行く春や
鳥啼き魚の目は泪 芭蕉
とうとう桜は散りかけ
葉桜の季節です
遠くの山は所々に白い雲のような山桜
下界の花は散り行きますが
山は今や満開でしょうな…
桜と言えばソメイヨシノが今日の主流です
花時に葉は出ない
ですが山桜は花と葉が同時に出ます
色は白に近い
こちらのものがいにしえに《花》と言えば《桜》を指す
と言われていたのです
桜は葉の香りがまた良くて
漬け物になり道明寺に貼り付いてます
道明寺はいいからあれだけ食べたいと
子供心によく思いましたね
敷島の大和こころを人とはば
朝日に匂う山桜花
本居宣長の有名な歌ですが
「この先右折致します~」
って感じと
「分かるわそのビョーキ」
という感じが
私の中で同居しているのを確認致します
一方こちらは
しき島の大和心のなんとかの
うろんな事を又さくら花
おお…吾が同胞上田秋成先生のかかと落とし
宿敵宣長に痛い一発
将にそれはうろんなのよ
先生!胸キュンです
嗚呼幻想の大和心…
だがそのうろんこそが
空虚を埋めようとする熱病なのだよ諸君
エロスにすら似たそれは
我々のある部分を捉えて離さない
そう…もう認めるしかないのです
この抑圧されたナショナリズムを…!
愛と幻想のナショナリズム!(←完全にパクリかよ)
まぁそんなこんなで
…なんでこんな話になったんだ?とお嘆きの皆様に
葉桜の季節にはこれが飲みたくなる
ティーブティックの数少ない傑作
(いつも通り素直に失礼だなあ)
《スイートサクラティー・紅茶ティーバッグ》
2g×10P価格420円
なのでございます
他にも緑茶だったり
桜花の塩漬けのだったりあるんですが
私はこの紅茶バージョンが好きで
それはなぜかというと
この桜紅茶(緑茶もですが)
桜花エキスと共に
桜葉がブレンドされているのです
チェリーフレーバーという紅茶も多い中
この風味はなかなか他にない
ただし
夏にも秋にも冬にも飲みたくない紅茶
桜も八分咲きではまだ臨場感に欠ける
やはりこれは「葉桜」の季節だから良いのです
桜の花は強烈な香りではない
しかし葉の香りも芳しいところが桜が好きなわけなのである
この紅茶はその雰囲気を奇跡的に再現している
ベースがインドネシア紅茶(ジャワティー)というところも良い
風味が邪魔しないし味がしっかりしている
紅茶として美味しいかどうか?
という命題をクリアしていなければ
ただの色物でしかない…
と言いたいところなのだが
それはすべてのフレーバーティーの難関である
なにしろ「不味い・古い紅茶をいかに誤魔化して飲むか」
というのがフレーバーティーのそもそもの出発点なのである
だからフレーバーティーのベースの茶葉について
どうこう言うのは間違っていると言えばその通りなのである
茶葉が美味しいフレーバーティー
それは当たり
というしかないでしょう
まぁそこでこのスイートサクラティーは当たりなのだ
10袋は完全アルミパック
この量が良い
葉桜の時期などすぐに終わる
満開の桜が散り始める4月の半ば頃
(その年の気温で前後するが)から
八重桜が終わるゴールデンウィークの前までの2~3週間
その間に10パックを飲むのである
25も入ってたら迷惑だ
ほんのりと後口に塩味がするのは
葉っぱのせいだろうか
日本緑茶センターたまにはやるじゃん
という私の手離しの評価である!
この箱書きを心して読んでくれたまえ
『世界で初めて日本の花“さくら”を上質な紅茶とブレンドした
全く新しいフレーバーティーです。折りにふれたおもてなしに
最適な純日本の味と香りです。』
HPによると毛利さんがエンデバーに乗り込むときに
このお茶を持って行ったとのこと
乗組員みんなで飲んだんでしょうか
宇宙と桜はあまり違和感ない不思議(笑)
なぜか桜花とFIFAワールドカップだけは
私の僅かなナショナリズムが疼くのです
最後も歌で
願わくは花の下にて春死なむ
そのきさらぎの望月のころ 西行
この歌はうろんな幻想も
アイロニーも超えるのです
この世という幻想からもおさらば!
