いつのまにか梅雨も明けちゃった最近の神戸です。
前回も書きましたが、6月はいろいろありまして、すっかりご無沙汰しておりました。
パトラッシュに「疲れたよ」とか言いたかった6月。
替わりに旦那に「疲れたよ…眠いんだ」とか言ってました。
そういう時、うちの旦那は「寝ればいいじゃないか?」とか言います。
まあ、冬山でもないので、さすがに「寝るな! 眠ったら死ぬぞ!」なんてことは言われません。
幸せなことです。
誤算は、紅茶を買うはずの資金が、医療費に消えていってしまったことでして…
まあ、そんな業病に罹っているわけでもないのですが、季節の変わり目はアレですな。
その上、夫婦で6月末から7月8日まで風邪引いてました。
漢方とハウスのマカでなんとかフィニッシュ。小柴胡湯効いたね。
夏風邪は治りにくいっていいますが、ホントですね。
皆様もくれぐれもお気をつけ下さいませ。
さて、話は本題へ。
以前デカフェの、カフェイン除去方法についてwikiコピペ&デカフェ紅茶通販サイトの記事で怠慢なレポートをしましたが
怠慢なレポートはやはり怠慢さが災いして、そのあとガッツリ調査しなければならない破目になりました。
どんな情報も鵜呑にしたりせず、無意識にやらかす希望的観測とか妄想とかをしっかり排除して
明るいネット情報生活を満喫したいものですな。
ジクロメ問題もさることながら、
その怠慢なレポートの中でもうひとつ、気になることがあってですね、
それはなにかっていうと、この件なんですが…
『この超臨界二酸化炭素抽出法によるカフェイン除去は、風味も落ちにくく安全性が最も高い方法と言われています。』
『紅茶の味、香り、茶葉の形状にあたえる影響が少ない。』
『この超臨界二酸化炭素抽出法でカフェインを抽出した紅茶は、紅茶の香りや味が損なわれにくいのが特徴です。』
というデカフェ紅茶販売各店の謳い文句なのです。
超臨界二酸化炭素抽出法…つまりCO2メソッドって言われるアレです。
ワタクシこのCO2メソッドのデカフェ紅茶を過去4種類飲んだことがあるのですが
3つは記事にしてます。
「クスミティー・アールグレイデテイン」と
「クリッパー・オーガニックデカフェ・アッサム」
「アーマッド・アールグレイ・デカフェ」
クスミティーのデカフェはアールグレイで美味しかったです。
これが私をデカフェに開眼させたエポックなデカフェでした。
クリッパーのデカフェはCO2メソッドではお初のノン・フレーバーでした。
無漂白のティーバッグの紙にやられて、あえなくギブアップ。
そして、前回奇跡の7月復活を遂げた懸案のアーマッド。
まあ、詳しくはそれぞれ記事で書いてあるんで、よろしければお読み下さい。
実はもうひとつ、けっこうマイナーな美味しいデカフェを貰ってまして。
それはなんと《セントクリストファーガーデン》のデカフェ・アールグレイ。
「高品質のダージリンの風味を生かし、天然ベルガモットオイルで香り付けしたノンカフェインのフレーバーティー。
超臨界二酸化炭素抽出法でカフェインを除去しております。ノンカフェインとは思えない驚きのおいしさ」
いや、これは本気で美味しかった。フルリーフで繊細な風味。ばかうま。
貰い物だったので値段は不明だが、くれた人曰く「美味しいけど高くて日常には使えません!」
いや、待てよ?
美味しいのはわかるんです。
でも、美味しいCO2法デカフェって、みんなアールグレイだよな。
なぜフレーバーティーなんだろうね?ってとこですね。問題は。
前回のクロージングにも書きましたが、ノンフレーバーで紙の匂いのしないデカフェを飲んでみないことには
CO2法の真価がわからない、ということです。
クリッパーのデカフェを飲んだときの、魚港臭の裏にあるなにやら腰の抜けたアッサムがアヤシかったのは事実。
「デカフェ後もちゃんと十分な風味が残っている」というが、ほんとに残ってるのかいね。
ウィキペディアも通販サイトもいい加減な未検証なコピペ貼ってるのも多いし、
悪いけどそれを「はいそうですか」と信じるほどこっちはウブじゃねーんだよ。
というわけで、お高いCO2法のノンフレーバーのデカフェを
「どいつもこいつもコスパ悪すぎるわ!」とかいつものように罵りながら渉猟していると…
ある日三宮のイカリスーパーでそれは発見されたのです。
つーか、スーパーの紅茶しか最近買ってねぇだろ(笑)
さて、それはどこの紅茶かというとなにを隠そう《ディルマ・カフェインレスティー》でございます。
これがティーバッグ10個入りで300円くらいで売ってたんですが、お試しとしては買いやすい価格と量。
(ワタクシとしたことが売値を忘れた。ウェブショップでは367円(税込)でした)
さすがにディルマのティーバッグはふつーの紙でしょう。
初めてCO2法のデカフェ紅茶を魚港以外の場所で飲めるぜ!
