した肉桂を3~4㎜大に細かく砕いたものを使用
これは、喫茶ジゼルのママさんに教えてもらった
これを100ml前後の水からまず煮出す
時間は煮立ってから5分弱火~中火で
本日はガチのインド式なので
S&Bのガラムマサラ
これには・コショウ
    ・コリアンダー
    ・クミン
    ・カルダモン
    ・カイエンペッパー
    ・シナモン
    ・クローブ
の以上7種が混合されている
カレー用に買ったヤツの残り(『カレー屋さんのかくし味』シリーズ…つまり辛め)を少々
(チャイ初心者にはこのガラムマサラはおすすめしない
ムジカのチャイ専用スパイスを使うとよい←美味しいのよ)
そこに手持ちのクローブとターメリックとカルダモンを加え
煮詰めにかかった砕いたシナモン煎液に投入

私はよく沸かした牛乳を吹きこぼすことで有名なため
最近はミルクパンでなく
「圧力鍋」でチャイを作ることにしている
これはチャイの作成時にはいろいろ便利で
スパイスの抽出も時間短縮
そして風味も濃厚に
パッキンで密閉できるので香気が飛ばないのも良い

さて
圧力鍋のふたを開け
スパイスを煎じた中にチャイ用にブレンドした茶葉を投入する

以前は
スパイスと茶葉を一緒に煮出すレシピを使っていたが
試行錯誤の結果
煎じたスパイス液の火を止めた瞬間に茶葉を投入して鍋のふたをし
3分蒸らす方法に落ち着いた
当然茶葉が十分開く煎液の量
…今回はだいたい150mlぐらい

さて茶葉のブレンドだが
基本オリジナルで作る
・アッサム 2
・セイロン 1
・ダージリン 0.5
(数字はテイースプーンに山盛の杯数)

なぜダージリンか?
というと
香りと、敢えて渋みを出す…ちょっとだけ

茶葉を投入したら
すぐにふたをして3分蒸らす
茶葉が十分開いたところで
満を持して牛乳を投入
成分無調整3.7牛乳がおすすめ
んで、再度強火で加熱!
圧力鍋なので吹きこぼれる心配なし
おもりがしゅっしゅいうのは加熱しすぎなので
ロックピンが上がって(沸騰の目安)2分くらいで火を止め
圧力鍋を水で冷やす
安全弁が落ちたら出来上がり

圧力鍋を使わないときは
牛乳が沸騰したら吹きこぼれないように弱火で2~3分煮て出来上がり


甘めで頂く
いつもは紅茶にはほとんど砂糖は入れないが
チャイは入れる


これがチャイから紅茶にはまった25年の
集大成ともいえるレシピ
スパイスに負けない茶葉の香りと味わい
加熱に負けないパンチの効いたスパイスの織り成す濃厚な風味
ぜひお試しあれ~


いつもはこれに生のショウガが入るが
今日のスパイスのブレンドはいつもとは少々違う
体調で入れるものを変える
実際入れたいものがその日によって変わる
体の要求に従うのである
それが“体の知性”というものだ
それは宇宙の叡智と呼応している
そしていずれの後にわれわれはそれらがひとつであることを理解する

キッチンは宇宙と連動しているのである

ジョージア缶入りミルクティをキミはおぼえているか?

2010年08月06日 | 紅茶・その他
いきなりグレンラガンのサブタイトルのような長い題名ですまぬ
(しかもキミって…)

知らないうちに時が思いっっきり過ぎ去っているのに
はたと気づく

特に閉店した店の話をするのに
記憶を辿っていると…
うはっ
○年前だと~?!
ってな驚愕の事実

一向に成長しない精神年齢と
ムダに取った歳のギャップが素敵だ
25年前?…まだ幼稚園にも行ってなかったですぅ
とか言ってた青二才の頃がなつかし…くもないわ
だって昔っていう感覚が無けりゃ
懐かしくも感じんだろう?