桜花のように潔く…ってね
鳥啼き魚の目は泪 芭蕉
とうとう桜は散りかけ
葉桜の季節です
遠くの山は所々に白い雲のような山桜
下界の花は散り行きますが
山は今や満開でしょうな…
桜と言えばソメイヨシノが今日の主流です
花時に葉は出ない
ですが山桜は花と葉が同時に出ます
色は白に近い
こちらのものがいにしえに《花》と言えば《桜》を指す
と言われていたのです
桜は葉の香りがまた良くて
漬け物になり道明寺に貼り付いてます
道明寺はいいからあれだけ食べたいと
子供心によく思いましたね
敷島の大和こころを人とはば
朝日に匂う山桜花
本居宣長の有名な歌ですが
「この先右折致します~」
って感じと
「分かるわそのビョーキ」
という感じが
私の中で同居しているのを確認致します
一方こちらは
しき島の大和心のなんとかの
うろんな事を又さくら花
おお…吾が同胞上田秋成先生のかかと落とし
宿敵宣長に痛い一発
将にそれはうろんなのよ
先生!胸キュンです
嗚呼幻想の大和心…
だがそのうろんこそが
空虚を埋めようとする熱病なのだよ諸君
エロスにすら似たそれは
我々のある部分を捉えて離さない
そう…もう認めるしかないのです
この抑圧されたナショナリズムを…!
愛と幻想のナショナリズム!(←完全にパクリかよ)
まぁそんなこんなで
…なんでこんな話になったんだ?とお嘆きの皆様に
葉桜の季節にはこれが飲みたくなる
ティーブティックの数少ない傑作
(いつも通り素直に失礼だなあ)
《スイートサクラティー・紅茶ティーバッグ》
2g×10P価格420円
なのでございます
他にも緑茶だったり
桜花の塩漬けのだったりあるんですが
私はこの紅茶バージョンが好きで
それはなぜかというと
この桜紅茶(緑茶もですが)
桜花エキスと共に
桜葉がブレンドされているのです
チェリーフレーバーという紅茶も多い中
この風味はなかなか他にない
ただし
夏にも秋にも冬にも飲みたくない紅茶
桜も八分咲きではまだ臨場感に欠ける
やはりこれは「葉桜」の季節だから良いのです
桜の花は強烈な香りではない
しかし葉の香りも芳しいところが桜が好きなわけなのである
この紅茶はその雰囲気を奇跡的に再現している
ベースがインドネシア紅茶(ジャワティー)というところも良い
風味が邪魔しないし味がしっかりしている
紅茶として美味しいかどうか?
という命題をクリアしていなければ
ただの色物でしかない…
と言いたいところなのだが
それはすべてのフレーバーティーの難関である
なにしろ「不味い・古い紅茶をいかに誤魔化して飲むか」
というのがフレーバーティーのそもそもの出発点なのである
だからフレーバーティーのベースの茶葉について
どうこう言うのは間違っていると言えばその通りなのである
茶葉が美味しいフレーバーティー
それは当たり
というしかないでしょう
まぁそこでこのスイートサクラティーは当たりなのだ
10袋は完全アルミパック
この量が良い
葉桜の時期などすぐに終わる
満開の桜が散り始める4月の半ば頃
(その年の気温で前後するが)から
八重桜が終わるゴールデンウィークの前までの2~3週間
その間に10パックを飲むのである
25も入ってたら迷惑だ
ほんのりと後口に塩味がするのは
葉っぱのせいだろうか
日本緑茶センターたまにはやるじゃん
という私の手離しの評価である!
この箱書きを心して読んでくれたまえ
『世界で初めて日本の花“さくら”を上質な紅茶とブレンドした
全く新しいフレーバーティーです。折りにふれたおもてなしに
最適な純日本の味と香りです。』
HPによると毛利さんがエンデバーに乗り込むときに
このお茶を持って行ったとのこと
乗組員みんなで飲んだんでしょうか
宇宙と桜はあまり違和感ない不思議(笑)
なぜか桜花とFIFAワールドカップだけは
私の僅かなナショナリズムが疼くのです
最後も歌で
願わくは花の下にて春死なむ
そのきさらぎの望月のころ 西行
この歌はうろんな幻想も
アイロニーも超えるのです
この世という幻想からもおさらば!
桜花のように潔く…ってね