というわけで、いそいそお持ち帰り。
ディルマ《Dilma》…昔から知ってるのに、どうしても食指の動かないセイロン紅茶会社。
けっこう安いし、それなりに有名だし、なぜ買わないんでしょう?
多分何回かは飲んでるはず…思い出せない(笑)
ああ、またオリジナルを飲まずに外道なデカフェ・レビューをすることになるんですかね。
すみません。
近くの業務用スーパーで安いの売ってるんで、いずれフォローします。
以前コメントにも「ディルマのレビュー希望」というありがたいお言葉も頂いたんで、
フツーのセイロン切れてるし。きっと無銘のセイロンにものすごい近いものを掴まされるに違いない。
無銘のセイロンハンター旦那カモン!
旦那「無銘じゃないから狩らない」
私「あ…そう。けっこう厳密なんだね」
旦那「オーラがないし」
私「それは知ってますって…!」
まあ、ともかく初のCO2法非魚港デカフェTBに多少浮かれ気味。
『カフェインが気になる方におすすめの紅茶です。この紅茶は環境に優しい自然な製法を使用して、
紅茶に欠かせない新鮮な茶葉特有の成分を損なうことなく、カフェインを抜いてあります。』
と、パックの裏に書いてある。
CO2を超臨界させることがどう自然なのかはこの際置いといて、
(まあ、つまりは健康に影響のあるかも知れない有機溶剤を使ってないと言いたいんでしょう)
早速試飲してみた。
パックは1個2g。
1つづつ丁寧にアルミパックに入っている。
2~3分を目安に抽出して下さい、とのこと。
熱湯150ml、3分で淹れてみた。
水色はかなり濃い目のブラウンレッド。
香りは…え…塩素…?
なんだか不穏な匂いがする。
紅茶の香りはほぼしない。
塩素…つまりキッチンハイター
夏だプールだサマーランドだ!(ええと…サマーランドの人見てるかなぁ? 招待券2枚で手を打とうか)
慌てて飲んでみた。
ええええ~っ?
紅茶の味がしねぇ。わずかな渋みに塩素の風味だけが香ばしい。
なんじゃこりゃ?
甘みもない。さっぱりとした、浄水器掛けてない夏の塩素たっぷりの水道水のお湯だ。
お湯にしては多少渋いな。どういうことだ。のどごし…良いっていうか、スルーしてくって言うか(笑)
ほうじ茶の出がらしってこんな味がしたような気がする…いや、ほうじ茶の出がらしの方が美味しい。
クリッパーですらさすがに塩素の風味はなかったぞ。
クリッパーはあの紙さえ使ってなければ、香りはまあまああったのだ。
だが、ここでCO2法共通の風味を見出してしまう。
味が無い。この独特の味の無さ…クリッパーでも味わったような…
この抜け感。何がって何もかもが抜けてる。
マジか? マジでこれはないよな。なにか間違ったのか?
賞味期限切れてるとか? いや、BEST BEFORE 2015.10/26…
誰だよ、CO2法は紅茶の香りや味が損なわれにくいのが特徴、とか言った奴は!
味と香りが抜けてんじゃねーか!
これは、どうなんだ?
ディルマが悪いのか?
それともCO2法が悪いのか?
これは、どっちも悪いような気がする。
クリッパーのほうが(紙の凶悪さを除けば)まだ香気が残っていた。
それはオーガニックで最高級のアッサムを使っていたからなのか。
だがこのディルマの茶葉には、なんとも質の良さというものを感じない。
しかし、これはないわ。
塩素の匂いって、どっから来るんだよ。
だが、しかし、待てよ?