いつの間に過ぎたんだ?
時間なんてただの概念だな

アドヴァイタな私としては時空の概念を打破したいお年頃なのであった


ということで←どういうことだ
その四半世紀前の話をしよう

高校一年の夏
そう、世間にはまだ“午後の紅茶”も発売されていなかった頃だ
(おお…これで歳がバレたぜ)

缶入り液体紅茶飲料の歴史は
ポッカから始まる
缶入りの紅茶飲料は1973年(S48年)ポッカコーポレーションが
缶入りレモンティ
を初めて投入
1984年ごろから大手ドリンクメーカーが参入
しかし、ラインナップはレモンティとミルクティ
ストレートティの缶入り化は1987年の午後の紅茶の発売を待たねばならない

そんな中
1985年、コカコーラから
ジョージア ミルクティが発売になる
賢明な皆さんなら1985+25=2010となることはもうご承知のことだろう

このジョージアミルクティは
なぜかいつもホットのベンダーに入っていた
冷たい飲料とコーヒーがあまり得意ではなかった私は
ホットで飲める自販機ドリンクがこの頃は缶コーヒーばかりで
夏に近くてもホットのミルクティが飲めるコカコーラの自販機を
学校の近くでチェックしていたのである

その頃は紅茶のブームからも程遠く
私が紅茶の美味しさを知ったのは(いわばブレイク・ポイントは)
その次の年の夏ごろだった
…その話は次回にでも預けるとして

このコカコーラのミルクティは香料が少なく
茶葉の味、ミルクの濃さがあり
それなりに美味しかった
缶はジョージアのコーヒーミルク(茶色の模様が懐かしいアレ)の模様が
ワインレッドになっただけのデザイン
しかしこれはよく飲んだ

*この飲み口は後年紅茶花伝に受け継がれる
 缶入り紅茶はそんなに好きではないが
 選べといわれたら
 伊藤園のミルクティか
 大塚ジャワティ
 そしてちょっと前の紅茶花伝
 最近の紅茶花伝はロイヤルミルクティとなり
 クリームが入りこの味がダメで美味しくない…残念だ
 1.5ℓ入りのマイルドミルクティが前のものなんだろうが
 冷たいペットボトルのミルクティを1.5ℓ…飲みたくねー


そうそう
サントリーの“Tess”って覚えてる?

ムジカのネパール・ティ 《カトマンズ・フレグランス》

2010年07月07日 | 紅茶・その他
以前

仕事のクライアントさんから
「主人がネパールのトレッキングツアーでヒマラヤ登ったの」
というわけで、お土産にネパールの紅茶をもらった

もう60台前半のお歳なのに
中高年の登山家は…元気だ(我々世代よりずっと)

山に行くと確かに元気になる
山の気、というものがあるのだ
これはからだの疲れとは別のリフレッシュをもたらしてくれる


…とまあ、そんな話などもして
お土産のネパール紅茶を100gほど頂いた
趣味は話しておくものである

トレッキング先はヒマラヤの…確かカンチェンジュンガ
世界第三位の高峰(標高8,586m)。
このカンチェンジュンガを頂点として
インドのダージリン地方とネパールのイラム地方とを結ぶ三角形の下部一帯で
世界で最も良質といわれる紅茶が生みだされている…

なんて知ったのは最近のこと
お土産の紅茶は両刃の剣である
美味いか不味いかは
お土産をくれた方には申し訳ないが
「賭け」
である!

というわけで
早速試飲した
…お、おいしい!
これはダージリンよりも繊細かも
香りも味も申し分なし
美味しい台湾高山系の軽発酵茶にもにた香り
水色は薄いオレンジ
うー
やるなネパール・ティ
これは…宝くじの当たりだ


というわけで
山男の茶は絶品であった


時は移り
おとといのこと

久々に神戸ムジカにお茶を飲みに行く
家飲み用のお茶が底を尽きかけた
セイロンしかない(しかも200g400円の←不味くはない。香りがいまいち)

一緒に行ったお茶好きのつれあいが
販売コーナーで
「これ何?」
と聞いた
指差したそれが

カトマンズ・フレグランス

である


おおお~
こんなところで再会とは!
二度と会えないと思っていた山男ティではないか
さすがムジカ
でも結構このお茶のファンは多いのね

マニアの割りに情報収集力に欠けるって…どうよ自分

というわけでその日はネパール・ティとアッサムをお買い上げ
でした
久々のネパール紅茶を二人で堪能
うちのつれあいは「美味いものGPS」搭載仕様なのだった


うん
お茶はがつがつしちゃダメよね
「倹徳」なの
奥深いの
出会いなのよそれはいわば


と自らの不勉強を正当化してみるニルヴァーナ・カフェであった