結局、CO2のデカフェにアールグレーが多いのは、これをカバーするためじゃなかろうか。
というわけで、紅茶ストーカーと言われるほどのしつこさで有名なNirvana・cafeは
ここで、このディルマに、手持ちの天然ベルガモット精油を添加して実験を敢行した。
(食用じゃないので、良い子の皆さんは真似しない様に。または自己責任でねっ♪)
ベルガモット1滴は多すぎるので、ティーバッグににじむ程度になすりつけておく。
先ほどと同じ条件で、待つこと3分。
蓋を開けるとベルガモットの香りがふわっとしてくる。
量はヨロシイようだ。
飲んでみる…うわ…ベルガモットの下から塩素がまだ顔を出してるんですけど。
しつこいなあああ! なんでこの匂いするんだよ。
少しすると、馴染んできたのか塩素が控えめになってくる。
いいかんじと思うが、それでもふいにプールサイドでアールグレー飲んでる風味になる。
だが、全体的には、アールグレー風味にすると、水っぽさが消えて、フレーバーでヌケ感が誤魔化される。
各社この効果を狙ってるんだな。フレーバーばんざーい!だ。
アーマッドに近い。だが、アーマッドのデカフェに塩素の匂いはしないぞ。
これはこうして消費していくしか無さそうだ。
たった10Pを消費するのが苦痛になりそうなデカフェだ。クソ。
だったら麦茶飲むわ、麦茶。(←すべてを済し崩しにする暴言)
というわけで、魚港から解放された私は、プールに連行されて突き落とされるはめに。
どちらも水際だが、これをある意味「水難」とかいうのか?
塩素臭の出どころをぜひ知りたい。
CO2法ではチェンバーに茶葉を入れる前に、蒸気で蒸して茶葉を柔らかくしてからカフェインを抽出するらしい。
そのときに浄水でなく、塩素殺菌された水道水を使ったのか?
それで果たして塩素臭がこんなふうに残留するものなんだろうか?
そして、この前評判の嘘っぷりはなんなんだ。
CO2法ってこんなもんなのか?
謎は深まるばかりである。
この現象が他でも起きているかどうか、またしても検証を続けなければならないな。
塩素臭・風味の抜けっぷり、の検証てか。なんか食指が動かねー。
美味さの検証じゃねーのな。不味さの検証って、もうやだなぁ。
しかもCO2法のデカフェはコスパ悪いんだよ。
痛いな。この時期、非常に痛いぞ。
イギリス人がジクロメのデカフェを飲む理由がよくわかるぜ。
紅茶のためなら「高い、不味い、身体に良い」でなく「安い、美味い、身体に悪い」を取る!
ああ…PGのデカフェ飲みてぇ…
前回も書きましたが、6月はいろいろありまして、すっかりご無沙汰しておりました。
パトラッシュに「疲れたよ」とか言いたかった6月。
替わりに旦那に「疲れたよ…眠いんだ」とか言ってました。
そういう時、うちの旦那は「寝ればいいじゃないか?」とか言います。
まあ、冬山でもないので、さすがに「寝るな! 眠ったら死ぬぞ!」なんてことは言われません。
幸せなことです。
誤算は、紅茶を買うはずの資金が、医療費に消えていってしまったことでして…
まあ、そんな業病に罹っているわけでもないのですが、季節の変わり目はアレですな。
その上、夫婦で6月末から7月8日まで風邪引いてました。
漢方とハウスのマカでなんとかフィニッシュ。小柴胡湯効いたね。
夏風邪は治りにくいっていいますが、ホントですね。
皆様もくれぐれもお気をつけ下さいませ。
さて、話は本題へ。
以前デカフェの、カフェイン除去方法についてwikiコピペ&デカフェ紅茶通販サイトの記事で怠慢なレポートをしましたが
怠慢なレポートはやはり怠慢さが災いして、そのあとガッツリ調査しなければならない破目になりました。
どんな情報も鵜呑にしたりせず、無意識にやらかす希望的観測とか妄想とかをしっかり排除して
明るいネット情報生活を満喫したいものですな。
ジクロメ問題もさることながら、
その怠慢なレポートの中でもうひとつ、気になることがあってですね、
それはなにかっていうと、この件なんですが…
『この超臨界二酸化炭素抽出法によるカフェイン除去は、風味も落ちにくく安全性が最も高い方法と言われています。』
『紅茶の味、香り、茶葉の形状にあたえる影響が少ない。』
『この超臨界二酸化炭素抽出法でカフェインを抽出した紅茶は、紅茶の香りや味が損なわれにくいのが特徴です。』
というデカフェ紅茶販売各店の謳い文句なのです。
超臨界二酸化炭素抽出法…つまりCO2メソッドって言われるアレです。
ワタクシこのCO2メソッドのデカフェ紅茶を過去4種類飲んだことがあるのですが
3つは記事にしてます。
「クスミティー・アールグレイデテイン」と
「クリッパー・オーガニックデカフェ・アッサム」
「アーマッド・アールグレイ・デカフェ」
クスミティーのデカフェはアールグレイで美味しかったです。
これが私をデカフェに開眼させたエポックなデカフェでした。
クリッパーのデカフェはCO2メソッドではお初のノン・フレーバーでした。
無漂白のティーバッグの紙にやられて、あえなくギブアップ。
そして、前回奇跡の7月復活を遂げた懸案のアーマッド。
まあ、詳しくはそれぞれ記事で書いてあるんで、よろしければお読み下さい。
実はもうひとつ、けっこうマイナーな美味しいデカフェを貰ってまして。
それはなんと《セントクリストファーガーデン》のデカフェ・アールグレイ。
「高品質のダージリンの風味を生かし、天然ベルガモットオイルで香り付けしたノンカフェインのフレーバーティー。
超臨界二酸化炭素抽出法でカフェインを除去しております。ノンカフェインとは思えない驚きのおいしさ」
いや、これは本気で美味しかった。フルリーフで繊細な風味。ばかうま。
貰い物だったので値段は不明だが、くれた人曰く「美味しいけど高くて日常には使えません!」
いや、待てよ?
美味しいのはわかるんです。
でも、美味しいCO2法デカフェって、みんなアールグレイだよな。
なぜフレーバーティーなんだろうね?ってとこですね。問題は。
前回のクロージングにも書きましたが、ノンフレーバーで紙の匂いのしないデカフェを飲んでみないことには
CO2法の真価がわからない、ということです。
クリッパーのデカフェを飲んだときの、魚港臭の裏にあるなにやら腰の抜けたアッサムがアヤシかったのは事実。
「デカフェ後もちゃんと十分な風味が残っている」というが、ほんとに残ってるのかいね。
ウィキペディアも通販サイトもいい加減な未検証なコピペ貼ってるのも多いし、
悪いけどそれを「はいそうですか」と信じるほどこっちはウブじゃねーんだよ。
というわけで、お高いCO2法のノンフレーバーのデカフェを
「どいつもこいつもコスパ悪すぎるわ!」とかいつものように罵りながら渉猟していると…
ある日三宮のイカリスーパーでそれは発見されたのです。
つーか、スーパーの紅茶しか最近買ってねぇだろ(笑)
さて、それはどこの紅茶かというとなにを隠そう《ディルマ・カフェインレスティー》でございます。
これがティーバッグ10個入りで300円くらいで売ってたんですが、お試しとしては買いやすい価格と量。
(ワタクシとしたことが売値を忘れた。ウェブショップでは367円(税込)でした)
さすがにディルマのティーバッグはふつーの紙でしょう。
初めてCO2法のデカフェ紅茶を魚港以外の場所で飲めるぜ!
というわけで、いそいそお持ち帰り。
ディルマ《Dilma》…昔から知ってるのに、どうしても食指の動かないセイロン紅茶会社。
けっこう安いし、それなりに有名だし、なぜ買わないんでしょう?
多分何回かは飲んでるはず…思い出せない(笑)
ああ、またオリジナルを飲まずに外道なデカフェ・レビューをすることになるんですかね。
すみません。
近くの業務用スーパーで安いの売ってるんで、いずれフォローします。
以前コメントにも「ディルマのレビュー希望」というありがたいお言葉も頂いたんで、
フツーのセイロン切れてるし。きっと無銘のセイロンにものすごい近いものを掴まされるに違いない。
無銘のセイロンハンター旦那カモン!
旦那「無銘じゃないから狩らない」
私「あ…そう。けっこう厳密なんだね」
旦那「オーラがないし」
私「それは知ってますって…!」
まあ、ともかく初のCO2法非魚港デカフェTBに多少浮かれ気味。
『カフェインが気になる方におすすめの紅茶です。この紅茶は環境に優しい自然な製法を使用して、
紅茶に欠かせない新鮮な茶葉特有の成分を損なうことなく、カフェインを抜いてあります。』
と、パックの裏に書いてある。
CO2を超臨界させることがどう自然なのかはこの際置いといて、
(まあ、つまりは健康に影響のあるかも知れない有機溶剤を使ってないと言いたいんでしょう)
早速試飲してみた。
パックは1個2g。
1つづつ丁寧にアルミパックに入っている。
2~3分を目安に抽出して下さい、とのこと。
熱湯150ml、3分で淹れてみた。
水色はかなり濃い目のブラウンレッド。
香りは…え…塩素…?
なんだか不穏な匂いがする。
紅茶の香りはほぼしない。
塩素…つまりキッチンハイター
夏だプールだサマーランドだ!(ええと…サマーランドの人見てるかなぁ? 招待券2枚で手を打とうか)
慌てて飲んでみた。
ええええ~っ?
紅茶の味がしねぇ。わずかな渋みに塩素の風味だけが香ばしい。
なんじゃこりゃ?
甘みもない。さっぱりとした、浄水器掛けてない夏の塩素たっぷりの水道水のお湯だ。
お湯にしては多少渋いな。どういうことだ。のどごし…良いっていうか、スルーしてくって言うか(笑)
ほうじ茶の出がらしってこんな味がしたような気がする…いや、ほうじ茶の出がらしの方が美味しい。
クリッパーですらさすがに塩素の風味はなかったぞ。
クリッパーはあの紙さえ使ってなければ、香りはまあまああったのだ。
だが、ここでCO2法共通の風味を見出してしまう。
味が無い。この独特の味の無さ…クリッパーでも味わったような…
この抜け感。何がって何もかもが抜けてる。
マジか? マジでこれはないよな。なにか間違ったのか?
賞味期限切れてるとか? いや、BEST BEFORE 2015.10/26…
誰だよ、CO2法は紅茶の香りや味が損なわれにくいのが特徴、とか言った奴は!
味と香りが抜けてんじゃねーか!
これは、どうなんだ?
ディルマが悪いのか?
それともCO2法が悪いのか?
これは、どっちも悪いような気がする。
クリッパーのほうが(紙の凶悪さを除けば)まだ香気が残っていた。
それはオーガニックで最高級のアッサムを使っていたからなのか。
だがこのディルマの茶葉には、なんとも質の良さというものを感じない。
しかし、これはないわ。
塩素の匂いって、どっから来るんだよ。
だが、しかし、待てよ?
結局、CO2のデカフェにアールグレーが多いのは、これをカバーするためじゃなかろうか。
というわけで、紅茶ストーカーと言われるほどのしつこさで有名なNirvana・cafeは
ここで、このディルマに、手持ちの天然ベルガモット精油を添加して実験を敢行した。
(食用じゃないので、良い子の皆さんは真似しない様に。または自己責任でねっ♪)
ベルガモット1滴は多すぎるので、ティーバッグににじむ程度になすりつけておく。
先ほどと同じ条件で、待つこと3分。
蓋を開けるとベルガモットの香りがふわっとしてくる。
量はヨロシイようだ。
飲んでみる…うわ…ベルガモットの下から塩素がまだ顔を出してるんですけど。
しつこいなあああ! なんでこの匂いするんだよ。
少しすると、馴染んできたのか塩素が控えめになってくる。
いいかんじと思うが、それでもふいにプールサイドでアールグレー飲んでる風味になる。
だが、全体的には、アールグレー風味にすると、水っぽさが消えて、フレーバーでヌケ感が誤魔化される。
各社この効果を狙ってるんだな。フレーバーばんざーい!だ。
アーマッドに近い。だが、アーマッドのデカフェに塩素の匂いはしないぞ。
これはこうして消費していくしか無さそうだ。
たった10Pを消費するのが苦痛になりそうなデカフェだ。クソ。
だったら麦茶飲むわ、麦茶。(←すべてを済し崩しにする暴言)
というわけで、魚港から解放された私は、プールに連行されて突き落とされるはめに。
どちらも水際だが、これをある意味「水難」とかいうのか?
塩素臭の出どころをぜひ知りたい。
CO2法ではチェンバーに茶葉を入れる前に、蒸気で蒸して茶葉を柔らかくしてからカフェインを抽出するらしい。
そのときに浄水でなく、塩素殺菌された水道水を使ったのか?
それで果たして塩素臭がこんなふうに残留するものなんだろうか?
そして、この前評判の嘘っぷりはなんなんだ。
CO2法ってこんなもんなのか?
謎は深まるばかりである。
この現象が他でも起きているかどうか、またしても検証を続けなければならないな。
塩素臭・風味の抜けっぷり、の検証てか。なんか食指が動かねー。
美味さの検証じゃねーのな。不味さの検証って、もうやだなぁ。
しかもCO2法のデカフェはコスパ悪いんだよ。
痛いな。この時期、非常に痛いぞ。
イギリス人がジクロメのデカフェを飲む理由がよくわかるぜ。
紅茶のためなら「高い、不味い、身体に良い」でなく「安い、美味い、身体に悪い」を取る!
ああ…PGのデカフェ飲みてぇ…